
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
<敬語の指針>27ページにも記されていますが、「おいでいただく」は、「お(ご)……いただく」という謙譲語一般形の一つです。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/so …
「おいで」の部分は「相手が来る」という動作なので尊敬語ですが、それを「いただく」のは「私がもらう」動作なので補助動詞「いただく」という謙譲語が使われている。
「あなたが来る」という動作を「私がもらう」という構図なわけですが、「おいで」は、あくまで「いただく」に係る修飾語と言うことができます。
つまり、「おいでいただく」という文の意味を決定づけているのは「おいで」ではなく「いただく」であるため、全体としては謙譲表現になる。
「お越しいただく」も同様で、誤用ではありません。
今回のご質問とはあまり関係ありませんが、二重敬語についても少し触れておきます。
二重敬語の定義は、「一つの語について,同じ種類の敬語を二重に使ったもの」で、「おいでになられる」など、通常、適切ではないとされます。(<敬語の指針>30ページ)
ただ、特に厳密なものではなく、【習慣として定着している二重敬語】というものも案外多い。
「おいでくださる」「お越しくださる」などの場合も、尊敬語+尊敬語で二重敬語の形になるのですが、習慣として定着している、と判断することができる、ということでしょう。
また、接続助詞「て」で接続されるところの、「お読みになっていらっしゃる」などは【敬語連結】と呼ばれ、「二重敬語だから好ましくない」という評価の対象外となっています。
接続助詞「て」の前後で二つの動作(読む+いる)があり、それぞれに対する別の敬語である、と判断できるからなのでしょう。
No.6
- 回答日時:
すでに、何人ものご回答がでていて、お分かりになったと思いますが、少し余分なことを付け加えます。
古語においては、謙譲語・尊敬語を同一文で重ねて用いることは普通に行われました。
例 「奏し給ふ」 「奏す」は帝にものを申し上げるの意味の謙譲語、「給ふ」はその動作をした人物への(第三者=筆者からの)尊敬語、というようにしばしば使われましたが、(この場合、謙譲語が先、尊敬語が後)現代語ではそれほど頻度は高くありません。
この場合は同一の人物に敬意を表すために使われていて(その点では古語と異なります)正確には、「おいでになってくださる」「おいでになっていただく」「お越しになってくださる」「お越しになっていただく」「ご覧になってくださる」「ご覧になっていただく」なのでしょうが、さすがにくどく感じるらしく、「なって」を省略するのが普通のようです。
おっしゃるように、「ご覧くださる」のように「尊敬語」を重ねることは問題なくて、「尊敬語+謙譲語」のほうが気にはなります。ふと思ったのですが、外にこんな例「尊敬語+謙譲語」とい形はあるんですかね。
それはともかく、「ご覧+くださる」はどちらも相手の動作への尊敬語あり、これは問題なく、「ご覧+いただく」の場合は、「ご覧」が相手の動作への「尊敬語」で「いただく」は自分の動作の謙譲語(=相手への敬意)だから、つじつまが合うのですね。もし、「いただく」が相手の動作の謙譲語だったら、矛盾この上ないことになります。
No.5
- 回答日時:
日本語の、広い意味での"敬語"には、
1.尊敬語
2.謙譲語
のほかに、
3.丁寧語
もあるのではないですか。
ご質問のケースの「・・いただく」は丁寧語だと思います。
1つの言葉「おいでいただく」の中に尊敬語と丁寧語が混ざっても違和感を持ちません。
No.2
- 回答日時:
非常に鋭い疑問だと思いますが、問題はありません。
「おいでいただく」は「来てもらう」の「来て」と「もらう」の両方を敬語にした形です。
「おいでくださる」は「来てくれる」の「来て」と「くれる」の両方を敬語にした形です。
どちらもフツーに使われます。
詳しくは下記をご参照ください。疑問があれば、「お礼」の形でお書きください。
よくある誤用39──定番の質問。「〜くださり」「〜くださいまして」と「〜いただき」の違い
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n141470
よくある誤用34──敬語編4 二重敬語
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133372
よくある誤用35──敬語編5 二重敬語〈2〉
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133591
No.1
- 回答日時:
「お~いただく」は謙譲語、「お~くださる」尊敬語です。
内容によって変わるのではないでしょうか?
自分が頼む場合「お出でいただく」
相手が自主的にする場合「お出でくださる」
になるのではないでしょうか?
「お~くださる」は自分がお願いして、相手が自主的にしてくれたときに、感謝の意味を込めて「お~してくださり、ありがとうございます」という使い方もできます。
また、無理を言って嫌々してくれたなら、「お~していただき、ありがとうございます」の方がしっくりくるかもしれません。
単に丁寧な言い方なら「お~なる」も良いと思います。「先生は外へお出でになりましたよ。」などです。
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