【大喜利】【投稿~10/21(月)】買ったばかりの自転車を分解してひと言

GDE(国内総支出)=C(消費)+I(投資)+G(政府支出)+X(輸出)-M(輸入)
ということが参考書に書いてありました。
しかし、とある問題で、
Y(国民所得)=C(消費)+I(投資)+G(政府支出)+X(輸出)-M(輸入)
と書いてありました。

上記のことから考えると、GDE(国内総支出)=Y(国民所得)ということになると思うのですが、なぜ国内総支出と国民所得がイコールなのでしょうか。国民所得はすべて支出に充てられるということでしょうか。

A 回答 (2件)

「国民」概念と「国内」概念の違いは、前者は後者に「海外からの要素所得マイナス海外への要素所得」を付け加えたもの、ということです。

国民所得(NI)と国民総生産GNP(国民総支出GNE)との違いは、前者が後者から資本減耗と「間接税マイナス補助金」とを差し引いたもの、したがって、
NI = GDPー資本減耗+(海外からの要素所得ー海外への要素所得)ー(間接税ー補助金)
  = NDP + (海外からの要素所得ー海外への要素所得)ー(間接税ー補助金)
ただし、NDPは国内純生産で、GDPから資本減耗(減価償却費)を差し引いた値です。GDP,NDP,GNP,NNP(国民純生産)はいずれも市場価格で評価されているのにたいし、NIは「国民」概念でかつ要素表示なので、海外からの純要素所得を付け加え、さらに、(間接税ー補助金)を差し引く必要があるのです。したがって、
C+I+G+X-Mを厳密内意味で国民所得を表す式と解釈するためには、Iは純投資(資本減耗を除いた投資)、X-Mを経常海外余剰と解釈し、さらにその式に(間接税ー補助金)を付け加える必要があります。
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この回答へのお礼

gootarohanakoさん、詳しいご回答をありがとうございます。
C+I+G+X-Mは厳密に言えば国民所得ではないんですね。
しかし、計算上は国民所得として解釈して良いということで、なんとか理解できた気がします。
重ね重ねの質問にわざわざご回答くださり、本当にありがとうございました。

お礼日時:2016/03/22 21:10

GDPの、いわゆる「三面等価」の原則です。

あなたのマクロの参考書にも書いてあると思いますが、以下を参照してみてください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%9D%A2 …
また
http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/mac …
も参考になります。
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この回答へのお礼

gootarohanakoさん、はじめまして。ご回答ありがとうございます。
参照していただいたサイトと、自分の持っている教科書を見て、三面等価の原則について復習してみました。
三面等価の原則とは、GDPを生産面からみた場合と、分配面から見た場合と、支出面から見た場合ですべてがイコールで繋がるという考え方ですよね。つまり、
生産面のGDP=分配面のGDP=支出面のGDP
言い換えると、
GDP(国内総生産)=GDI(国内総所得)=GDE(国内総支出)
ということですよね。
そしてY(国民所得)という概念が新たに登場するわけですが、
Y(国民所得)=GDE(国内総支出)ということは、
Y(国民所得)=GDP(国内総生産)=GDI(国内総所得)=GDE(国内総支出)
ということになると思います。
つまりY(国民所得)と言われれば、それはGDPのことでありGDIのことでありGDEのことである、という理解でよろしいでしょうか?
重ね重ねの質問になりますが、ご回答頂けると助かります。

お礼日時:2016/03/20 15:19

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