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純輸出は、収入であり、支出ではありませんよね。消費支出、政府支出、投資支出になぜ純輸出を加えてGDPを算定するのかわかりません。

A 回答 (4件)

No2ですが、追記です。


・輸出あるいは輸出から輸入を差し引いた純輸出は「収入」であるという言い方はやめたほうがよい。国内の生産者にとっては、自分たちが生産した財・サービスは国内で販売しようと、海外で販売しようと、「収入」なのだから。海外への輸出をとくに「収入」と呼んで区別する必要はない。
・GDPとは前に書いたように国内で一定期間に生産されたすべての財・サービスの価値をいうが、それらの財・サービスへ支出された額に等しく
GDP=C+I+G+X-M
となる(国民所得統計の支出アプローチという)。ここで、C=(国内の)消費支出、I=投資支出、G=政府支出、X=輸出、M=輸入を表す。C,I,G, Xには国内で生産された財・サービスだけではなく、海外から輸入された財・サービスも含まれる。私たちの消費Cには、No1であげたように、アメリカから輸入された牛肉、中国で製造された衣料品等の輸入品もたくさん含まれているし、企業の購入する機械(企業の投資支出)にも外国製のものがたくさんある。国内で生産された財・サービスに対しては国内の消費者・企業あるいは政府が支出しているだけでなく、海外の消費者・企業・政府も支出(購入)している。国内と海外からの支出合計C+I+G+Xから輸入Mを差し引いてC+I+G+XーMとしているのはC+I+G+Xに含まれている海外から輸入額を差し引いて「国内で生産された財・サービス」への支出額を求めるためです。
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純輸出は、輸出から輸入を差し引いたものであり、その値は収入として計上されます。

一方で、GDP(国内総生産)は、ある国内で生産されたすべての商品やサービスの総額を表す指標です。GDPを算定する際には、消費支出、政府支出、投資支出に加えて、純輸出を加えることで、国内で生産されたものの総額を算出するためです。

たとえば、ある国内で、100円の価値がある商品を生産し、それを海外に輸出すると、100円の収入が得られます。しかし、その商品を生産するためには、輸入した原材料や部品が必要であり、そのコストが50円だったとします。この場合、純輸出は50円になります。つまり、この商品を生産するために、国内で50円の価値が生み出されたことになります。そのため、GDPを算定する際には、この50円の生産額を加える必要があるのです。

純輸出を加えることによって、ある国の生産活動全体を考慮した経済活動の総額を算出することができます。また、GDPは国内で生産されたものの総額を表すため、輸入品を含まない純国内生産(GNP)よりも、より国内経済の実態を反映する指標となります。
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GDPとは、一国の国内で一定期間に生産されたすべての財・サービスの価値です。

3面等価の原則というのは知っていますか?GDPは生産面で測っても、支出面で測っても、分配面で測っても等しいという原則です。
支出面からのアプローチを考えましょう。国内で生産された財・サービスにたいしては国内からの支出と外国からの支出がある。輸出とは外国からの支出です。たとえば、観光客が海外からやってきて日本国内で生産された財・サービスを消費すれば、「輸出」に計上されます。日本で生産された乗用車がアメリカで買われれば、もちろんアメリカへの輸出(アメリカ国民の日本国内で生産された財への支出)です。では、なぜ輸入は差し引かれているか?国内で支出された財には海外で生産された財が含まれている(たとえばあなたがスーパーで買った肉はアメリカからの輸入品かもしれない)のでそれらを差し引くためです。あくまでも国内で生産された財・サービスへの支出額がGDPにカウントされるからです。
よって
GDP=C+I+G+X-M
となるのです。X-Mを純輸出といいますが、MはC+I+G(そしてX)に含まれている輸入部分(外国で生産された財への支出部分)を差し引くためにあると考えたほうが良いかもしれない。
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GDPは、国内で生産されたすべての最終的な財とサービスの市場価値の合計です。

これは、国内の消費者、企業、政府、そして外国からの需要によって決定されます。純輸出は、国内で生産された財やサービスが外国へ輸出された金額から、外国から輸入された財やサービスの金額を差し引いたものです。

純輸出は、外国からの需要によって生じる収入であり、国内で生産された財やサービスの市場価値を増加させます。純輸出をGDPに加えることで、国内で生産された財やサービスが国内だけでなく、海外でも需要があることを示しています。

また、純輸出がGDPに含まれることで、外国との貿易によって国内の経済に影響を与えることがわかります。貿易収支の黒字や赤字は、国内の経済に対する外部環境の変化を表しているため、純輸出をGDPに含めることで、国内の経済状況をより正確に把握することができます。

したがって、純輸出は国内で生産された財やサービスの市場価値を増加させることから、GDPの算定に加えられます。
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