塩野七生の捉えるリーダーシップ

塩野七生さんはリーダーに求められる資質として知性、説得力、肉体上の耐久性、自己制御の能力、持続する意思を紹介しカエサルはこの全てを備えていたとおっしゃってるんですが、同じく大帝国の皇帝である劉邦は知性、説得力があるとはあまり思えませんでした。塩野さんが描くリーダーシップある人物は脚色された物語の人物にすぎないのでしょうか。

No.2 回答者： uen_sap 回答日時： 2016/07/08 10:13

どうしようもない質問です。

塩野さんはリーダーとしての資質を上げているだけで、それがないとリーダーになれないと言っているわけではない。
それぞれの資質を均等に十分持っている、ということは奇跡的なことで、むしろ例えば説得力が際立つとか、自己制御能力に優れているとか、持つ資質には強弱があります・・・・これはリーダーに限らずすべての人に。
劉邦の場合もそうですが、知性とか説得力が不足だったのでしょうが、それを張良、しょう荷等が補っていました。

No.3 回答者： ペンシル 回答日時： 2016/07/10 18:49

大帝国が大英雄から始まるとは限りませんし、

劉邦の場合は、部下に優秀な人間がなぜかいて、支えてくれるという人間関係に関する偉大さが・・・

というか、よく考えたら、劉邦もカエサルほど目立たないけど、この５条件を持ってるような気がします。

知性があってもそれを見せない。庶民の常識知性。兄貴分知性。ＩＱよりＥＱというやつですか。
説得力は、なんだかんだ言って最終的に味方の多さがそれを証明。敵失でも説得力は説得力。
肉体の耐久力はあっちこっち遠征してバテてないのでクリア。
自己制御の能力は、優秀な部下に対して俺が俺が主張をしないとこ。天才な部下ってすさまじく生意気。我慢。
持続する意思は、項羽に負け続けてもあきらめないところ。勝つまで待とうホトトギス。

どうでしょうか？