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日銀が当座預金の金利をマイナスにすると、どうして国債の金利もマイナスになるのですか?
今までなぁんとなくわかったつもりでいたのですが、冷静に考えると、どうしてなのか、論理的につながりません。
どなたか論理的にご説明できる方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。

なお、以前にも同じ質問をしたのですが、誰一人お答えして頂けませんでした。
新聞・テレビなどの報道では「マイナス金利の影響で長期国債もマイナス金利になり云々」などと当たり前のように解説しているので、正直、この程度の質問には多くの方が簡単に答えてくださるものと思っておりました。
でも、実は、私が質問していることって、誰にも答えられないほど難しいことなのでしょうか??
私としては、すごく素朴に質問しただけなのですが、どなたにもお答えいただけないので、すっごく不思議な気分です。。。。!

どうかお詳しい方、よろしくお願いいたします!!

A 回答 (4件)

異次元緩和によって国債が日銀に調整されている状態は


少なからず、影響しているでしょうね。
日銀の買い取りにより、需要が調整されている
だから、キャッシュが必要になれば、国債も
市場で売れるので、損失リスクが少ない状態と
言えるでしょう。

皮肉にも景気回復が国債相場のリスクになっています。
景気回復の兆しは国債価格の下落が目安になると思います。

しかしここまで手を尽くしているのに動きませんね。
東京オリンピックも景気の火付け役にはならない
ようですし、悩ましいことです。
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この回答へのお礼

二度にもわたるご回答をいただき、本当にありがとうございます。
おかげで大変よく理解することができました。
心より感謝しております。
ベストアンサーに選ばせていただきます!

お礼日時:2016/09/21 14:38

国債の利回りについて理解されていない


と納得できないと思います。

基本的に債券とは借用証書みたいなもの
です。
その証書には10年後に100円返すって
書いてあるわけです。
発行価格が90円なら、大よそ年利
1%の利子がついて100円で償還
されるといったのが普通の状況です。

これがマイナス金利となったら、
110円で買うことになるのです。
110円で買って100円で償還される
というわけです。
それが、国債のマイナス金利の状態
です。

国債がマイナス金利になった
というのは、国債の価格が額面より
高いということなのです。

例えば、先週の国債利回り
https://www.bloomberg.co.jp/markets/rates-bonds/ …
日本国債 10年 利回り
利率 価格  利回り
0.10 101.45  -0.05%

101.45円でも買われているのです。

もっと極端な例では
10年債先物で152円です。
100円しか返ってこないのに…
http://n225cme.com/jgb.html

なぜ人気なのか?
これは様々な金融商品や通貨との
金利差によるのです。

例えば、
日銀の当座預金のマイナス金利より
国債の方がまし、余剰資金は国債に
ストックしておいた方がよい。
国債市場で損失なく売り抜ける可能性
もある。
リスクの少ないストックはとりあえず
ここしかない。

さらに、
海外からの投資用の調達資金は円を
借りて株や外国通貨への投資が
金利差から圧倒的に有利だが、
利益を確定したり、リスクオフを
図るには円に戻すことになる。
その場合も日本国債市場への投資
が安全で有利である。

といった理由から、日本国債は買われて
いるということです。

また日銀の調整下にあることも安定的な
投資先として高値を維持している理由です。

国債がマイナス金利になったというのは、
国債の買取価格が額面より高い、つまり
需要があるということなのです。

その需要も日銀がある程度調整している
という状態ではあるのですが。

いかがでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございます。
ご丁寧に大変わかりやすく書いていただき、本当に感謝しております。

なお、お書き頂いたことを私の言葉でまとめてみました。
厚かましいお願いで恐縮ですが、このまとめが正しいかどうか、チェックしていただけますでしょうか?

「日銀の当座預金にお金を置いておいてもマイナス0.1%の金利が付く。だったら日銀当座預金においておくのは損。だれかにお金を貸して運用しよう。でも、借り手が見つからない。ならば国債を買おう。でも、みんなが同じことを考えたから、国債の人気が出過ぎて国債までマイナス金利になっちゃったよ。でも、マイナス金利だけど、異次元の量的緩和をやってる日銀が高値で買い取ってくれるから損はしないだろう。だからマイナス金利でも国債を買うことに決めた!」
こうやって銀行がみんな同じことを考えたので、国債の金利もどんどん下がっていきました。

と、こんな感じの解釈でよろしかったでしょうか?

ただ、もしもこれが正しいとした場合、一つ疑問が生じてきます。
その疑問とは、以下の通りです。

「日銀がマイナス金利を導入しても、異次元の量的緩和を行っていなかったとしたら…それは日銀が国債を高値で買ってくれないことになるので、マイナス金利を導入しても国債の金利はマイナスまでは下がらなかったかもしれない…仮に下がったとしても、日銀が決めたマイナス金利(例えば0.1%)以下には下がらなかったであろう。。。。」

と、私は思ったのですが、これは正しい考えだと思われますか?もし間違っているようでしたら、どこが間違っているのかご指摘願えますでしょうか?

図々しお願いをして申し訳ありません。
再度のご回答をいただけましたら幸いですので、どうかよろしくお願いいたします。

お礼日時:2016/09/20 15:30

長期国債の利回りは需要と供給の市場原理で決まります。



人気があれば利回りは下がります。長期国債利回りが下がり続ける中で、日銀が当座預金の金利をマイナスにしたあと、長期国債の金利がマイナスになったのは、その時点で、人気があった、購入が得であったと判断されたからと想像できます。

なぜかは、日銀に国債を転売すれば得になったからと想像できます。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF02H0V_S6A3 …

また、必ずしも、日銀が当座預金の金利をマイナスするなど、金融緩和促進の行動をしたからといって、長期国債の金利がマイナスになるわけではありません。すなわち、「必ずしも連動しない」ということ。

実例として、最近2-3ヶ月は長期金利は上昇し、ゼロ付近まで達する状態です。
また、黒田総裁が新任されたころ、長期国債の金利が上がったことがあります。黒田さんはそのころかなり困っていましたが、以後順調に金利は下がっていきました。

http://www.bb.jbts.co.jp/marketdata/marketdata01 …
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございます。
なるほど、マイナス金利を導入した後、運用先に困った金融機関が国債を買って日銀に転売しようとみんな同じことを考えたために、国債が人気になって、その結果利回りが低下したということですね。
しかし、必ずしもマイナス金利の導入=国債金利の低下というわけではない、と。
貼って頂いたリンクも、とてもわかりやすかったです。
ご親切にご回答いただき、ありがとうございました。

お礼日時:2016/09/20 15:43

過去に、公定歩合が下がってきたときに。

国債の金利は上がってゆきました?
また、公定歩合が上がっていったときに、国債の金利は下がってゆきました?
基本的に連動していましたね。
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