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イタリアの国債の金利が上がって暴落していると新聞に出ていました。

債券と言う物は金利があがるといけないそうで、上がると良いような感じ

がするのですが、意味がわかりません。

何故なのか教えて下さい。

宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

>上がると良いような感じがする



「上がると良い」と感じるのは預金の利息が増えるイメージがあるからではないでしょうか?

銀行にお金を預けている側にすれば「金利が上がる」=「お金がより多く増える」ので良いことで間違いないです。

しかし、お金を預かった銀行側の立場になって考えてみてください。
「金利が上がる」ということは「支払うお金が増える」=「お金がより多く減っていく」ということになります。

もっとシンプルに、お金を借りる人にとっては「金利が低い」=「良いこと」、「金利が高い」=「悪いこと」となります。

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「国債」は「個人向け国債」などもあるので、一般の人にとっては「利殖のための金融商品」なので金利が高いほうが「良いこと」です。

しかし、発行する「国」にとっては国債はいわば「借金証書」です。
一定期間ごとに「金利の支払い」をして満期が来たら全額返済しなければなりません。

ですから大抵の場合は返済に当てるお金を確保するために、借金の借り換えをします。
つまり、新たに国債を発行して「買ってもらう」ことで返済を乗り切るわけです。

借り換えすれば借金は減りませんので金利の支払いもずっと続いていきます。ですから、国にとっては「金利は低ければ低いほうが良い」ということになります。

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さて、やっとイタリアですが、いきなり全額借金の返済をするようなお金はありませんから当然国債の満期が来れば借り換えをします。

しかし、「イタリアもギリシャのようになるのでは?」という不安を持つ人が増えてきてしまったので、高い金利の支払いを約束しないと「イタリア国債を買おう」という人が現れなくなりつつあります。

イタリアの先行きを心配する人がさらに増えると、さらに金利を高くしないと買ってくれる人が見つからなくなります。

高い金利は支払いが大変ですから高くするにしても限度があります。

「なんとか金利の支払いを続けていけるのは7%が限度」と言われているのですが、イタリアの国債がついに7%を超えてしまったので「マズイ!」「ヤバイ!」となっているというわけです。

ちなみにギリシャは2年満期の国債の金利(利回り)が100%を超えました。

※インフレとの絡みや、国債価格と金利の関係は割愛しました。
※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。

この回答への補足

詳しい解説を頂き大変有難う御座いました。

補足日時:2011/11/10 21:34
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要するに 国債とは国が借りる借金です



「そのうち国が破綻して返してもらえる見込みがなくなる」 とみんなが思うので 結果として表面金利が上がります
となると 誰もその国債を買いませんので 結果として資金に行き詰ります。
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質問番号:246569
が出ていますので、ご参照ください。

教えて!gooの場合のURL
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/246569.html

「割引債」という、金利の見え方に理由が有るようで、
かなり回答が絞られていながら、少し難しいです。
「売れないんだから、プレミアを付ける」でもなく、
「プレミアとは買えない人がいるから付くもの」でもなく。
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