プロが教えるわが家の防犯対策術!

小学3年生の娘が今年四月に自閉スペクトラム症と診断されました。

元々幼稚園の頃から毎朝登校しぶりを続けており、小学2年生の三学期まで騙し騙し登校を続けていました。
毎朝、母と離れるときに泣いて暴れていましたが、登校してしまえば問題なくクラスの中心になるような子です。幼稚園の頃も、朝だけ赤ちゃんみたいだけどそれ以外は立派なお姉ちゃんだねと言われていました。

小学校に入り、登校時の行き渋り以外に、授業中にイライラしてノートを破ってしまうとか、不安感が強く先生の隣で授業を受ける事があると言われました。
その時は先生に「心配しないでくださいね」と言われていたのですが、1年生の終わりにスクールカウンセラーの利用を勧められました。
2年生になり、カウンセリングを利用したい旨を担任に伝えると、「この程度の事で利用する必要はないと思います」と言われ、保留となりました。

その後二学期の後半になり、スクールカウンセラーの方から「教室を見て回っていた時にかなり気になる行動があったので検査を受けませんか」と言われ、WISC検査を受けることになりました。
結果は下位検査にかなりのばらつきがあるので学校でも家庭でも本人の特性を理解して接してくださいとの事でした。


それから数ヵ月。
ある日突然、娘が大爆発を起こしました。
「今までずっと我慢してきたけどもう我慢しない!もう学校行かない!」
そう言って学校へ行けなくなってしまいました。

幼稚園はほぼ毎日、無理矢理連れていって先生に無理矢理引き離されて登園していました。
小学校に入ってからも、たびたび泣いても無理に登校させたり、先生に迎えに来てもらったりという事をしていました。
それでも幼稚園に比べれば自分の意思で元気に登校する日が多く安堵していました。
それが限界になったのだと思います。


爆発してから数日はさすがに学校へ行けるような状態ではなく、その後少しずつ学校のグラウンドまで行ってみるとか、保健室まで行ってみるとか、そういった事から始めました。
同時に、色々な先生や相談施設などを利用するうちに小児科への相談も勧められ、そこで自閉症であると診断されました。
幼い頃から癇癪を起こしやすいとか、感覚過敏とかもあった為です。
色々調べてみて、当てはまらない事も多いのに自閉症?と半信半疑ではありました。でもずっと登校拒否をしている理由が判れば対処も出来るだろうという安堵感もありました。


それから数ヵ月たち、学校へは母と一緒に登校し、さらに母と一緒に保健室で遊んで過ごす、という形に落ち着きました。
みんなが授業を受けている間、ひたすら保健室でままごとを続ける生活。小三です。正直、学校へ行く意味はあるのだろうかと疑問に思いました。
母と養護教諭と本人の三人で毎日お店やさんごっこ。1年生の音読の声が聞こえてくるだけで涙がでました。


それでも3年生の一学期の間、保健室にいたお陰で少しずつ友達との輪に入れる時が増え、二学期には教室へ行ける日も増えてきました。
完全に不登校だったら友達と関わることも出来なかっただろうと思うと少しは救われます。
ですが、相変わらず母と離れる事が出来ず、授業中、母は隣の部屋で待機です。
そんな生活が続き、母親の私自身、いつまで付き添えば良いのかと、段々限界を感じています。

今本人は、学校へ行けるときと行けないときのムラが大きく、行ったり行かなかったりという生活をしています。
本人が言うには、学校へ行かなければならないという気持ちは微塵もなく、むしろ何故行かなければならないのか納得できない、だから行きたくないのだそうです。
さらに人一倍不安感が強いので、行きたくない、行くとしても母を連れていく、という状態になっています。

午後に少し学校へ連れて行き、たまたまお友だちに会ったときに、友達から「明日学校来てね」と言われると「誘われたから行く」と翌日泣きもせず行くときもあれば(母同伴ではありますが)、誰に何を言われても断固拒否の日もあります。


スクールカウンセラーには、発達障害がある人は、自分が納得できない事は断固拒否する人が多いから仕方ないと言われました。
また、児童精神科医には、想像力の欠如から常に不安感が強くなっているので、母という安心材料にすがっているのは仕方ないと言われています。


来年度は支援学級に入る予定です。学校に母以外の安心できる人が出来るようにです。
ですが、それまで毎日母同伴登校を続ける事にこちらも疲れてしまいました。
家でも基本的に母を連れ回す事が多いです。いざとなれば父でも誰でも信頼できる人なら構わないのですが、接している時間が長い分どうしても母と一緒に居ることを望み、それがかなわないと癇癪を起こしてしまいます。


学校へ行こうと誘わなければ自ら行こうとはしません。
行きたくない子供を説得して行かせている現状、自分の行動が合っているのかわかりません。
精神科医にはお母さんの対応はバッチリですと言われているのに…

行きたくない子を行かせるのだから子供も辛いし私も辛い。
知り合いやネットの話を聞くと、引きこもり時代があったお陰で社会に出られるようになったと言う人もいれば、周りが無理矢理にでも外に出してくれなかったからこんな年齢まで引きこもっているんだと言う人もいます。
多分本人の性格、特性によって、同じ対処法でも良い結果が出るか悪い結果が出るか違うのでしょう。


娘のような考え方をする場合、どんな対処が望ましいのでしょうか。
基本は主治医の意見を参考にすべきでしょうが、医師によってもカウンセラーによっても違う回答がかえってくる問題なので、沢山の対処法を聞いて、我が家にあった対処を学んでいきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

自閉症には詳しくないので、あくまでも発達障害のない私が一時不登校になったときの感想になります。



感覚過敏、というものと同じかどうか存じませんが、私も乳幼児の頃から「カンが強い」と言われていました。
周囲の音や雰囲気、様子を常にアンテナを張り巡らして把握しているような子どもだったそうです。
そんな性格ですから、自分が不登校になったとき、母が「学校に行くのが『普通』だから、不登校は『普通じゃない』からあの手この手で行かせようとするんだ」ということがよ~~~く分かりました。
私が苦しんでいるのに、この人は私のことなど何考えていないんだ、私がどうなろうが学校に行って体調を崩さずに帰ってくればそれでいいんだ、ということが分かりました。
母がイライラしていることもよく分かりました。疲れていることも。
私が原因ではありますが、ワガママだったり、母を意図的に困らせるための不登校でもないのに、受け止められるどころか八つ当たりをされている、と感じました。
何故学校に行かなければいけないのかも理解できませんでした。
当時私は、学校に行ったところで常に微妙な吐き気やめまいに襲われていて、授業中も「お腹が痛くなったらどうしよう、今の子の気持ち悪さが悪化したら」などの恐怖に耐えることしかできず、勉強など身につかないし、周りの子からも引かれて交友関係を築くこともできなかったのに。

私の場合、直接的な原因は、いじめなどではなく部活でした。
今まで全く運動ができなかったのに、運動部に入ってしまい、過度な運動による身体的ストレスと、見てて気持ちが悪いほどみっともない姿を人目にさらして周囲に引かれるという精神的ストレスで自律神経失調症となり、そのタイミングで夏になったために食事がとれなくなって悪化、というものです。
夏休みに入る直前に部活をやめましたが、原因から離れたから即もう元気でしょ!?なんてことはあり得ません。
体重がひどく減って、あばらが浮いていたほどだったので「心配した」と母は言いますが、今でも「心配だったのは私の体や心ではなく私が『普通』でなくなることだった」と思っています。
漫画が好きだったので、「お母さん、職場に漫画持ってっていい?漫画読みたいから学校休みたいんでしょ」と暴言を吐かれたこともあります。
今、大人の立場になってみれば、「普通にしなければならない」という強迫観念のある社会において自分の子どもが普通から逸脱してしまったストレスや戻そう戻そうとしてうまくいかないイライラは理解できます。
でも、理解できたからと言って許すことはできないし、自分は愛されていただなんて到底思えません。
母のイライラは余計に私のストレスになっていました。

お母さんも辛いのなら、もう無理に学校に行かなくてもいいのでは。
そのまま永遠に引きこもっているというわけではなく、来年度には適切な場所に行くことが決まっているのですよね。
それならもう、娘さんに対して「無理やり」なことは一切しない方が良いのでは。
「無理やり」なことを繰り返されていると、「お母さんがさせようとしていることは私にとって嫌なこと」「私が納得できなくてもお母さんは嫌なことを無理矢理させる」と学習してしまって(既にしていると思いますが)、支援学級も「無理やり行かされる嫌な場所」と思ってしまうような気がします。
これで回復させたいとか、生活リズムを整えなくてはとか、そういった下心なしに、外に誘ってみて行くと言えば散歩する。学校も、行くと言えば行く。
それで良くはないですか?
今既に「普通」ではないのに、学校に通うという部分的で形だけの「普通」を無理矢理繕っても何にもならない気がします。
もちろん、専門家の方がそうした方がいいというのなら根拠はあるのでしょうし、その方がいいのかもしれません。
だけど私は、当時そうしてほしかった。
体調が悪いのに誰にも理解されず、誰にも愛されないで、それどころか過酷な「普通」を強いる。
夏休みという、誰の目のはばからず休み続けられる期間がなければ、私はあのまま本格的な拒食症に陥っていたと思います。
今思い出しても苦しく、10年以上経っていまだ誰にも愛されず誰にも許されず「『普通』でなければ誰にも受け入れられない、拒絶される」と感じて、誰にも甘えずに「しっかりと」生活しているのはそこからだと思っています。
形だけの自立でも良かったのだから、私の母にとっては正解だったのでしょうけどね。
    • good
    • 9
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。辛い思いをされたようですね。
娘の場合、登校渋りと母同伴を除けば学校活動に問題なく、行ってしまえばクラス役員をしたり放課後遊びに行ったりと活発に活動している為、どうしても休んで家で暇そうにしている方が心身ともに悪くなってしまうような気がしてしまいます。

きっと「行きたくないレベル」が高い日に登校刺激を与えると不調が体にも出てきてしまい、辛くなりますよね。
逆に心身ともに行けるコンディションが整っていても、本人が登校の必要性を感じていないため惰性で「行かない」と言い張ったり…
その辺りを見ながら登校刺激を与えたり休んだりしていますが、四六時中娘に合わせる生活でこちらも疲れるし、何より自立させたいと思っています。
私も家族経営の仕事を休んで付き合っているので、出来れば一人で登校してくれないと家族に負担がかかるという焦りもあります。

将来本人が就職するにせよ手に職を付けて自分で仕事を見つけてくるにせよ、ただでさえ低いとされる対人スキルや社会性を最低限社会に出られるレベルにしたい思いもあります。
なんて、欲を出しすぎですね。

先を見通す力が弱い分、将来の精神的、経済的自立の為にまわりのサポートが必要ですと医師に言われましたが地域の発達障害に対する制度がとても遅れているそうで、何をどうしたら良いのか医師も行政も私たちも手探りなので、多くの方のお知恵や経験談を頂きたいと思いました。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2016/10/31 09:24

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!