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貨幣需要とは、具体的にどういう形でお金を持つことをいうのでしょうか。
銀行からお金を下ろして、財布に入れたりタンス預金するのは貨幣需要ですよね?

銀行にお金を預ける場合、普通預金ですぐ引き出せるなら貨幣需要で、
定期預金のような形で預けるのは貨幣需要ではない、ということになりますか?

A 回答 (1件)

貨幣とは、経済学では抽象的には取引あるいは交換の媒体として働く「モノ」と定義されていますが、古くは金銀だけでなく貝殻とか、いろいろのモノが貨幣として使われてきましたが、現代経済では交換の媒体は現金(不換紙幣)、銀行の要求払い預金等が使われており、具体的(つまり日銀の定義)には、マネーサプライとかマネーストックとして定義されるモノを指し、民間(銀行以外)の個人・企業等が保有している日銀券や硬貨(現金)と民間の個人・企業が銀行に保有している要求払い預金を指します。

したがって、「銀行からお金を下ろして、財布に入れたりタンス預金するのは貨幣需要」の増加かどうかという問題は、「銀行から下ろす」のが、当座預金あるいは普通預金から引き出すことだったら、貨幣(通貨)の一つの保有形態から別の形態に変わっただけですから、それによって貨幣需要が増加したとはいえません。 預金をどこまでを貨幣あるいは通貨の中に含めるかは、マネーストックの定義によってM1、M2、M3とあります。一番狭い意味の通貨であるM1には定期預金は含まれていませんから、あなたが現金を定期預金にいれると、貨幣需要は減少することになるでしょう。
なお、英語で貨幣はmoneyといい、moneyは具体的にはmoney=currency outside banks plus demand depositsと定義されている。ここで、curencyとは現金のことです。ややこしいのですが、日銀の通貨統計等で、貨幣といっているのは政府が発行する硬貨のことですので、混同しないでください。
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この回答へのお礼

詳しい説明をありがとうございます。よく分かりました。
日銀がマネーストックとして定義しているんですね。
勉強になりました。

お礼日時:2016/11/08 23:48

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