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多文化主義と単一文化主義のメリットとデメリットを教えてください。

A 回答 (2件)

人間は単独では非力です。


しかし、集団化、組織化した人間は神も驚く
力を持ちます。

単一文化主義なら、この組織化は容易です。
だから、単一主義社会は強力になります。

途上国が途上国なのは、この、国民の組織化
が困難だからです。
途上国は、人種、宗教、価値観などが混在し、国民と
してのまとまりがありません。
だから、組織化が難しく、途上国なのです。

このように単一主義は、社会、国家を強力にできる
というメリットがあります。

反面、少数民族などの少数派は差別されたり
不利益を受けたりしやすくなります。

多文化主義のメリット、デメリットはその
逆になります。


多文化主義で先進国も国もあります。

米国などは、当初は欧州の価値観で統一される
と予想されていました。
しかし、現実はそうなりませんでした。

次に登場したのが、人種の坩堝論でした。
多文化が融合され、どこの国とも違う米国が
誕生する。
しかし、現実はこれも否定しました。

現代では、人種、文化などがそれぞれ個性を維持
したまま共生する、という説が有力です。
これを、サラダボール論、といいます。

本当に共生することが出来るのか。
米国という国はその試金石になると思います。
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見当違いの回答になるかもしれませんが、


❶ 「メリットとデメリット」という場合は、ある視点に立っての評価を並べることが多いです。どのような視点にたって見ようとしているのかで、「メリットとデメリット」の内容も、評価の高低も変わります。
❷ 「~~主義、~~ism」という場合は、~~に関しての主張や~~に関しての主張をベースにする思考選択重要度判定を問題にしていることを示しています。
❸ 「単一文化主義(の主張、価値認定か価値否定)」と「単一文化(相対比較による文化状況の分類)」とは違います。「単一文化主義」は「アンチ巨人」のようなのと似ていて、「多文化主義」「多元文化主義」に対するアンチを良いと見たり、ダメと見たりするものです。「多文化主義」「多元文化主義」を良しとする見方があって、その見方への反動やいじけ、拒否、自尊、優越意識によって、あるいはその見方への傾倒によって、ある状況を「単一文化主義」という思考(嗜好)という観点で見るものです。

極端にロングレンジ・ワイドスパンで眺めれば、どのみち、イルカやネコの文化ではなく、人間の文化であって、数千年前から現在までそして今後も地球上で存在しているのですから、時間経過や地理的空間による多少の偏位があり、その細かな状況に揺らぎあろうが一つの文化でしかないです。
それをかなりショートレンジ、ナロースパンで眺めれば、昭和10年代と30年代、50年代、平成10年代、沖縄と秋田、東京と大阪、零細農家と自営町工場、大企業、職人と給与体系が明確な給与所得者、年収階層で、男女、老若で、文化は違い、近海物鮮魚店と酒蔵、水商売人、芸能人と公務員では大部文化が違っていて、地域によっては、その地域内に結構、まぜまぜで経済と生活が営まれています。 花崗岩や野菜サラダ、会席料理のようなもので、(消化後の糞便ではないので、渾然一体ではなく)混ざり合っているものの、細かくみれば、きっちり別れてそれぞれが固有に近い性質をそこそこに維持しています。
ミッドレンジでいえば、徳川政権が江戸に町をつくって、各地から参勤交代で出入りするもの、それを対象に職人や商家、徒弟、使用人あるいは食い詰めて江戸にでればと農家の次男三男が流れ込んで、江戸の町が形成されると、江戸の中は実は混在ですが、それでも、江戸と田舎や漁村、山村とは違う文化状況になります。アメリカやシンガポールのような状況が、江戸で17~19世紀に起きたわけです。
実は、日本でも、世界各地でも、歴史的に見れば、民族移動や流入、混淆は、絶え間を挟みながら繰り返し起きています。
日本は単一文化といいますが、列島外との移民的な人口移動はさほどではないのに、19世紀後半以降でも繰り返し文化の積極導入と文化社会習慣の大きな変動を経験しています。同じ社会文化が連綿100年間続いているのではないです。

多文化が区分を保ったまま細かく多様に混淆すると、乳幼児からの生育過程で言語習得や文化習得が困難になるほか、青年期成人期でも個人の能力上の問題などから対処不善で精神に安定を欠き社会生活が困難になるものが多数発生します。ある程度の安定した単純な文化環境であることが、ホモサピエンスの生存と活性維持には必要です。
文化が狭量で異種の存在や思考を許さないと、乳幼児からの生育過程で鋳型に嵌められるような感じで小児や児童、青年の中には、生きづらさを感じるものもある程度発生するでしょう。また技術の発展、新思想の成立も、文明の発達も阻害され、ホモサピエンスの社会的生産力は、食料も水資源もその他のものも、文化資産や社会的仕組みもレベルアップはしないでしょう。そのことは自然の変動に対しての防衛や対抗も出来ず、災害に弱いだけでなく、資源問題環境問題など人間社会が引き起こす変化にも対応できず、社会の衰退を招くでしょう。

アンチの発生と台頭というのは、人間社会での多様性や柔軟な対処の可能性があることを示すものでもあります。

《多文化主義と単一文化主義のメリットとデメリット》が、一つの視点でのみ、単純に、あるのではないです。
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