都道府県穴埋めゲーム

米国でなぜドル高になるのかが理解できません。教えてください。今、混乱してます。
私の理解はこうです。

インフラ投資するということは「物」を消費するということだから、物価高になります。
従って、期待インフレ率上昇なので長期金利上昇→ドル高となります。ここまではわかります。
例えば、期待インフレ率が5%として金利が3%ならば誰も貯金しようとは思わず、
金利は上昇を余儀なくされるからです。
ところでここで行き詰まりました。インフレということは通貨に下押し圧力が加わるので
方向としてはドル安のはず。そもそも期待インフレ率上昇がドル高という公式がおかしいので
はないかと。たぶん基本的な勘違いがあると思われます。日経をマジで読み始めて二年ぐらい
の素人です。どなたか教えてください。

A 回答 (1件)

他にも様々な要因があるため、通貨の


高い、安いは簡単には決まらないです。

他の大きな要因としては、
①他国の通貨との相対的な価値
②その国の経済動向全体からみた価値
③政治的な動向からみた価値
④それらをふまえた投資家心理
といったものが上げられるでしょう。

アメリカは先進国の中でも景気動向は
悪くありません。そのため一昨年に長く
続いた金融緩和策をやめて、利上げに
ふみきったわけです。
景気がよいから、利上げをしているわけです。
しかもその利上げペースも、年1回ペースの
緩やかなものに抑えられています。

要は、インフレにしても利上げにしても
その質が問題であり、その国の経済動向、
見通しから、通貨の価値が決まるわけです。

上記、各要因の例を挙げると、
①円やユーロはマイナス金利の状況で
 それらの通貨を放置しておけば、
 それだけで価値がさがってしまう。
 円やユーロを使ってドルを買うだけ
 で、スワップ(金利差)の恩恵がある。
 ドル買い→ドル高

②アメリカの雇用統計の結果からすると、
 アメリカの経済動向は順調である。
 雇用が順調であることは、米国での企業
 投資は有望となる。米国株の投資による
 海外からの資金流入→ドル買い→ドル高

③政治的な動向は、現在では①②とは逆要因
 です。ドル高による米国内企業の輸出力の
 低下などを取り沙汰して、他国の通貨安を
 名指しで攻撃する大統領は世界経済の
 動きを混乱させ、停滞させる要因となりえ
 ます。

④こうした動向をみて投資家がどこに
 投資するかで通貨の価値が動くことに
 なります。

 現在の傾向としては、
 米国の経済動向が順調なので、
・リスクの高い後進国への投資は控えら
 れる傾向。
・基軸通貨であるドル、調達が容易な円等
 投資資金が集中することでの通貨高
・ユーロはブレグジット等のEUに対する
 懸念材料、政情不安などから、避けられる
 傾向。
といった材料から通貨を比較すると…
ドル>円>ユーロ(欧州通貨)、資源国通貨
>後進国
といった状況がみてとれるのです。

結論として、通貨は相対的なもの
バランスってことです。

いかがでしょうか?
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