1つだけ過去を変えられるとしたら?

なぜ日銀の物価目標が2%なのか、物価が上がれば企業の生産活動が活発になるという理由以外に、外国に比べてインフレ率が日本だけ低いと円高になってしまうから、その理由は購買力平価によると、よく書かれていますが、日本の物価が低ければ輸出が進んでいいことだと思うのですが、この考えは何が間違っているのでしょう。教えてください

A 回答 (1件)

「日本の物価が低ければいい」というのは、日本円をベースに考えるからそうなってしまうだけです。



例えば、10年前に1ドル=100円だったとして、リンゴ一つ100円(=1ドル)だったとします。
その後、日本はインフレ率ゼロで、リンゴは言うまでもなく100円のまま。
ところが、アメリカではどんどんインフレ率が進み、10年後にはリンゴ一つが2ドルになったとします。

購買力平価では、この時、リンゴ一つの価値が変わらないので、10年後はリンゴ一つ100円=2ドル、と考えるわけです。
1ドル=100円が、10年後には、1ドル=50円。

これが、インフレ率の低下が円高をもたらす理屈です。
デフレ=円高も、購買力平価で考えると同じです。

もう少し直感的な言い方をすると、インフレというのは、その国の通貨の価値が落ちることですので、その通貨が安くなる、という考え方でもいいです。
つまり、インフレが進んだ国の通貨が安くなる、ですね。
デフレの場合は、通貨の価値が上がるわけです。
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この回答へのお礼

よくわかりました。ありがとうございます。

お礼日時:2018/02/17 22:18

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