dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

アメリカ軍は、当初日本軍相手に苦戦しても、ガダルカナル島奪回後1943年以降は圧倒的な物量を投入して日本軍を圧倒していき、サイパン島陥落以降の1944年後半からは本土に対する空襲が激しくなっていきましたが、もしこの時にアメリカ軍がサリンを入手し日本の都市に使用していた場合、のちの広島や長崎の原子爆弾投下並み或いはそれ以上の被害というのは生じていたのでしょうか?日本では防火訓練が行われていても、ほとんど役にたたかなかったと言われていますが、もし日本の空襲でサリンが使用されていた場合、その都市の人口というのは壊滅だったのでしょうか?

A 回答 (7件)

>原子爆弾投下並み或いはそれ以上の被害は生じたか?



規模にもよりますが、死者で原子爆弾を上回るのは困難です。
ただし、ガスによる負傷者を考慮すると、被害は上回るかもしれません。



>サリンが使用さた場合、その都市の人口というのは壊滅だったか?

前述のように、死者はそれなりに出ますが、問題はガスによる負傷者。
人数では壊滅しませんが、都市機能としては壊滅的被害になります。



化学兵器は「貧者の核兵器」と言われるくらい殺傷能力の強いものです。
第一次世界大戦で実戦に使用された時には多くの犠牲者がでました。
しかし、ガスはその特性上すぐに拡散します。
第一次世界大戦では、塹壕戦という溝にこもっての戦いだったので、
空気より重いガスがたまって非常に効果的でした。
市街戦での使用であれば、風向きを考慮して効果的な地点に
逃げ道を塞ぐように計画的に散布すれば、小さな町なら壊滅できます。
また、サリンは被害者への後遺症は非常に深刻です。
致死は少なくても、被害は大きなものになります。

日本への使用の場合、空襲による場合はガス弾の使用になります。
このため、少しずれると効果は限定的です。
サリンやマスタードガスの場合、液体で散布して揮発させます。
うまくいけば、車のタイヤや靴について拡散できますが、
基本的に空気より重くて停滞する性質にしていますので、
離れると被害は少なくできます。
もし、米軍がどこかで化学兵器を使用すると、以後は警戒され
ある程度の被害は出ますが、壊滅するほどの被害は困難です。



現実問題として、毒ガスの使用はジュネーブ議定書違反です。
よく勘違いされますが、毒ガスの製造・開発・所持は
この議定書を含め禁止されていません。
また、アメリカや日本などは署名していますが批准していません。
しかし、実戦で使用された場合、日本が使用する口実になります。
日本は、今はウサギの島で知られる大久野島などで毒ガスを
製造していました。もし、米軍が市街地に無差別攻撃をすれば、
日本が米軍への反撃で使用する口実になります。
小さな基地なら奇襲で攻撃されると防ぎきれません。
ちなみに、アメリカはイタリアで毒ガスを持ち込もうとして
貨物船が攻撃され、拡散されて大きな被害を出しました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC …
Wikiにもありますが、この時ドイツの攻撃を憂慮したアメリカは
「毒ガス使用は報復限定」と声明を出しています。
日本にも用意していたとされますが、規模は分かりません。
アメリカは毒ガスの使用は可能でも使用しませんでした。
サリンを入手しても、あくまでも報復のため限定的な地域が対象で、
都市に使用することはありません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2017/03/10 01:00

ん~


想定質問、仮定の話ではありますが、
毒ガスは第一次世界大戦で用いられ、
その結果「ジュネーブ協定」で使用
禁止になったもの。

日本は何も対策はなかったと思い
ますので、、、、、。
    • good
    • 0

これは、ダウンホール作戦といわれ、ルーズベルトが


計画していましたが、彼の死去により
実現に至りませんでした。

これが実現されていたら、数千万が犠牲になった
と言われています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A6 …

ダウンフォール作戦は次の2つの作戦から構成されている。
両作戦では、徹底的な海上封鎖を実施して資源の乏しい日本を
兵糧攻めにするとともに、
広島長崎に続く原爆投下、及び大規模な化学兵器の使用、
農地への薬剤散布によって食料生産を不可能にする事
(すなわち、NBC兵器の無差別投入や、マスタードガス、
サリン攻撃も検討されていた)。


フランクリン・ルーズベルトはオランダ出身で、「有色人種への差別が格別に強かった」と、ニューヨーク州ハイドパークの大統領私邸で会談した英国のロナルド・キャンベル公使は本国に書き送っている。キャンベルが、この会談の席上、ルーズベルトから打ち明けられたのが「劣等アジア人種」の品種改良計画だった。

「インド系、あるいはユーラシア系とアジア人種を、さらにはヨーロッパ人とアジア人種を交配させ、それによって立派な文明をこの地に生み出していく。ただ日本人は除外し、もとの島々に隔離して衰えさせる」
    • good
    • 0

最初の質問の答 可能性の話であれば、原爆以上の被害というのは有り得ます。

但し、現実には原爆の方が製造コストと殺傷人数という観点からは効率が良かった、安上がりの兵器だったのではないでしょうか

次の質問の答え 原爆相手に防火訓練は無力と想像は出来ます。都市を焼き払うのには、サリンよりは焼夷弾等、安く殺せる手段があった、少なくとも当時の科学技術水準では、効率よく人を殺せないので積極的に主に米軍はサリンを使用しなかったのでは無いでしょうか
    • good
    • 0

第一次大戦で実際に使用された化学兵器ですが、


一度使えば、報復として相手も必ず使います。

ほんのわずかな量で膨大な被害を与えられる兵器ですから
大編隊の航空機など必要なく、
弱体化した日本でも「口実」があれば使えたでしょう。

それに欧米諸国は、日本が化学兵器よりも
はるかにやっかいな「生物兵器」を研究している事は知っていて、
投入された場合防御不能と考えていたようです。
(ちなみに使った側も制御不能になるのが生物兵器)

サイパンが陥落した時点で、日本は負けです。

当時のB29は驚異的な性能を持つ爆撃機で、
その開発費は原爆研究よりも高かったそうですが
それでも、大洋を飛び越えて日本爆撃できる性能はありません。
B29を利用できる基地が必要だった。

日本に致命傷を与えたのは
太平洋の島々を飛び石で攻撃陥落させた「高速空母機動部隊」と
日本への資源を遮断した「潜水艦部隊」です。

ゆえに、B29による原爆投下は「無意味」と言われる。
これはサリンについても同じですよ。
大量殺戮できるでしょうけど、
それによる同じ化学兵器による報復攻撃を考えたら
やる意味がまったくない。

ところで、空襲でサリンって、どうやって使うのですか?
燃料気化爆弾みたいに空中で噴霧するの?
なんか拡散してしまって、効果が薄いのでは?

生産基盤を潰す、と言う観点では
人のみを殺しても無意味です。
今のような生産に高度技術が必要ならいざ知らず
勤労女子学生が飛行機とか作るような時代です。
人が死んだら代わりをつれてくればいいだけ。

人も物もなんでもかんでも
まとめて焼き払うのがもっとも効果的でしょうね。
    • good
    • 0

原子爆弾と比べるとすると、原子爆弾とサリンは後遺症もありますし、威力も変わらないほどだと思いますが、ますサリンは建物に被害を与えないという面がありますね。

しかしサリンは風により遠方まで平がってしまう可能性があるので、原子爆弾より効果範囲は広いでしょうね。そのため人口は壊滅的になるのではないでしょうか?
    • good
    • 0

歴史や過去の話に「もし」を使っても何の意味も無いと思います。

    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!