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化学についてです。この赤で覆った部分がわかりません。教えてください。

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A 回答 (1件)

問(1)では、最初に塩化物イオンが存在しない状態で、塩化銀(AgCl)が溶けることによって存在し得る塩化物イオン濃度を、その溶解度積から求めました。


問(2)では、塩酸に由来する塩化物イオンが既に存在します。
ここに塩化銀を加えると、塩化銀の溶解によって塩化物イオンの増加があるはずです。(これが、「0.1+y」)

※yが塩化銀の溶解に由来するので、「濃度であること」をふくめて、y>0であることは明らかです。
硝酸銀のような塩化物イオンを含まない塩を溶解させた場合、塩化物イオンの濃度は沈殿の析出にともなって、減少してもかまいませんが、溶解させるのが共通の塩化物イオンを含む塩です。これが「共通イオン効果」ですね。
おそらく質問者さんの腑に落ちない点は、ここではないでしょうか。

しかし、塩化銀は難溶性であり、その溶解度積は一定です。
つまり、その塩化物イオンの増加量は最大でも(1)で求めた値より小さいことになります。(これが、「yは(1)のxより小さいので」)
よって、0.1<0.1+y<0.1+X=0.1+1×10^-5≒0.1
ゆえに、0.1+y≒0.1
としてかまわないのです。
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