日本経済新聞の記事で
「内閣府が18日発表した2017年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で前期比0.5%増」「生活実感に近い名目GDPは0.0%減、年率換算で0.1%減だった。円安や原油高によって輸入価格が上昇したことが響いた。」
と、ありました。
上記の記事を見ると「去年より多く、物やサービスが売れて実質GDPが増え、名目GDPは0.0%で金額はトントンだから、その分物価は下がったのかな?」と思いました。しかしその後の「~によって輸入価格が上昇したことが響いた。」とあります。
少なくとも輸入価格上昇の部分は物価押上げに寄与し、その中で実質GDP(物量)が増えているという事は名目GDPにも押上げ要因になると思ったのですが、この記事の「響いた」とはなぜなのでしょうか。

A 回答 (2件)

GDPの定義式より、



GDP = C+I + G + X - M

となることはお分かりでしょうか?ここで、C=消費支出、I=投資支出、G=政府支出、X=輸出、M=輸入です。この式は名目GDPでも実質GDPでも成り立つ。ただし、名目GDPの場合は右辺の各項目も名目値、実質GDPの場合は右辺の各項目も名目値が対応する。右辺をみていただければわかるように、Mの増加はGDPを引き下げる要因になる。輸入価格が上がって、輸入金額が増えるなら、名目GDPはその分だけ押し下げられる。輸入価格があがって名目輸入金額が増えても、輸入価格の上昇のほうが大きいなら実質輸入量は減る。したがってその事実は実質GDPを増やすように働くことになる。
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この回答へのお礼

なるほど、やっと理解出来ました。
これまではよくある「去年りんごが〇円で〇個売れ、今年は~」のようなざっくりとしか理解していませんでした。
M(マイナス)を無視していたうえ、例えば輸入価格が上がれば、店頭価格も上がる=Cの押上げになるのではという間違えをしていました。
これで記事の内容に合点がいきました。
とてもわかりやすいご解説ありがとうございます。

お礼日時:2017/05/19 01:23

回答No.1の訂正です。

以下のように訂正してください。

ただし、名目GDPの場合は右辺の各項目も名目値、実質GDPの場合は右辺の各項目も名目値が対応する。

ただし、名目GDPの場合は右辺の各項目も名目値、実質GDPの場合は右辺の各項目も実質値が対応する。

と訂正する。
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