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生物のこの問題のやり方を教えてください。

⑴2つのDグルコースからなる二糖類19種の名称と構造(例:Glcα1-4Glc(maltose)のように示す)を答えよ。

⑵以下のDNA配列を翻訳し、それが含まれるタンパク質を推定しなさい。(DNA配列は省略します)

これらはどの本、もしくはサイトで調べれば良いでしょうか。どちらかでも構わないので、解き方を教えてください。

A 回答 (1件)

大学の有機化学か生化学の試験問題でしょうか。


出題者は頭デッカチな研究者、という印象を受けましたw

(1) 自分からの推薦書籍は2冊で、いずれも理学部があるような大学の図書館には必ずあると思います。
「マクマリー有機化学」の下巻
https://www.amazon.co.jp/マクマリー有機化学-下-John-McMurry/dp/4807908111/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1495643038&sr=8-1&keywords=マクマリー%E3%80%80下巻)
または
「マクマリー生化学反応機構」
https://www.amazon.co.jp/マクマリー-生化学反応機構_ケミカルバイオロジー理解のために/dp/4807906488/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1495643214&sr=8-1&keywords=マクマリー+生化学反応機構)
です(URLをうまく貼れていないかもしれないのでググってください)。

参考URLは、
http://nomenclator.la.coocan.jp/
http://nomenclator.la.coocan.jp/chem/triv/oligos …
https://ja.wikipedia.org/wiki/二糖
などがオススメです。
二、三番目のリンクには二糖類の固有名詞がリストアップされています
(が、最新かつ網羅的という保証はないのでご注意ください)。
(たぶん出題者が意図する糖類名一覧は、講義資料などで配布されているのでは?)

解き方はご所望でないようですが、関心が湧いたので以下に記します。
自分で解きたいようでしたら、読まないでください笑

(2) おそらくバイオインフォマティクスの問題です。
 ↓の書籍が手順書として詳しいと思います。大学図書館にもあると思います。
 https://www.amazon.co.jp/改訂第2版-バイオデータベースとウェブツールの手とり足とり活用法-遺伝子の配列-機能解析-タンパク質解析-プロテオミクス-文献検索-検索エンジン-etc-真に役立つサイトを使い倒す/dp/4758108110/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1495647068&sr=8-3&keywords=バイオ%E3%80%80データベース

 他にも関連書籍は多数ありますが、具体的にどういう手順を踏めばよいかが不明瞭だったり、プログラミングがある程度分からないと読めないと思います。
 また、「BLAST 使い方」「統合TV」などでググってみると、PDFや動画の教材が落ちてたりします。


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(1) 一応、解き方は示しますが、自分の数え方が間違っているのか、19種類になりません汗
 手がかりになれば幸いです。ご自身でも確認してみてください。
 添付画像はα-D-glucose(= Glcα)とβ-D-glucose(= Glcβ)です。
 炭素原子の傍の数字は有機化学の業界ルールに基づいた順番です。
 水溶液中の場合は、水分子による1位炭素への求核攻撃により、
 α体とβ体の間で可逆反応が起こります(https://ja.wikipedia.org/wiki/グルコース)。
 1位炭素に属する酸素がグリコシド結合に使われると、
 開環時にアルデヒド基ができないため、水溶液中で可逆反応が起こりません。
 5位の炭素は反応機構上、単糖間のグリコシド結合に関与しません。

 ① α→αの組み合わせは、
  Glcα1-1Glcα、Glcα1-2Glcα、Glcα1-3Glcα、Glcα1-4Glcα、Glcα1-6Glcα
  Glcα2-2Glcα、Glcα2-3Glcα、Glcα2-4Glcα、Glcα2-6Glcα
  Glcα3-3Glcα、Glcα3-4Glcα、Glcα3-6Glcα
  Glcα4-4Glcα、Glcα4-6Glcα
  Glcα6-6Glcα
  の15通りですが、水溶液中でα体とβ体が可換の場合は、
  Glcα1-1Glcα、Glcα1-2Glc、Glcα1-3Glc、Glcα1-4Glc、Glcα1-6Glc
  Glc2-2Glc、Glc2-3Glc、Glc2-4Glc、Glc2-6Glc
  Glc3-3Glc、Glc3-4Glc、Glc3-6Glc
  Glc4-4Glc、Glc4-6Glc
  Glc6-6Glc
  と書き直せて、変わらず15通り

 ② β→βの組み合わせは、α→αの場合と同様に15通り書けますが、
  水溶液中の場合は、①との重複に注意すると、
  Glcβ1-1Glcβ、Glcβ1-2Glc、Glcβ1-3Glc、Glcβ1-4Glc、Glcβ1-6Glc
  の5通り

 ③ α→βの組み合わせは、
  Glcα1-1Glcβ、Glcα1-2Glcβ、Glcα1-3Glcβ、Glcα1-4Glcβ、Glcα1-6Glcβ
  Glcα2-2Glcβ、Glcα2-3Glcβ、Glcα2-4Glcβ、Glcα2-6Glcβ
  Glcα3-3Glcβ、Glcα3-4Glcβ、Glcα3-6Glcβ
  Glcα4-4Glcβ、Glcα4-6Glcβ
  Glcα6-6Glcβ
  の15通り書けますが、水溶液中の場合は、①との重複に注意すると、
  Glcα1-1Glcβ
  の1通りのみ

 ④ β→αの組み合わせは、③との重複に注意すると、
  Glcβ1-2Glcα、Glcβ1-3Glcα、Glcβ1-4Glcα、Glcβ1-6Glcα
  Glcβ2-3Glcα、Glcβ2-4Glcα、Glcβ2-6Glcα
  Glcβ3-4Glcα、Glcβ3-6Glcα
  Glcβ4-6Glcα
  の10通り書けますが、水溶液中の場合は、①との重複に注意すると、
  Glcβ1-2Glc、Glcβ1-3Glc、Glcβ1-4Glc、Glcβ1-6Glc
  の4通りですが、さらに②との重複に注意すると0通り

  以上、全て合わせて21通り(おしいw
  ケアレスミスがあるかもですので、ご自身でも考えてみてください。
「生物のこの問題のやり方を教えてください。」の回答画像1
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この回答へのお礼

助かりました

有難うございます!この後自分でも調べてみたのですが、肝心の部分が見つからず途方に暮れていました。
私もテーマ自体は好きなので、ちゃんと理解できるようお勧めいただいた本を読んでみます。同級生も困っていたので、教えてあげようと思います。
こんなお礼しかできず申し訳ないです…本当に有難うございました。

お礼日時:2017/05/27 15:34

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