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希ガスの放電で用いているガラス製の放電管はなんの役割のために使われているのですか?
放電という現象について調べても、実際に放電を起こすための装置などについて理解ができないのです。
回答をお待ちしています。

A 回答 (4件)

ガラスである理由はいくつか考えられます。


まず一つは、ガラスが透明であるという性質を利用したいためです。
これは放電に伴う発光を肉眼で観察するためです。
最近あまり使われませんが、ガイスラー管などでは、発光を観察して真空度をおおよそ把握できます。
また、ガラスは温度を上げると自由に形状を加工できるという性質を利用するためでもあります。
ブラウン管などはこういうガラスの性質を利用しないと作ることは困難でしょう。
それから、封止が比較的容易でもあります。
また、封止が容易な割には一旦封じると真空度の劣化が比較的小さいです。
真空管などはこういう性質を利用したものです。
また、封じた後、ゲッタリングで内部の真空度を上げる場合、結果的に金属をガラス壁に蒸着することになりますが、この時のガラスと蒸着する金属と反応しにくく、安定に蒸着膜を形成できるという利点もあります。
電気的に絶縁可能というのもガラスの利点です。
放電を利用する場合、絶縁された壁である必要がありますから。
等々、ガラスの色々な性質を利用して、それぞれの用途に用いられます。
お知りになりたいことはこういうことということでよろしいのでしょうか。
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この回答へのお礼

いろいろとご教授いただきありがとうございます。
私の説明不足にもかかわらず、いろいろと回答をいただきありがたく思います。
どうやら「放電を利用する場合、絶縁された壁である必要がありますから。」というのが私が求めていた回答のようです。
絶縁をキーワードにもう少し深く勉強しなおしてきます。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/31 13:50

もう答えは出ているみたいですが、「放電管の電極としてガラスを用いている」という記述がありますが、多分勘違いだと思いますけど、石英ガラスは容器として使われているのであって電極としては使われてはいません...


真空状態を保つ容器として石英ガラスが良く使われています。#3の回答にもに詳しく書かれていますが無色透明であることで、発光状態が目視できるのが優れています。
石英は絶縁性が非常に高い物質であるので電極にはなりえません。勘違いと思いますが訂正しておきます。
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この回答へのお礼

ご指摘ありがとうございます。
確かに私の勘違いです。
そうですね、絶縁物質で電極というのはおかしいです。

お礼日時:2004/08/31 13:50

放電管そのものが、何の役に立つのかという事ですよね。



まず、放電で光が出ることを利用する物には
ネオンサインがあります。
水銀灯などの街灯にも放電現象が使われています。

次に、放電が一定電圧で始まることを利用する物として
蛍光灯のグローランプ、定電圧放電管があります。
真空管やブラウン管も放電を利用しています。

真空状態を利用しない放電もありますが、
この場合は放電管を使っていません。
アーク放電による溶接やギャップ(空隙)を利用した
避雷器が代表的な物です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
回答をいただいておきながら私の質問の仕方が悪かったようで申し訳ありません。
私が質問させていただいたのは「何の役に立つのか」ではなく、「ガラスである理由」です。
ある化学実験では用いる放電管は石英などの耐熱ガラスが電極として使われています。低電圧で安定して光を発し続ける放電です。放電管から発せられた光を用いて行う実験はいろいろありますが、放電管の電極としてガラスを用いている理由を質問したかったのです。
もしお時間が許せば再度ご回答をお願いします。

お礼日時:2004/08/29 17:59

ガラスの中を真空状態(空気の無い状態)に保つために管状の構造になっています。


いわゆる蛍光灯と一緒です。あれも中が真空に保たれています。
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この回答へのお礼

すいません、質問の仕方が悪かったようです
管状になっている理由ではなく、「なぜガラスか」という理由を伺いたかったのです。もしお時間が許せばもう一度ご回答いただけないでしょうか。

お礼日時:2004/08/29 17:52

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