つい集めてしまうものはなんですか?

自分はあまり詳しくないですが
イスラム教やキリスト教の源流はユダヤ教なのですよね?
ユダヤ教でいうヤハウェという神は救世主がやってくるのを待って
救世主に救われなさい
という教えなのですか?
ものすごくざっくりしか知らないので質問してみました

A 回答 (2件)

ユダヤ教の一番の特徴は、ヤハウェと呼ばれる神から「私の言葉だけ信じて実行しなさい」と言われたことと「私の言葉を信じ実行するなら、あなたを選ばれた民としてあげよう」という、神との契約、にあります。



ユダヤ教の成立は紀元前1280年ごろ、モーセが神からの預言を十戒としてあずかり、それをモーセの民が受け入れたことから始まります。
ひとつ前提として書いておきますが、この時代、正確にはキリスト教がローマの国教として成立する西暦313年までの間、この地域のほとんどの民族の宗教は「多神教」であったということです。多神教は日本のように、様々な神々がいる、ということですが、実質的には一つの民族にはひとつまたは複数の神がいて、異民族同士はお互いにそれを認め合えば平和だし、認めなければ戦争、というような状態でした。帝国を築いたローマは吸収した各民族の神々をローマの中心部に招聘し神殿をたてることで「ローマ市民はすべて平等」という意思を表したのです。

ところが、ユダヤ人だけは「他の神を認めることはできない」として非常にユニークな存在でした。

ユダヤ人たちは単に他の神を認めなかっただけでなく、神との契約によって「神がすべきとした約束事」をきちんと守るようになっていました。たとえば安息日はなにがあっても働くことはしなかったので、他の民族は呆れてみていたと言われます。

また、ローマに吸収された領地では税金を納める必要があり、その代りその土地の安全をローマの軍隊が守っていました。ところがユダヤ人だけは「神に納付することはあっても、神以外のものに税金を納めるのはユダヤの教えに反する」として、ローマに税金を納めるのを拒否していました。

これをローマ側は許していたので、周りの税金を取られる各民族からはものすごく不満が出たと言われています。

このように「神の教え」を実践することこそが「ユダヤ人」であり「ユダヤ教徒」の基礎であるといえます。

>ユダヤ教でいうヤハウェという神は救世主がやってくるのを待って、救世主に救われなさい、という教えなのですか?

元々のユダヤ教には「救世主思想」があったようです。キリストが本当に神のひとり子で救世主だったのかは分かりませんが、キリストが活躍した時代には「救世主」を語ったペテン師がたくさんいた、と言われています。

また、キリスト教が成立し「救世主としてのキリスト」がユダヤ教と分離したため、その後のユダヤ教では救世主信仰はかなり薄まったといわれています。
 逆をいえば、キリストの死後から国教化される300年の間に、ユダヤ人の多くがキリスト教に改宗したことでしょう。
ユダヤ教は改宗者を差別しない、と言う教えがあるので、逆にキリスト教に改宗するハードルも低かったのだと思います。

>イスラム教やキリスト教の源流はユダヤ教なのですよね?

その通りですが、ユダヤ教の教義とイスラム・キリスト教の各教義は同じではありません。
共通しているのは「ヤハウェから言葉を預かった預言者が居た」ということだけです。

ユダヤ教の最初の預言者はエデンの園にいた「アダム」で、ノアの箱舟で有名な「ノア」は3代目、ユダヤ人の父とよばれる「アブラハム(エイブラハム)」は6代目、モーセは15代目の預言者とされています。さらにキリストは24代目、イスラム教の始祖であるモハメッド(ムハンマド)は25代目とされています。

預言者というのは「神(ヤハウェ)の言葉を預かってきた者」という意味で、未来を予測する予言者とは違います。
この預言者の内「誰の預言を信じるか」によって、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の種類が分かれるのです。

ユダヤ教はアダムからモーセを通り、キリストが生まれるまでの23代の預言は旧約聖書時代の預言者とされています。
もっとも、23代のヨハネはキリストに洗礼を受けさせる役割を持って生まれたとされ、さらに22代のザカリアはヨハネの誕生を神から予告されていた、とされています。
ですのでこの二人は、新約聖書にも登場し、特にヨハネは「キリストが救世主になるために導いた預言者」という位置づけです(同じヨハネでも、キリストの最後の晩餐に参加している使徒のヨハネは別人です)

キリスト教はご存知の通り、キリストが磔にされ、3日後に復活して救世主となったことを「信じる」人たちが、キリストの預言を行動の指針として信仰することをいいます。キリストの言葉をつづったのが新約聖書で、キリストが生まれるためには他の預言者たちの行動が必要だ立っため、旧約聖書も聖典になっているといえます。

イスラム教は25代目の最後の預言者であるモハメッド(ムハンマド)の言葉を信じて実行する人々のことです。モハメッドの言葉を記したものがコーラン(クルアーン)で、モハメッドはアラビア語をつかっていたので、コーランはアラビア語のものしか聖典としません。

日本人からすれば、現代の紛争の元凶は「ヤハウェ」にあると言ってもいいぐらいでしょう。25人も預言者を作った上に、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教に分離させてしまったからです。

逆にエルサレムがなぜ問題を抱えているかというと、ここにヤハウェの神殿があったからです。ユダヤ人にとっては神殿(今は跡地で、崩れた壁を嘆きの壁という)ですし、キリスト教・イスラム教にとっても由緒ある場所であるといえます。


ユダヤ教はこれらの一神教の元になった教義です。もっとも紀元前587年にユダヤの王国(ユダ王国)はバビロニアに滅ぼされ、ユダヤ人は国を持たない流浪の民になってしまいました。この時に、ユダヤ教は「ヤハウェの教えを実践するものがユダヤ人」という教義に変えていきます。
ですので、現在イスラエルにいるユダヤ人は紀元前の頃のユダヤ人とは民族的にはかなり異なる人々である、といわれています。

教義を実践すること、これがユダヤ人の最大の特徴です。
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ユダヤ教、イスラム教やキリスト教は同根です。

これは預言者から見た話です。
ヤハウェという神がおのおのの預言者を使わした、という構図です。
この世界ではユダヤ教、イスラム教やキリスト教は別物です。
ユダヤ教はタルムードですし、イスラム教はクルアーンのオリジナルですし、キリスト教はミトラ教です。
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