0^0 (0の0乗)については、「0個の0の積」という言い表し方は妥当だと考えます。
この時、積はどう定義するのが妥当でしょうか?
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9212855.html
という過去の質問においては、
「0個の○○」と「0個の××」に違いは無いという結論に落ち着いたため、
「0個の0の積」と「0個の2の積」より、すなわち
0^0=2^0=1
という結果が導けてしまうので、これを否定するような別な定義があれば色々提示してください。
No.45ベストアンサー
- 回答日時:
私の中で、あなたの質問の意図が鮮明になってきました。
あなたの問いは(当たり前かもしれませんが)まさにこのQAのQに書かれていることそのものですね。外の人からみれば、なんと私は頭が悪いのだ、と言われそう。私以外の回答者は、みな理解できていたのかもしれません。ただ、質問者には苦労をかけましたが、私にとっては、質問者の解釈を鮮明にする上で、これまでの考察は無駄ではなかったと考えます。特に、「0個の0の積」を質問者がどう解釈しているかがわかってきた。
さて、私は、あなたが0^0=1を導いた過程は正しいと考えます。少なくとも「0個の0の積」と「0個の2の積」が等しいことも苦労なく認めることができる。
>「0個の○○」と「0個の××」に違いは無いのだから、
どんな決まりに置き換えても 0^0=1 という結論が出る。
……それは正しいか?
あなたの問いは奥が深い。
公理 「0個の○○」は全て等しい を認めるとする。
このとき、任意の「決まり」から0^0=1が導かれるか
反対に、ある「決まり」が存在して0^0=1が否定されるか
ですね。任意の「決まり」を考えることが非常に難しい。
先の回答者が、このQAは公理系だと仰っていたことがなんとなくわかったような気がします。
>私の中で、あなたの質問の意図が鮮明になってきました。
こういう高評価は、いくつか質問をしてきた中で、あまり無いことです。
そして、もし良ければ、もう少しこの問に付き合ってください。
No.31
>2個のみかんと3個のりんごを足すと5?5個のみかん?5個のりんご?
>のどれかがあなたの答えですね?
にはまだ回答が貰えていません。
これを考えて貰えると、「0個の○○」は全て等しい、がより分かりやすくなると思います。
過去にはお金に換算する人もいましたが、
「2個のみかん」が「お皿の上には何がある?」への返答だと気付けば、
簡単に答は出せると思います。
No.97
- 回答日時:
だいぶQAが長く続いたので、過去の議論を振り返ることも参考になります。
(i)「0個の○○」と「0個の××」は等しい
(ii)「2^0」と「0^0」は等しい
(iii)「0個の○○」も「0個の×」も空数列[]に等しい
のどの公理でもよいですが、認めると「0^0=1」が導かれますね。
それを踏まえた上で、過去の方々のお礼を振り返ってみると、
(i)「0個の○○」と「0個の××」は等しい について
「0個の○○」と「0個の××」は等しくないですよ、とか、
「〇〇」や「××」に入る数学的構造次第、などの意見などがありました。
私は、「〇〇」や「××」に入る数学的構造次第だと考えるので、「0個の○○」や「0個の××」の○○と××に具体的に何かを入れないと公理としては成立しないと考えます。「0個の2」も「0個の0」も同じ空数列とみるという考え方は、私にとっては受け入れやすかったのです。
いずれも、(i)(ii)(iii)を認めるかはその人次第なので、(i)(ii)(iii)が公理かどうか広く受け入れられるかどうかはよくわかりません。そして、認めてしまえば、0^0=1が容易に導けます。
--------------
①> 「n個のx」に加算を定義し、数列と同一視する。
有限数列とその数列加法が定義された。とくに「0個のx」(xは任意の実数)は空数列[]
②> 「0個のx」がすべて単位元であり同一であることを証明する。
「0個のx」つまり①でいう空数列と実関数f(x)=0を同一視する。
★ここが証明ではなく、「0個のx」を[]やf(x)=0としようという公理を認めたことにあたる。
③> 「n個のxの積」とx^nを同一視できることを証明する。
はい。
④> x≠0なら「0個のxの積」が1だと証明する。
指数関数exp(x)を自然数べきを用いた級数で定義することで証明されますね。x>0に対して。
⑤> 「0個の0の積」も1だと結論する流れかな?
No94で自分も示しました。
①~⑤までのあなたの考えが、私にとってはよりわかりやすくなりました。
②が公理となっていますので、あらたな公理を認めた上での証明ということになります。
>いずれも、(i)(ii)(iii)を認めるかはその人次第なので
(i)は比較的認められやすいですね。
「2個のりんご」と「3個のみかん」を足すと「2個のりんごと3個のみかん」になる。
では「2個のりんご」と「0個のみかん」を足すと?答は「2個のりんご」。
というのはヒントを出さなくても正答を出す人がいる。
そういう人は「0個のりんご」=「0個のみかん」と考えているでしょう。
そこから(i)に至るのは楽だと思います。
>私は、「〇〇」や「××」に入る数学的構造次第だと考えるので
りんごやみかんには数学的構造は存在しないので、
それでも成立する事柄は、数学的構造には依存しないと考えていました。
②までは果物という架空の集合の要素として話を進めることができると思います。
この質問の範囲からは外れますが、個人的には
「0個の行列の積」や「0個のベクトルの外積」などで
①~⑤のどこで問題が発生するか考えるのも面白いかと思います。
No.96
- 回答日時:
実数体で考えます。
0個のx∈Rの積に対して、x^0=1を定めるならば、その逆数の0個の積もまた(1/x)^0=1
これを許すなら、
x^0=(1/x)^0=1
x→∞の極限では0^0=1
任意のxに対してx^0=1の定義のもとではx^0=0^0=1
>0個のx∈Rの積に対して、x^0=1を定めるならば
0∈R しかし (1/0)∈R したがって
>その逆数の0個の積もまた(1/x)^0=1
は x≠0 ならば成り立つ。
>x^0=(1/x)^0=1
>x→∞の極限では0^0=1
lim[x→+0]x^0 の計算ですね。
>任意のxに対してx^0=1の定義のもとではx^0=0^0=1
その通りだと思います。
No.95
- 回答日時:
No94について
混乱から復帰しました。
通常のべきで考えると
2^0=1 ・・・A
0^0=? ・・・B
0^0*2^0 は(0^0を無視して計算しろと要請し)2^0=1 ・・・C
「2^0=0^0」であるという公理◆を認めると0^0=1
これと同じことですね。①~⑤の議論の①において、2^0も0^0も空数列と定義してしていることが◆にあたりますね。
このQAの質問中の
>「0個の○○」と「0個の××」に違いは無いという結論に落ち着いたため、 ☆
>「0個の0の積」と「0個の2の積」より、すなわち
> 0^0=2^0=1
> という結果が導けてしまう
これと同じことを別の表現で示したにすぎませんね。
次の3つの公理
(i)「0個の○○」と「0個の××」は等しい
(ii)「2^0」と「0^0」は等しい
(iii)「0個の○○」も「0個の×」も空数列[]に等しい
どうやって説明しているかの違いだけですね。
なお、乱暴ですが、(i)と(iii)は同値な公理であり、
(ii)は(i)から導かれる公理であると考えます。
No.94
- 回答日時:
参考になることかわかりませんが、「写像の制限」という概念があります。
※私は詳しくありません。
「制限 (数学) - Wikipedia」などに説明されています。
実数R上で定義された関数fの定義域をRの部分集合Mに制限したものをf|Mと表す。
いまの考察の対象は、IP(f|M)ですね。
このMはこれまでの考察で
・濃度は有限であるとする。
・x≧0のためにM∩[0,∞)≠Φ
の条件が伴いましたね。
この「写像(関数)の制限」を利用すれば、
IP(f|M):=Π(x∊M)exp(f(x)・log(x))
などとすれば、定義として少し前進する?
ただし、logの使用により、厳密には
IP(f|M):=Π(x∊M,x>0)exp(f(x)・log(x))
としなくてはならない。
このとき次のような結果を導く。
M={2}とし「0個の2」を考えてみよう。これは、空数列[]つまり、f(x)=0の制限でありこのとき、
IP(f|M)=Π(x∊{2},x>0)exp(f(x)・log(x))=exp(f(2)・log(2))=exp(0・log2)=exp(0)=1 ・・・A
N={0}とし「0個の0」を考えてみよう。これは、空数列[]つまり、f(x)=0の制限でありこのとき、
IP(f|N)=Π(x∊{0},x>0)exp(f(x)・log(x))=Π(x∊Φ) exp(f(x)・log(x))・・・B
となり、Π(x∊Φ)が定義されていないため計算不能。
L={0,2}として「0個の0と0個の2」を考えてみよう。これは、空数列[]つまり、f(x)=0の制限でありこのとき、
IP(f|L)=Π(x∊{0,2},x>0)exp(f(x)・log(x))=exp(f(2)・log(2))=exp(0・log2)=exp(0)=1・・・C
などが導かれる・・・
IP(f|M)もIP(f|N)もIP(f|L)も空数列[]つまりf(x)=0に対する関数の総乗であるから、 ★
IP(f|M)=IP(f|N)と考えると
Π(x∊Φ) exp(f(x)・log(x))=1
が導かれたように見える。
これは、・・・と私もやや混乱しています。★がおかしい?
------①~⑤を明確にする試みについては
①> 「n個のx」に加算を定義し、数列と同一視する。
有限数列とその数列加法が定義された。とくに「0個のx」(xは任意の実数)は空数列[]
②> 「0個のx」がすべて単位元であり同一であることを証明する。
「0個のx」つまり①でいう空数列と実関数f(x)=0を同一視する。
③> 「n個のxの積」とx^nを同一視できることを証明する。
④> x≠0なら「0個のxの積」が1だと証明する。
⑤> 「0個の0の積」も1だと結論する流れかな?
③について
(1)「n個のxの積」の「n」は自然数?実数?
(2)「x」は実数ですね。
(3)「積」とは?この積を模索している?
(4)「x^n」の定義は?
が明確になっていません。
>(1)「n個のxの積」の「n」は自然数?実数?
nが自然数ならば、「n個のx」は数列に対応。
nが実数ならば、「n個のx」は関数に対応。
>(2)「x」は実数ですね。
実数です。
>(3)「積」とは?この積を模索している?
積とは、数列について定義したものやIP()のことです。
>(4)「x^n」の定義は?
一般的なべき乗あるいは指数関数です。
「同一視」とは0^0 を定義域から除いて同じ結果が得られるということ。
No.93
- 回答日時:
No92へのお礼ありがとうございます。
定義を実関数上の定義に差し替えてしまいましたが、
趣旨や意図に反するなら、指摘をお願いします。
> (2)「単位元」とは何を指すか?
>f(x)=0となるもの、つまり「0個のx」は単位元です。
「0個のa」(aは任意の実数)は(1)では空数列[]に対応しますが、
関数では「0個のa」つまり空数列[]は関数f(x)=0(xは任意の実数)に対応するということですね。
>IP(f)のその定義は不完全ですので修正が必要ですが、
>どういうfに対してIP(f)が何を返すかはすべて把握されています。
どういうことでしょうか?
関数f(x)=1に対して、IP(f)は何を返すと把握されていますか?
>関数f(x)=1に対して、IP(f)は何を返すと把握されていますか?
f(x)が0以外の値を取るのは、定義域の中の有限個の点だけです。
f(x)=1 だと発散して計算できません。
「……の積」が表すのは有限個の積とするので、f(x)にもそういう制限が付きます。
ここら辺は、定義を示してない方が悪いのですが。
No.92
- 回答日時:
No89・No90について
No89は、No71で提示された
①> 「n個のx」に加算を定義し、数列と同一視する。
②> 「0個のx」がすべて単位元であり同一であることを証明する。
③> 「n個のxの積」とx^nを同一視できることを証明する。
④> x≠0なら「0個のxの積」が1だと証明する。
⑤> 「0個の0の積」も1だと結論する流れかな?
を明確にしていこうという試みです。
①についてはNo78で有限数列とその数列加法が定義されました。①の段階でストップしていましたが、無限数列の定義を保留にするなら、②の進めることは可能です。
②> 「0個のx」がすべて単位元であり同一であることを証明する。
についてまず確認が必要なことは、
(1)「0個のx」のxは実数でよい?
(2)「単位元」とは何を指すか?
の2点です。
No90について
あなたの考えを推察すれば、あなたは、積を“実数関数に対して”つぎのように定義していると解釈できる。
【実関数に対する総乗の定義】
f(x)を実数を定義域とする任意の関数とする。
f(x)に対して、総乗IP(f)を次のように定義する:
IP(f):=Π(x∊R>0,f(x)≠0) exp(f(x)・log(x)) ※定義として大問題あり
※IPは総乗:InfiniteProductの各単語の頭文字をとった。
※総乗の英訳の中に、infinite(無限の)が使われることに驚きました。
※この定義はあなたのΠ exp(S(k)・log(k))そのもの。
ただ、S(k)の定義が省かれる分だけ定義が簡潔になる。
【上記の実関数の総乗の定義】に対するこれまでの考察
・関数exp(x)については、xは任意の実数でかまわない。なぜなら、任意の実数に対して自然数のべき(累乗)で計算が可能。
・logの定義域がx>0であるために、定義中のx∊R>0に「>0」をつけている。
・集合{x:x∊R>0,f(x)≠0)}の濃度がアレフまたは0の場合は総乗の計算の仕方がわからない。★
つまり、全体としてIP(f)という定義には欠点がある。
※それらの場合を除けば、濃度アレフ0について極限値の考えを導入し、IP(f)は定義可能。
・「0個の0の積」は、この定義にしたがえば、例えば実関数f(x)=0(すべてを0に移す関数)のIP(f)を用いて説明されるが、この場合、
IP(f)=Π(x∊R>0,f(x)≠0) exp(f(x)・log(x)) =Π(x∊Φ)exp(f(x)・log(x))
となり★の行で指摘したΠ(x∊Φ)に該当し計算できない。この辺がNo57あたりで議論され、「否定的」な解決が導かれた。
>(1)「0個のx」のxは実数でよい?
はい。
(2)「単位元」とは何を指すか?
f(x)=0は関数の加法(f+g)(x)に対して単位元となります。
f(x)=0となるもの、つまり「0個のx」は単位元です。
>つまり、全体としてIP(f)という定義には欠点がある。
IP(f)のその定義は不完全ですので修正が必要ですが、
どういうfに対してIP(f)が何を返すかはすべて把握されています。
④でf(x)=0についても何が返ってくるかは分かるので、結果は導けます。
関数というのは計算式で定義するのが一般的ですが、
ある値に対してどういう値が返るか決めれば、それも定義のやり方です。
それに従って0^0が計算できるのなら、問題はないと思います。
>「否定的」な解決が導かれた。
否定的な解決で終わったのは、「-2と3の積」という当たり前のものに、
対応するfとIPの組み合わせが作れなかったためです。
補足では負の数を制限してますが、諦めたから制限を付けたのです。
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