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先日、生まれて間もない我が子を亡くそろそろ四十九日法要の準備を始めています。
我が家で初めてお葬式となりましたので、お墓はもちろん仏壇のありません。
葬儀は葬儀社やお寺の住職に言われるがままなんとか無事終える事が出来ました。
現在は家に小さな祭壇を設けて遺影や位牌を置き、毎日供養しています。卒塔婆も祭壇の後ろに立て掛けている状態です。
前置きが長くなりましたが、経済的な事情もありすぐにお墓と購入する事は考えておりません。
卒塔婆は本来お墓の後ろに立てておくものだと聞いていますが、当方のようなお墓のない家はどのように卒塔婆を管理さてれいるのでしょうか?
家に置いておくとしても物置やタンスの隅ではバチがあたりそうで・・・・

A 回答 (2件)

卒塔婆は本来、インド語の「ステゥーパ(stupa)」を音写したもので、お釈迦様の遺骨(舎利<しゃり>)をお祀りした塚でした。

(参照<後方に見えるのがステゥーパです>http://gokuaku-web.hp.infoseek.co.jp/kusinagara/ …
初期仏教ではお釈迦様の姿も卒塔婆で表現し、そこから転じて「悟り」を象徴するものとなりました。そのため寺院にも卒塔婆は建立されるようになりました(五重塔などの「塔」も卒塔婆と同じ意味です)。また様々な形の卒塔婆が生み出され、そのひとつに「五輪塔(ごりんとう)」があります。地水火風空の宇宙を構成する5つの要素(五大)を象徴する方形(堅固、保持)・円形(湿潤、収集)・角形(熱、熟成)・半月形(動、生長)・宝珠形(虚空、無礙)を重ねた形をしていて
http://www.daihorin-kaku.com/buddhism/image/seki …)、「宇宙の真理」を表します。
 よって「卒塔婆」を建立することはたいへん功徳のあることとされ、そのため死者の冥福と追善のためにも塔を建立するようになり、墓石が塔の形をしたものが多いのもそのためです。ご質問の板塔婆は、だれにでも「塔を建立する功徳」が行えるように編み出されたものと考えられ、上部には五大を表す形に切り込みがなされています。また古代日本では、神(先祖)を地上に招く際には、木の棒を立てて祭りを行っていたので(その名残が正月の門松です)、そのような信仰と仏教が融合して板塔婆が広まったとも考えられています。本来、塔の建立やさまざまな仏事を執り行うと、その功徳は自分のものになります。しかし、それを他者のために行うことを「回向(えこう)」といい、自らが菩薩(ぼさつ<他者の救済ために修行を行うもの>)となるための重要な修行のひとつです。
 さて、現在祭壇があるのであればその横に立ててお祀りしてもかまいません。床にじか置きが気になるのであれば、白布などをひくといいかと思います。一定期間お祀りしたら(七日から十日ほど)、事情をお話ししてお寺に引き取ってもらうとよろしいかと思います。また、仏壇も現在は経済的負担が余りかからない値段のものもありますので、そのこともお寺で相談されたらよろしいかと思います。とかく「仏壇」や「墓」の購入となると迷信じみたことをしたり顔で言う人もありますが、そのようなことには迷わされないようにしてください。また、その土地の風習というのもあると思いますので、分からないことは、はっきりとお寺に相談されて、ご指導を仰ぐとよろしいかと思います。
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この回答へのお礼

「卒塔婆」の由来からご丁寧にご説明頂きありがとうございます。また、卒塔婆の扱いですが「7日~10日でお寺に引き取ってもらってもよい」とのお答えでほっとしました。お墓で雨、風にさらされ老朽化してきたらお盆や法事のタイミングで処分するものでは?と思っていたもので、自宅で保管する場合はなかなか老朽化はしないからどんどん増えていくばかりかと。。。
お墓はありませんが、まず葬儀をおこなって頂いたお寺の住職に相談してみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/07 16:42

追記すれば「一見卒塔婆 永離三悪道(卒塔婆を一見すれば、三悪道を永離する)」といい、卒塔婆を一度見るだけでも、永遠に“怒り・貪り・愚かさ“を象徴する地獄・餓鬼・畜生の世界から離れることが出来ると説かれます。

前述したように、卒塔婆は地水火風空の「宇宙の真理」を象徴するものであり、それは我々の体にも配当されます。つまり地は足(方形)、水は腹(円形)、火は胸(角形)、風は喉(半月)、空は頭(宝珠)であり、我々の体にも大宇宙が包括されているという思想です。
 卒塔婆も亡くなられたお子様の真実のお姿だと観て、お祀りしてください。
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