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終身保険への加入を考えています。
初歩的な質問で申し訳ありません。

例えば、30年ぐらいをかけて7百万円を支払い、10百万円の保証がある。
さらに解約しても(一定期間後ですが)、8百万円は保証される。

というような保険を保険会社が販売できるのは、単に「保険会社がお金を運用するから。」という理由からでしょうか?
それとも何か別の理由、もしくは落とし穴があるのでしょうか?

A 回答 (4件)

生命保険の保険料の仕組みは3つの基礎率がキーワードです。


生命保険には様々な種類がありますが、その保険料の仕組みを説明すると、この3つの基礎率で保険料を設定していますから、大まかにでも理解しておくと良いと思います。

◆予定死亡率 … 過去の死亡者数をもとに余裕を持った保険料を算出・設定するが、その時使う死亡率を予定死亡率という。
◆予定利率 … 保険会社は蓄積する保険料の一部を運用するが、その収益を見込んで保険料を割り引いて設定すが、その割引率を予定利率という。
◆予定事業費率 … 生命保険会社の経営に必要な諸経費を見込んで保険料を設定するが、これを予定事業費率という。
3つの基礎率をみてみると「予定死亡率」はほぼ横ばい。「予定事業費率」と「予定利率」は引き下げが一般的傾向です。「予定事業費率」の引き下げは保険料を安くすることになります。反対に、「予定利率」の引き下げは、運用する資産が多い保険(貯蓄部分が多い)ほど、保険料が高く設定されることになります。

それと、生命保険は相互扶助の精神の商品であることです。

簡単にいうと、あなたの保険料はあなたのためだけにあるわけではないということです。
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この回答へのお礼

非常に詳しいご説明をいただきありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2004/09/14 23:29

こんにちは


NO2の方が詳しく説明しているのですがちょっと簡単に…。
保険料の仕組みとして「収支相当の原則」というのがあります。
契約後に早く保険金を受け取る人もいれば最後まで保険料を払い続ける人もいるので払い込まれる保険料と保険会社が支払う保険金は同額になりませんよね?
そこで「相互扶助」が出てくるのですが、最終的に契約者全体が払い込む保険料の総額と保険会社が受取人に支払う保険金額の総額がイコールになるようになっているんです。
ちなみに…。
「大数の法則」により死亡率を出すのですが、万が一たくさんの人が病気で一度に亡くなってしまったら払い込む保険料の総額より支払う保険金の方が多くなってしまって保険会社は大変なことになってしまいますよね?
生命保険に加入する際に告知したり審査をする必要があるのはこのためで、健康状態が一定の範囲内でないとこの法則が崩れてしまうのでそれを崩さないように危険度の高い人を条件付で受け入れたり契約を断ったりしているんですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2004/09/19 23:56

基本は#2のfulfill-jpさんがお答え済みなので、私は小ワザをひとつ。



予定死亡率の元なる生命表では概ね105歳程度で日本人は死亡率100%となるようになっているようです。つまり保険会社から見れば105歳には必ず保険金を支払わなければならないということになりますので、この計算に合うように「積み立て」が行われます。

で、これを利用した終身保険のワザが「保険料をできるだけ短期で払い切ってしまう」というもの。
ある会社の終身保険を例にします。30歳男性で1000万円終身を3年で払込む、それも年払にして3年分を一括前納してしまうと保険料は約610万円です。610万円払って死んだら絶対に1000万円遺族に遺せるというわけ。
ところが元気で60歳まで生きたとして解約返戻金は約960万円になります。なんと元金の155%です。おまけにこれは予定利率によって最低保障されている金額。さらに途中で運用が良くなればもっと上積みもあり!って商品です。
なぜかって?前述のとおり105歳に向かって1000万円貯めなきゃいけない保険だから会社もせっせと貯めているわけです。

つまり現役時には遺族保障で1000万円、年金生活になったら多額の保障は要らないから解約すれば元金より55%も増えたぁ!ということ。

この数値は一例ですが、もっと効率の良い会社・商品もあります。富裕層には良く営業させてもらってます。
お金がある人はこんな買い物もできるってことです。

庶民は一括前納は難しくても、できるだけ早い年齢で払い終えると同じような効果を期待できますよ。
私見ですが終身保険の「終身払」はナンセンスだと思っています。それなら定期保険の方が合理的です。

以上、小ワザです。
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この回答へのお礼

保険というより貯蓄ですね。小技までご説明いただきありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2004/09/18 21:47

はじめまして。


保険会社が長期の保険商品を販売できる理由は、
おっしゃる通り、『単に「保険会社がお金を運用するから。」』ということになると思います。

景気が下降し、予定利率も下がった場合でも、加入時点での予定利率が適用されますから、これを「逆ザヤ」と言います。つまり、保険会社の方が損をすることになります。契約者サイドとしては、加入後すぐに解約、という
ことさえしなければ損はしません。

保険会社が破綻しない限り、不利益を被ることはないと
思われます。
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この回答へのお礼

保険は「かけすて」が普通だと思っていましたので、気になっていました。ありがとうございます。

お礼日時:2004/09/11 23:40

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