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(1)「を」は格助詞で、体言(名詞)に付いて「移動する動作が、途中でどこを通るか」を表します。
① 蛍が2,3匹飛んでいて、作者が米を洗って(といで)いる前を通過していくという様子を客観的に詠んでいる。「へ」は同じく格助詞で、動作の向けられる方向を示します。②は①と比べて、蛍が作者の方へ飛んでくる様子を表すので、作者と蛍の交流とでもいうか、何らかのかかわりが感じられます。
(2)「に」格助詞で、動作や・作用の行われる時間や空間の位置や範囲を表します。① きれいな風が六月に吹いているなあ。という割と客観的、説明的な表現です。
「は」は係助詞で、多くの事柄の中から一つを取り出して示す働きをします。この場合はそれが六月で、② なんて綺麗な気持ちの良い風が吹くことよ。やっぱり六月だなあ。みたいに、主観が入ってます。
(1)(2)ともに、情景を詠みながらも、その情景に作者がどのように心を動かされたか、が現れるように、助詞の使い方を工夫しています。
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