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英単語と翻訳の著作権については、調べてみると、過去の弁護士ドットコムの回答では、どの辞書にも載っているようなごく一般的なものであれば著作権法上は問題ないとのことでした。こちらは、あくまで、英単語と訳についてですが、

一方で、単語のグルーピングしたものには著作権は発生するのでしょうか?(単語ではなくグループそのものです) 例えば、レベル別語彙リストSVL12000(https://www.alc.co.jp/vocgram/article/svl/) というものがあります。よく使う単語から、順に1000単語づつ12のグループに分類されています。(翻訳はありません。単語のみです)

例えば、スマフォの英単語アプリを作る場合、こちらのグループ化された単語を全て使用したいと思います。12のグループがあるので、12個のアプリを作る場合、著作権の侵害にあたりますでしょうか?

単語自体に著作権はないことと、単語の翻訳については自分で調べますし、アプリのタイトルには「SVL12000」を含むようなタイトルは使用しませんし、あくまで、グループ化されたものという点について法律的にどのような解釈になるのか気になります。


一方で、これが著作権侵害に当たる場合は、単語の順列を変更する、又は、リスト以外の単語を自分で付け加えるなど、著作権侵害を回避するような方法はありますでしょうか?

A 回答 (1件)

著作権の侵害に相当する可能性があります。


例えば、東京地裁判決平成12年(2000年)3月17日 の タウンページDB事件は、
・電話番号それ自体は著作権保護の対象にならない
・ただし、タウンページは、NTTが独自の分類で整理したもので、その分類には、創意が認められる。
・したがって、元データが著作権保護の対象でなくても、分類されたもは著作権保護の対象
という事例があります。

これを考えると、「独自のグルーピング」というのは、著作権保護の対象になる可能性があります。
これた、アルファベット分類だったり、学術団体などが持っている英語分類であれば、問題ないです。
お示しのものは、アルクという企業の分類ですが、企業独自の分類であれば、問題となります。

以上のように、「グルーピングのノウハウ」というのが創造性の鍵になりますので、少なくとも、この存在を知って多少の単語の変更というのでは回避できないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。過去の事例があるようですね。とても参考になります。

お礼日時:2018/01/10 23:53

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