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例①、同じく形容動詞である「綺麗」という言葉を使うと以下の通り、
→「壁には綺麗で可愛い花が飾られています。」→「綺麗で」になる。

しかし、「いろいろ」を使うと、
→「壁にはいろいろな可愛い花が飾られています。」



例②、同じく形容動詞である「便利」という言葉を使うと以下の通り、
→「スーパーには便利で面白い道具が売ってあります」→「便利で」になる。

しかし、「いろいろ」を使うと、
→「スーパーにはいろいろな面白い道具が売ってあります。」



普通なら、多数の修飾語がずらりと並んでいる場合、最後の一つを除いたすべての形容詞(または形容動詞)は皆「+て/で」になりますよね?

例:大きくて、綺麗で、白くて、香ばしくて、甘い誕生日ケーキ。



でも、「いろいろ」の場合はこれに当てはまりません。



これは何故でしょうか。

あと、どのようなときに「いろいろ」だけでいいのか、どのようなときに「いろいろな」と必ず「な」を付けなければならないのか。

そこもよろしければ教えてください。

質問者からの補足コメント

  • ご回答ありがとうございました!

    それと、もう一つですが、「いろいろな」の「な」を使わないケースもよく見られますが、あれは口語みたいなものでしょうか。

    例えば、「いろいろ面白いものがあるよ」みたいに「な」がない場合とか。

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/01/11 20:16

A 回答 (14件中11~14件)

なんという質問を……(泣)。


 このところホニャララ質問が多いなぁ……と思っていたら、こんな難問が。
 これはおそらくとんでもない難問です。
 妥当な回答があるとしたら、「そういうものだから……」ではないでしょうか。
 ちゃんと答えようとすると……少なくとも当方の知識では無理です。
 先行コメントのNo.2、No.3あたりで許してもらえませんか。これ以上書こうとすると泥沼が……。

 ちなみに質問者の補足にある「いろいろ面白いものがあるよ」の場合は「な」が省略された話し言葉的表現と考えるよりも、「いろいろ」は「ある」にかかる「副詞」と考えるほうがよいのでは。
 もしかすると、「いろいろ」はそのまま副詞で使えるために、「いろいろで」になりにくいのかも。

 以下はブログからの一部抜粋(重言)。
 今回の質問に即して書くなら……。
 形容動詞に何がつくのかは、「いろいろあって」一概には言えません。
「いろいろ」は「だ・な・に」(「に」は頻度は低いかも)がつくが、「の」はつきにくい。
 はて、「綺麗で」「静かで」「華麗で」etc.……とは言うけど「いろいろで」はあまり見ないかも。↓のYeemarさんのコメントにも「で」は出てこない。
 やはり「そういうものだから……」と考えるしかないのでは。


 ムダと思いつつ辞書をひく。
https://kotobank.jp/word/色色-436668#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
 うーむ。やはり何もわからない(泣)。
 
 しかたがないので、古い話を持ち出す。
【【板外編9】文法はお好きですか?──そんな物好きな人はいません】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1203. …

 長い話なんで、以下は一部の抜粋(重言)。元々当方が書いたのは下記。
===========引用開始
 【練習問題2】
 次の表現のうち、言葉の使い方が間違っているのはどれなのか考えてください。
  1)最適ノ人選
  2)最適ナ人選
  3)最悪ノ人選
  4)最悪ナ人選

 これもふつうの国語辞典で解決できる問題です。
「最適」は、名詞でもあり、形容動詞でもあります。1)の「最適ノ」は、名詞の「最適」に助詞の「ノ」がついた形です。2)の「最適ナ」が形容動詞の活用形のひとつであることは、ご存じのかたも多いでしょう。
 一方「最悪」は名詞でしかありませんから、「最悪ノ」の形では使えても、「最悪ナ」の形では使えません。したがって、4)の「最悪ナ人選」が間違った言葉の使い方ということになります。

 ここであげた「ガとヲ」の話や「ノとナ」の話は、言葉に敏感な人には無意味なものかもしれません。文法の知識などはなくても、感覚的に理解して使い分けることができているからです。
 しかし、言葉の問題で疑問を感じたときに、文法の知識をもっていたほうが解決しやすいことは理解していただけたと思います。先に文法について「知っているに越したことはない」という程度、と書いたのは、こういった理由からです。
===========引用終了

 困ったことに、時は流れた(笑)。近年は「最悪」は形容詞としても認められているらしい。
 そうなると、「最悪ナ人選」もアリってこと。まぁ、「最大な」に置きかえて考えればいいか。
 ここから派生して〈なぜ「最適」にはノもナもつくのか〉って話を書いた。
 すると某所でYeemarさんというかたがコメントをくれた。このかたはいまではすっかり有名になっている。
http://kotobakai.seesaa.net/article/8174276.html
===========引用開始
>   なぜ「最適」にはノもナもつくのか(p.36)
>   「に」はなぜ使われないのか(p.228)

これはきわめて高度な問題ではないでしょうか。修飾語となりうる語に「だ」「な」「に」「の」のいずれが付くか付かないかは微妙なので、たとえば『岩波国語辞典』ではそれぞれの語ごとに「ダナ」「ダナノ」「名ノナ」「副ノナ」などと表示しています。飯豊毅一氏は『品詞別日本文法講座 形容詞・形容動詞』(明治書院)で、任意の50語を取り上げて、それらに「の」が付くか、「な」が付くか……というテストをしてみて、結局、名詞・形容動詞・副詞が画然とは分かれていないさまを示しています。いわれてみれば、さまざまな個性(意味・用法)をもったそれぞれの語を「品詞」という決まったワクに押し込めようとすること自体に無理があります。

「最適」には「だ・な・に・の」が付くのに「快適」には「だ・な・に」しか付かなかったり、また、「ふわふわ」に「だ・な・に・の・と」が付くのに「じめじめ」には「と」以外は付きにくかったりしても、どちらが正しくどちらが間違っているということではないでしょう。大まかにいえば、何も付かないか「と・に」が付く語は副詞的性格が強く、「な」が付く語は形容動詞的性格が強く、「の」が付く語は名詞的性格が強いと考えてよいと思います。
===========引用終了
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この回答へのお礼

やはり少し面倒くさい質問だったようで、申し訳ありません。普段はあまり考えたこともない言葉遣いが、いざ真面目に考えてみると、まったくあれこれと沢山の問題が浮かび上がってくるものです。

具体例を挙げながら非常に詳しい回答をしてくださり、ありがとうございました!

お礼日時:2018/01/12 12:28

おっしゃることは分かります。


>普通なら、多数の修飾語がずらりと並んでいる場合、最後の一つを除いたすべての形容詞(または形容動詞)は皆「+て/で」になりますよね?
例:大きくて、綺麗で、白くて、香ばしくて、甘い誕生日ケーキ。

>大きくて、<綺麗で>、白くて、香ばしくて、
「綺麗で」は形容動詞の「連用形」であるのに対して、「大きくて」、「白くて」、「香ばしくて」という形容詞は「大きく」という連用形+「て」という接続助詞の形を取っています。その点では単純比較はできません。比べるなら、「綺麗であって」のように「て」がつく形にすべきです。品詞の違いがあるため、単純に並べるには無理があります。
 「綺麗で」に合わせるには連用中止法を使って、
大きく、綺麗で、白く、香ばしく、甘いケーキです。
 となります。

 また「色々だ」「様々だ」のタイプの形容動詞が「副詞的に」使われるときには、もう一つの連用形「色々に」「様々に」「綺麗に」の形で使われます。(ただし、「いろいろ」「さまざま」はそのままの形でも副詞的に、というより副詞として使われます。「綺麗」の形は副詞には使えません)
 大体、この「形容動詞」という代物は、過去の文法学者の中で「橋本文法=学校文法」で認めているだけで、「山田文法」「時枝文法」では、「名詞+だ」とされています。
文法上で厄介な問題を起こすのは、この「だ」が絡んでいることが多いのです。しかし、それはまた別の話です。
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この回答へのお礼

ごもっともなご指摘、ありがとうございました!

お礼日時:2018/01/12 12:25

「いろいろな」は、形容動詞「いろいろ」の連体形です。

つまり、直接はその後の体言(多くは名詞)を修飾します。
「きれいで」は、形容動詞「きれい」の連用形です。つまり、直接はその後の用言(多くは形容詞)を修飾します。

つまり、
壁には綺麗で可愛い花が飾られています
の、「綺麗で」は(後に来る用言)「可愛い」を修飾しています。
(綺麗でそして可愛い)花
という構造です。

壁にはいろいろな可愛い花が飾られています
の、「いろいろな」は、(後に来る体言)「(かわいい)花」を修飾しています。
いろいろな(可愛い花)
という構造です。

ですので、どちらを修飾するかということが「~で」と「~な」の違いになっています。

綺麗な、可愛い花 という文章は成立します。この分では、綺麗なと可愛いは、どちらもが「花」を修飾しています。

同様に、いろいろで可愛い花 という文章も成立します。
これは、(一種類ではなく)たくさんの種類があることで「可愛い」が引き立つという意味です。

ということで、どちらも、成立するわけですが、たとえば、「いろいろで可愛い」→いろいろあることが、「可愛い」には意味的につながりにくいと感じるなら、いろいろは、「花」を就職することになるので、連体形で、「いろいろな可愛い花」
また、「綺麗」と「可愛い」が意味的に強くつながると感じるなら、綺麗は「可愛い」を強めるように作用させたいので、連用形の、「綺麗で可愛い花」となるわけです。

なので、「文法」という事だけで考えるとどちらも同じ
「意味」まで含めると、「いろいろ」と「可愛い」はつながりにくいので、それぞれが、独自に「花」を修飾するから、「いろいろ」は連体形の「いろいろな」
「綺麗」と「可愛い」は意味がつながりやすいので、「綺麗」は「可愛い」を修飾して、「綺麗で可愛い花」となるわけです。

> 例:大きくて、綺麗で、白くて、香ばしくて、甘い誕生日ケーキ。

これは、ちょっと違います。
「~て」、たとえば、「大きくて」は、形容詞「大きい」の連用形「大きく」に、接続助詞「て」がついたもので、この場合は、いろいろな形容詞を「並べる」働きになります。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

詳しいご回答ありがとうございました!

なるほど、今まで習慣で普通に話して気付かなかったのですが、いざ文法で分析してみるとこれほどの細かい知識と関係しているのですね。勉強になりました!

お礼日時:2018/01/12 12:04

>これは何故でしょうか。


さぁ。文法なんか言葉が使われてからずっとあとに出来たモノだから
多少の不整合くらいあるでしょうよ。
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この回答へのお礼

やはり不整合という感じですね。ありがとうございました。

お礼日時:2018/01/12 12:01

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