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5年前、たまたま下垂体腺腫が見つかりました。
(しかも後葉の方らしいです。)
腺腫自体はとても小さいし、症状も全くないので、
1年に1回、MRIの検査を受け、経過を観察している
ところです。

そこでご存知の方にお聞きしたいのですが、
1.下垂体腺腫が自然に小さくなる、または無くなる(完治)する
ということはあるのでしょうか?

2.いつかは必ず手術しなければならないのでしょうか?

3.後葉の腺腫が大きくなった場合、どんな症状が出るのですか?

4.現在妊娠中で、来年の5月に出産予定ですが、ちょうど2月に
MRI検査の予約が入っており、受けてもいいものですか?

何年経っても、いつどうなるかと不安でいっぱいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

◆いくつか問題点があります。



◆下垂体後葉の腺腫(“後部(位置が後ろということで後葉ということではありません)”の腺腫ではなかったですよね?)ということですが、いったいどうやって診断をしたのでしょう。というのは、とても小さい腺腫についてMRIの画像だけでは下垂体の後葉か前葉かの区別はつきません。予測はできても患者さんに明言するレベルまで確定することは難しいのです。

◆そうだとすると、ホルモンの分泌異常によって後葉だと診断がついたことになるのですが、後葉はオキシトシンという子宮を収縮させるホルモンを分泌させますので、妊娠出産に直接関連するものです。また、もう一つのホルモンは抗利尿ホルモンですので、これが異常分泌や分泌低下であれば生命に関わります。また、分泌異常があったのであれば手術も治療もしないでそのまま、ということは普通ではありません。

そこで回答です。

1.5年間小さくなっていなければ自然に放置して小さくなったり治ったりすることはまず期待できません。

2.ホルモンの異常が検出されていたり、大きくなる傾向があれば手術治療の必要がでてきます。大きくなってきたり、ホルモン異常をそのまま放置すれば、後葉ばかりではなく前葉のホルモン異常も出てくる可能性が高くなります。ホルモンも正常で、大きくもなっていなければそのまま観察するだけです。

3.腺腫には、腺腫のホルモンが過剰に分泌される場合と、何も分泌せずに大きくなり、正常の部分を圧迫してホルモンが出なくなることの2つの場合があります。ですから、後葉の腺腫の場合は、(1)後葉のホルモンが出すぎる場合、(2)後葉のホルモンが出なくなる場合、(3)前葉のホルモンが出なくなる場合、の3つの場合があります。ホルモンは多種ありますので、個々の症状はとても書ききれません。

4.MRIについては、5月に出産で2月の検査ではまず問題ありません。けれども、先ほど書きましたように、後葉の腺腫は妊娠・出産・授乳に大きく関係し、妊娠・出産を境にして大きくなることもあります。オキシトシンの過剰分泌は早産や流産の原因になりますので、産婦人科の医師には腺腫のことを必ず知らせなくてはなりません。

◆お話の流れや、医師のこれまでの説明の点がどうも不自然でなりません。小さな腺腫がどうして下垂体後葉だと推測されたのか、その場合、妊娠はとっても慎重にしなければなりませんが、産婦人科との連携はどうなっているのか、などです。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
専門家の方のお話が聞けて、大変参考になりました。
私は、患者側の立場で全くの素人なので、専門的なことは
よく分かりませんが、現在担当の先生から紹介先の先生への連絡ハガキ(紹介状のお返事?)に
T1WIで後葉がH1?(HI?)の部があり、pituitery adenoma (後葉)が疑われます。
と書かれていました。
私には、直接「後葉」とは言わず、下垂体の後ろの方が若干腫れてると言ってました。
ちなみに、何の症状もないし、MRI以外に詳しいホルモンの検査なども受けたことはありません。
(そもそも腺腫が発見されたキッカケは、めまいがなかなか治らなくて耳鼻科に通院中に、念のためにと受けた
MRIで、たまたま見つかったのです。)
現在の病院は、脳外科専門の研究センターなので、産婦人科はありません。連携は全くないです。

やはり、産婦人科の先生にお話したほうがいいのでしょうか?「妊娠・出産・授乳に大きく関係する」としたら
不安で怖くなってしまいます。

お礼日時:2004/10/01 13:53

わかりました。



◆レポートには「T1 weightening imaging (T1WI:T1強調画像)で後葉が high の部分があり、pituitery adenoma (後葉)が疑われます。」と書いてあったのです。おそらくこれは、MRIを読影した放射線科医のレポートをそのまま写しただけの紹介文だと考えます。

(1)下垂体に関連したホルモンは全て計測されなくてはなりません。血液検査でわかります。これは下垂体の腺腫が見つかった場合のイロハのイです。検査されていないはずはありませんし、必ず繰り返し検査をすべきものです。もし5年間も検査していないのであれば、そこは「脳外科専門の研究センター」ではありません。間違いなく「ただのヤブ医者」です。

(2)産婦人科の医師には必ず話してください。そして、ホルモン検査も随時行うことになります。また、脳外科専門の研究センターにも妊娠中であることは言ってください。現在の状況で、すぐに妊娠が危険になることはないと思いますが、産婦人科の医者がそのことを知らないと「適切な対処」ができなくなる原因になります。

◆下垂体腺腫は症状が出始めたら即手術ですので、症状の出ていない時点での把握が大切なのです。下垂体のホルモンについては、異常があってもそれについての対処は決まっています。妊娠出産が怖いのではなく、関連する医者がその状態を把握していないの状況が怖いのです。

◆ホルモン検査で異常なく過ぎているのであればとりあえず心配はありません。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただきありがとうございました。
大変参考になりました。
産婦人科と脳外科の先生たちには早めに話します。

ホルモンの検査を1度も受けていないのは
考えられないことなんですね。
この際、出産する予定の病院(総合病院)の脳外科に
転院したいくらいです。

お礼日時:2004/10/01 17:08

以前、父親が下垂体腫瘍で手術を行いました。



手術直前には25mmと大きくなりましたが
腫瘍はうまく取り除くことができ、
術後の経過も順調で定期的に診察を行っています。

1.については自然に小さくなるかは分かりませんが、
薬で対処する場合もあるようです。
この場合、手術で腫瘍を取ることになった場合、
薬による副作用?で腫瘍が硬くなり取りずらいようです。

2.については専門家ではないのでコメントを控えます。

3.については下垂体では7種類のホルモンを作っている
そうですので、まずはホルモンの異常が発生し、
うちの父の場合は腫瘍の大きさから視神経を圧迫し
視野が狭くなりました。

4.については病院に早急に問合せした方がいいと
思います。

父の病気の時に聞いたので術後の合併症の話を少しすると
合併症としてはホルモンの低下や尿崩症といったことが
考えられるそうです。ホルモンの低下の場合は飲み薬や
点滴で対応し、尿崩症は抗利尿剤を使用するそうです。

私も父のことでとても不安だった日々を思い出します。
当時、私の父は田舎に住んでおり、手術を行う場合は
田舎では開頭術?といっておでこを切り右脳と左脳の
間からアプローチをして腫瘍を削りとると説明を
受けました。70歳という高齢で体が耐えられるか
心配でした。インターネットで下垂体腺腫について
調べると東京にある虎ノ門病院の脳神経外科医の
山田正三先生のホームページに行き着きそこでは鼻からの
アプローチで腫瘍を取ることができるという情報を
得ることができ早速電話をしました。
診療中にもかかわらず、山田先生と話すことができ
1週間後には先生に診察をしていただきました。
地元の病院もMRIやCTの画像を提供してくれたため
スムーズに診察も進み、1ヶ月後には手術をしました。
手術自体は病室から出て病室に戻るまで約6時間程度
でした。2、3日で通常の病室に戻ってきました。

yumamimiさんが通っている病院が分かりませんが、
もし心配なようでしたら下垂体腺腫を専門にしている
病院や医師を探し診察をお願いしてみてはいかがですか?
最近では、セカンドオピニオンが普及しており
CTやMRIの画像を貸し出してくれる場合もありますよ。

下垂体はホルモンに関係する重要な器官なので
できれば内科等との連動も必要があると思うので
総合病院がいいのかなと思います。

虎ノ門病院の山田先生のホームページのURLは
http://members.jcom.home.ne.jp/pituitary/

参考URL:http://members.jcom.home.ne.jp/pituitary/
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
色々と詳しく教えていただき、大変参考になりました。

お礼日時:2004/10/01 13:22

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