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現在、最初の生命物質としてはRNAが有力視されていますが、なぜDNAやタンパク質が最初では不適当なのでしょうか?
酵素のような触媒作用がないからDNAが不適当なのは分かるのですが、タンパク質がどうしてなのかよく分かりません。

A 回答 (4件)

ワールド仮説には現在三種類出ていますが、どれにも反証が存在しています。


なので、とりあえず3つRNAを押す論拠だけ並べるのは公正ではないと思うので、3つとも並べます。

DNAワールド仮説
概要
生命を自己複製できる物とするのであれば、まずはじめに設計図がなくてはならない。
したがって、DNAがまず存在した。
反証
・DNA自体には触媒能力がないので、DNAだけができても生命としての活動ができない。
 →近年デオキシリボザイムという触媒能力があるDNAが発見された。デオキシリボザイムの触媒能力は低いが、今後触媒能力が高いDNAが見つかる可能性もある。

RNAワールド仮説
概要
RNAによる自己複製系が原初の地球に存在し、そこから現生の生物へ進化したという仮説
RNAはDNAと違い触媒能力も有し、実際ウィルスはRNAを遺伝情報として持っている。
反証
・さまざまな類似の核酸がある中で、RNA特有の5'-3' のリン酸結合を行った証拠がない
・RNAはDNAと違い分解されやすい(原初の地球には今より紫外線や宇宙線が注いでいたのに進化できるほど長く存在していられるのか)
・自己複製能力を持ったRNA分子が見つかっていない(ウィルスは単独で自己複製できない)

プロテインワールド仮説
概要
タンパク質は生命のあらゆる触媒を担っており、代謝を持つ生命には必須の物質である。
DNA→RNA→タンパク質と伝達されるときも、触媒はタンパク質である酵素がすべてになっている。
アミノ酸対応のコドンはすべてGから始まっており、アミノ酸の配列からRNA、DNAに情報が伝達された証拠である。
よってタンパク質が初めに存在し、そこからDNA、RNAが生まれたという仮説。
反証
・ペプチドには自己複製能力がない
・タンパク質は構造が不安定
・設計図がないのに、酵素などの複雑な構造をアミノ酸が偶然形作ることがあるのか。



正直どれもまだ完全な学説とは言えないと思います。
RNAワールド仮説には、もと単純な核酸からRNAに発展したという説も「さらに前があった」説もありますし、DNAで触媒能力が見つかったり、タンパク質でも疑似複製という広義の自己複製が起こりうることがわかってきています。
これからの新たな研究が気になる分野ですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。よく分かりました。

お礼日時:2018/02/21 22:48

一般にDNAは対で存在し、安定性が大きい。

RNAは短鎖で安定静が低い。その理由はRNAはデタラメだから。
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情報伝達の都合... かなぁ.

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タンパク質はDNAを元にRNAを利用して作られるから。

タンパク質は最初の生命物質とはならない。
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