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小・中学校の音楽の授業では、移動ド唱法で教えているということを聞きました。

ですが、私が小学生の時(10年前に卒業)、歌は楽譜をもらってすぐに歌詞で歌い、リコーダーも固定ドで楽譜を読みました。
中学も固定ドで歌を歌っていました。(私立だったため教育方針が違う?)
また、私自身は、ヤマハの音楽教室に通っていたため、固定ドが当たり前の理論としてついており、大学に入って移動ドというものがあることを知りました。

また、今の小学校の音楽の教科書を見たのですが、移動ド唱法については何も書かれておらず、音階の理論は、長調はハ長調の「ドレミファソラシド」、短調はイ短調の「ラシドレミファソラ」だけしか書かれていませんでした。
これを見た限りでは、固定ド唱法よりだと思うのですが…

今、小学校では移動ドか固定ドどちらで習っているのでしょうか?

A 回答 (5件)

皆さんの質問&回答読ませていただきました!


学習指導要領については全くそのとおりです。
ただ厳密に言うと微妙な解釈もありますので補足です

学習指導要領には「視唱」について規定された部分があります。そこには「原則移動ドで」という規定があります。
ここからが微妙な問題なんですが、
まずこの規定。「視唱」のみのことを指しています。
なんて当たり前!!!と思われるかもしれませんが、ほんとに「視唱のみ」の活動の時を指しているようです。つまり「リーコーダーを吹くために音名を覚えたいから音名で歌いましょう」は元来OKってことなのです。(「読譜」に対する規定ではないということです)
ですのでmusikayoさんたちが「固定ドで習った」というよりは、たぶん純粋な「視唱の学習」の時間がなかった(もしくは極端に少なかった)ということでしょう。

また、現在の学習指導要領(平成11年版)ではこの視唱の規定に「ハ長調とイ短調までとする」という、いわゆる「歯止め規定」と言われるものがついています。そのため教科書会社ではそれに沿って視唱に関して二つの調しか掲載していません。
しか~し。ここで再び微妙な問題。平成15年12月にこの歯止め規定を事実上撤廃する宣言が文部省から通達されました。(学習指導要領の基準性の明確化といいます。)これにて学習指導要領は「最低基準」とされそれをクリアしていればそのほかのことも教えていいよということになりました。(そのため学習指導要領の一部改訂もされました。これには個に応じた指導も絡んでいます。)つまり、今この指導要領で学んでいる子供たちは「ハ長調・イ短調だけ」ではないかもしれません。

付け加えて(長くてすみません)
先生やCDの歌を聴いて自分たちが歌う「聴唱」も指導要領では認められています(というより必修事項)ので、「楽譜を貰ってすぐ歌う」もありということです。(実際皆音符じゃなくて歌詞しか見てないですよ。きっと。音に関しては聴唱になってると思います。)

今のプライベートレッスンは音大入試のために「固定ド偏重主義」になっています。musikayaさんのように、「大学に入って移動ドを知った」というのはこの典型といえるでしょう。移動ドを使えるってとっても音楽的になりますよ!特に複数人で音楽をやる時に威力発揮です。両方を自由自在に使えるようになるのが理想ですよね。
でも、移動ドを「頭で」理解するのは確かにちょっと難しいです。だからほとんど指導しない先生方が多いようです。
だって普通、音楽的なプライベートレッスン受けていない人はほとんど音感がありませんから。音感がない人に移動ドなんて説明すら大変すぎます。逆に絶対的な音感がある子供に説明するのも難しいです。

とは言うものの、そこを何とかする(音感を育てる)のが小学校の音楽の先生の腕の見せ所だと思います。
musikayoさんは音大に行ってらっしゃるということですので、そのあたりぜひぜひ!!!がんばってください!

長くなり申し訳ありません。
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この回答へのお礼

なるほど!
移動ド唱法は「視唱」だけに限られていたんですね!
視唱は全くやらず、楽譜もらったら歌詞で歌い始めていました。中学で歌詞をつける前にドレミで歌うことを知ってショックを受けたくらいです。
なるほど~そういうからくりがあったのか…
リコーダーも今考えてみれば全部ハ長調でした。
移動ドをやらないようにされてたみたいですね~

音大ではもう固定ド主義満載です。
教職でも「移動ドになってる」だけで、移動ドの教え方も習っていません。
こんなのが教師になっていいんだろうか…とちょっと不安です。

こういうふうな規定になっていたのですね。
スッキリしました。ありがとうございました。

お礼日時:2004/11/06 00:00

1の回答者さまの通り、原則的には


「移動ド」なんですが、実態は違うようです。

平成12年度の教科書改訂以前には
5年生でヘ長調を学習しましたし
6年生ではト長調も学習しました。

この時は調の学習のためどうしても
音名・階名そして移動ドの学習が
必要でした。

階名読みは移動ド
楽器(リコーダー・鍵盤ハーモニカ)を
演奏するときは固定ドと区別して指導する
必要があったわけです。

ただ普通の学級担任は(恥ずかしいことですが)
なかなか難しくて指導できないことが多かった
ようです。


平成12年度改訂から(現在の教科書)は
ヘ長調やト長調の曲がでてきても
調自体の学習はしませんので
わざわざ「移動ド」で読む機会がないのです。


それから、指導者も固定ドが移動ドよりも
良いと考えている方がいるようですから
そういう指導者に当たると、
質問者さまのような場合もあるのでしょうね。
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この回答へのお礼

>階名読みは移動ド
>楽器(リコーダー・鍵盤ハーモニカ)を
>演奏するときは固定ドと区別して指導する
>必要があったわけです。
難しいですね…子どもじゃなくてもこんがらがりますよね(^_^;)
混乱を避けるためか、リコーダー、鍵ハはハ長調しかやりませんでした。

指導要綱でもふれなくていいことになっているし…
こんなんでいいだろうか…

ありがとうございました。

お礼日時:2004/11/06 00:05

現在高校一年生です



わたしは小学校も中学校も公立でしたが固定ド唱法で習いました
こちらの回答を見て初めて原則は移動ドだと知りました
高校に入学してから移動ドを習いました
恐らく他の小学校や中学校も固定ドで習ってると思います

結構学習指導要領と違うんですね
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この回答へのお礼

指導要項には、小・中は移動ドで、高校になってから固定ドとするようにとなっているそうです。
(統一した方がいいという意見もあり、最初から固定ドで教えているところが多いらしい…でも、要項はそのまま…)
理想と現実なんでしょうかね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/08 00:49

 日本では、学校音楽の原則はずっと「移動ド」でした。

音名は「ハニホヘト…」です。
ただし、だんだんと読譜指導をしなくなり(低学年では全て聴唱法で曲を教え、小学校では読譜指導は腸号の無い範囲までとなっています)、実質的には移動ドを教えることはしなくなっています。

 一方、巷では、ヤマハに限らず固定ドで教えている音楽教室ばかりですね。それであなたのように、大学に入るまで移動ドを知らなかったという方まで出てしまうのですね。

 私個人としては、ハンガリーの実践の成果にも見られるように、移動ドにはメリットが有ると思っています。ただし、そのためには、小学校の音楽教師にも専門的な素養が必要で、現在のように全科を担任が教える状況では無理かなと思います。
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この回答へのお礼

読譜自体した記憶がないです…6年間聴唱法でした…専任の先生でしたが…

現在、音大に進学しましたが、教育法で、移動ドと固定ドのメリット・デメリットというところで、初めて移動ドの存在を知ったのですが、メリットも何も、移動ドで歌ってみろといわれても、固定ドが身に付いてしまって歌えないんです。

ハンガリーでは移動ド成果があるのですか!?
調べてみようと思います。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/08 00:43

原則として「移動ド」です。



学習指導要領の「第3 指導計画の作成と各学年にわたる内容の取扱い」2(1)に
「歌唱の指導における階名唱については,移動ド唱法を原則とすること。」
と書かれています。もっとも、小学校ではハ長調とイ短調しか扱わないようですが。

中学でも同様に、「歌唱指導における階名唱については,移動ド唱法を原則とすること。」と書かれています。

参考URL:http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/9903 …
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この回答へのお礼

確かに「移動ド」と明記されていますね。
唱法以外でもならっていないことが多く書かれていました(^_^;)
コード記号なんて教科書に書かれていなかった…

参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/08 00:37

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