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「観測するまで世界が決まってないのは間違いだ。観測するまで分からないだけに過ぎない」という回答者を結構見ます。
「観測するまで何も決まってない、つまり時間が実在しない世界は、ミクロの世界の話に過ぎない。
量子力学的性質が極端に薄れたマクロの世界に関していえば、観測する前から世界は決まっている」と回答者達はいっていました。

とはいえ、マクロの世界の物質全ては、量子力学的干渉(非時間的)で満たされた、宇宙最初の状態に起源があります。
それでも「マクロの世界は観測する前から決まっている。」というのは正しいのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • 観察すると絶縁体が安定するというのなら出てきました

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/03/01 02:29

A 回答 (2件)

決定論と非決定論で、面倒です。

昨年「月は観測するまで存在しないと取っても良い」という京都大の発表がありましたが、いまだに面倒です。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

その去年の京都大学の発表は初耳です。

アインシュタインが「月を見ない間は存在していないのはおかしい。」といってましたね。これはボーアの量子力学の見解のおかしさを、分かりやすく月に例えていった事に過ぎなかったのに、

まさか本当に「量子の世界だけでなくマクロの月さえも観測するまで存在しない」という事になったのですからアインシュタインも驚愕でしょうね。

コペンハーゲン解釈をマクロの世界にまで拡張した、
「月は観測するまで存在しない」という解釈は、量子力学をかじった哲学者達(クオリアを考える哲学者達)が最初にいった事で、誤解した発想だと非難されたりしたそうですが、
その誤解した発想が現代では正しいかもしれない。という所まで進んだのは面白いですね。

お礼日時:2018/03/01 00:58

量子もつれ、あるいはエンタングルメントと呼ばれる現象があります。



例えば、電子・陽電子の対生成の時にスピンなどの反対になる成分があります。上向きか下向きか観測するまで分からない、ってやつです。
電子・陽電子の対生成を2つ行い2組つくって、2組から1つづつ粒子をとって対消滅させます(対消滅する粒子の組を選ぶ)。対消滅に選ばれずに残った電子と陽電子は、別の対生成で作られたものですので、まったく関係ない2つの粒子”のよう”なのですが、この2つの粒子のスピンを測定すると、上向きと下向きの必ず反対側が観測されます。

このような、関係のないように見える2つの粒子などに関係が生まれるのを量子もつれ(エンタングルメント)と呼んでいます。そして、これは「観測する前から世界が決まっている」論では説明できません(最初の対生成した時にスピンの向きが決まっていれば、残った2つの粒子の向きは半々で違う方向か同じ方向になります)。
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この回答へのお礼

それは質問の趣旨とは少し違う回答になりますが、ただ、エンタングルメントがどれほどマクロに影響を与えるかというのも前から気になっていました。

お礼日時:2018/03/01 00:59

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