
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
redbean さんの書かれているように,色中心が生じたものと思われます.
本来は透明な物質中に,
何らかの作用によって局所的な電子準位が生じて色がつくことがあります.
この原因となるところを色中心と呼んでいて,
通常は種々な構造の格子欠陥によっています.
色中心ができる典型的物質がハロゲン化アルカリで,
色中心をつくる典型的方法がX線照射です.
yamikuro2001 さんの状況はまさにこれになっていたわけです.
その他,アルカリ金属蒸気にさらすなどの方法もあります.
放射線にさらされたガラスが茶色になる現象も,
この色中心の効果と言われています.
色が炎色反応と同じという件ですが,
redbean さんと同意見で偶然のように思われます.
炎色反応は炎の中で揮発した金属原子の状態間遷移による輝線スペクトルですが,
色中心の方は固体内での格子欠陥にとらえられた電子の準位間遷移が
関係しています.
したがって,色中心はアルカリ原子の種類だけでなく,
ハロゲンの効果もシビアなはずで,両者の色の起源は違うものだと思います.
No.2
- 回答日時:
X線により、結晶構造に欠陥が生じたのでしょう。
おそらく、カラーセンター(色中心、着色中心)が
生じたためでしょう。
結晶中の陰イオンの欠陥で電子が捕獲され、それが
光の波長の選択吸収を生じるとか。
専門家ではないので詳しい説明はできませんが、
これは物性論、結晶学などの領域で出てきますね。
黄色は偶然でしょう。塩化ナトリウムをピンクや
紫にもできますから。
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
これは照射中に色が出た、ということでしょうか?だとすると、照射されたX線の一部をナトリウム原子が吸収し、励起されてナトリウムD線を放出してもとの準位に戻ったんじゃないかと思いますが。
照射後、結晶が着色していたのなら、ちょっと判りかねます。m(__)m
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