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今、社会で第一次大戦をやっているのですが、Wikipediaを見たら同盟国が2桁にもいかないのに対し、連合国が14カ国とかなりの差がありましたが、戦争は長期化しました。

これは同盟国側が強いのか、塹壕戦で膠着していたのか。

よくわかりません、教えてください。

読みにくい文章で申し訳ありません。

A 回答 (3件)

長期化の要因は色々あって難しいです。


政治的には秘密条約や協定が色々と結ばれていて、各地で小規模な衝突が起こり収拾がつかなくなった。
同盟として参戦するはずのイタリアが日和見主義で参戦せず、反対にトルコが同盟側として参戦した。
アメリカは欧州の事は関係ないとして当初中立に徹した。
戦争の軍事作戦に両陣営とも政治家が介入したりして失敗したり、余計な労力を使ったりして徹底を欠いてしまった。

同盟・連合の両陣営とも緒戦で下策を取ってしまった。
ドイツは戦前に作られたシェリーフェンプランというパリまで落とす作戦があったのですが、対戦時の参謀長であった小モルトケが徹底を欠いた作戦指導をし勝機を逃した。
ドイツはロシアを相手にせずオランダやベルギーの中立を無視して大部隊を投入し一気にパリまで攻略するのがシェリーフェンプランだったが、規模が縮小されてしまった。
また連合国側もトルコを攻略しようとして緒戦にガリポリ攻略戦で大敗北を喫した。しかし懲りずにバルト海侵攻作戦というのを立案したりもした。

ロシアは政情不安や装備の悪さからドイツに連敗してしまい結局は降伏した。
オーストリア=ハンガリー帝国は装備が悪く作戦指導も下手で役に立たなかった。

塹壕戦で膠着 → 塹壕を突破する兵器として末期になり戦車が出現した。毒ガス兵器もこの時に登場し大規模に使われた。

海では潜水艦が登場、ドイツの潜水艦によって英国がもうすぐ干上がるまで経済封鎖が行われた。
英独の大艦隊が真正面から激突し、海軍力で勝る英国が勝利すると戦争の早期集結の目もあったが、英独ともに艦隊同士の大決戦を望まなかった。
(ユトランド沖海戦の一度のみ発生したが、前衛部隊の衝突だけに終わってしまった)

空では航空機の出現で爆撃が行われるようになった。ツェッペリン飛行船を使用した戦略爆撃も行われた。

ドイツ潜水艦により輸送船が撃沈され米国民が多く亡くなって、1917年になり米国参戦が大きく戦争の行くすえに影響したのは確かですね。
またイギリスはあと数週間までドイツに締め上げられましたが、ドイツの国力も限界に達していて、大きな軍事行動をする余力が無かったです。
イギリス海軍は大戦中も増強を続けていたのですが、ドイツ海軍は潜水艦以外増強することは出来なくなっていました。

第一次世界大戦は関わった国の関係性が不明確で、ある戦いが起こってもその勝敗がどうなのか未だ決着が付いていないというのが珍しくないです。
戦死者数は多いけれど作戦は成功したとか、戦死者数は少ないし与えた損害は大きいけれど戦争の状況は変わらなかったとか…。
研究したり調べてみると、難しいのが第一次世界大戦ですね。
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます。

結構難しいですね、でも学校じゃ教えてくれないことなので面白かったです。

お礼日時:2018/06/06 22:48

当時のヨーロッパ諸国は、世界中に植民地を持ってました。


そのため、戦力を分散していて、ヨーロッパの戦線だけに戦力を集中しにくい状況です。
ちなみに、日本は、本国の指示で主戦力が撤退した大陸(中国)の鉱山地域などを火事場泥棒のように掠め取ってました。

今までの戦争と比べ、死傷者が多いです。自然、どの国も、自分たちの損害を最小限に留めることを重視します。犠牲覚悟の特攻ではなく、お互いに陣地の守りをがっちり固めての持久戦を選択するようになります。
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます。

世界規模の戦争でしたので確かに死傷者は多かったですね。

連合国も植民地の人々を兵に駆り立ててましたね。

お礼日時:2018/06/06 22:53

第一次世界大戦前のドイツの工業力はアメリカを除くと圧倒的だったのです



例を出すと
1913年の粗鋼生産高は
独:1893万5000㌧
墺: 261万1000㌧

英: 778万7000㌧
仏: 468万6000㌧
露: 491万8000㌧
白: 246万7000㌧
伊: 90万㌧
日: 25万5000㌧

つまりドイツ1ヶ国でも英仏露3ヶ国合わせたと同じ粗鋼生産力がある上に

粗鋼生産の原料の鉄鉱石と石炭の生産量も
・鉄鉱石
独:2050万㌧
墺: 250万㌧
ドイツは他に中立国スウェーデンから良質な鉄鉱石を何の妨害もなく輸入できます

英:1510万㌧
仏:1130万㌧
露: 770万㌧
伊: 70万㌧

・石炭
独:1380万㌧
墺: 220万㌧

英: 800万㌧
仏: 280万㌧
露: 450万㌧
白: 140万㌧
伊: 90万㌧

ドイツは粗鋼をスウェーデンからの鉄鉱石輸入を省けば自給可能でした

ドイツの機械工業もアメリカと世界を二分するシェアで
ドイツの機械工業の余剰生産分は大戦前、イギリスに大量に輸出され
イギリスでメイド・イン・ジャーマニーの製品で溢れかえり社会問題化していたぐらいです

化学工業では衣類に使われる染料の世界シェアの85%がドイツ製品だったのです
またイギリスの植民地で独占的に生産される天然ゴムに頼らず石油から合成ゴムを作る技術も大戦前にドイツが開発していたのです

つまりドイツ1ヶ国と英仏露3ヶ国の力は拮抗していたということです
唯一、その拮抗を崩せるのは世界第一の工業国アメリカの参戦だったのです
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます。

ドイツは物資面で豊富だったんですね。

興味深いです。

お礼日時:2018/06/06 22:51

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