NATOが東に進出しています。
何10年も前から政治学者が
「NATOの東への進出は第3次大戦を招く。絶対にやってはいけない愚手」
「進出しつつ回避する策は無い」
と警告してきました。
今でもそういう社会学者は多いそうです。
それが正しいという前提とします。
一方で、NATOに入るか否かは各国が自由に希望していいはずです。
今のフィンランドもNATO加盟を希望していますが、第3次大戦に
なるとの指摘もあります。
NATO加盟をあきらめると第3次大戦は防げるかもしれないが、
各国の自由は犠牲になるという状況だということです。
どうするべきだと思いますか。
①各国の自由が優先であり、第3次世界大戦になってもしょうがない。
最終的に悪者(ロシアとか)に責任を取らせればよいだけ。
②第3次大戦を回避することが優先
A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
最終的な悪者というか、侵攻や核をちらつかせて自我を通そうとする奴等は既に悪者なのだから、そいつらを増長させてはいけない。
世界大戦や侵攻は回避すべきことだが、その脅威そのものは度の過ぎた自己主張をしている輩が引き起こすことなので、可能な限り早めに、集団で寄ってたかって潰すしかない。
脅威=装備x意志。装備がちゃちでも嫌がらせはできるし、それをもって脅すこともできる。侵略意志が明確であれば、行動を起こす前に村八分にして、起こしたら徹底的な制裁をすればいい。
No.8
- 回答日時:
ロシアがウクライナ侵攻を開始するまでは、上記の専門家の前提は「正しい」と思われていました。
まあ、たぶん正しかったし、それが抑止になっていたといえます。だから《ウクライナはどれほど希望してもNATOに加盟できなかった》わけです。これがウクライナ侵攻直前までの事実であることを踏まえないといけません。
ようするにNATOは「第3次世界大戦の原因を作りたくない」ので、ウクライナがどれほど希望してもNATO加盟を認めず、アメリカも認めてきませんでした。ちなみに、今もウクライナはNATO加盟を求めていますが、NATOは拒否しています。
しかし、ロシアによるウクライナ侵攻は始まったわけです。
となると、あれほどNATOが《第3次大戦の原因になるから東進しない》と言っても、全く意味が無かった、ということになります。
ロシア自体が「ウクライナはNATOに入ってないが、入ったものと看做して攻撃する」としたからです。
ということは、フィンランドやスウェーデンなど、NATOとロシアの緩衝地帯としてNATO加盟を控えてきた国も「中立国で居る意味がない」ということになり「ロシア側につく選択肢がない以上、NATOに加盟しないとウクライナのようになる」と思うのは当然の判断なのです。
だから加盟申請しています。
それを踏まえたうえで、
>どうするべきだと思いますか。
に回答するなら「当然に全力で第三次世界大戦を回避すべき」です。
で、そのやり方は「NATOを東進させて、フィンランドやスウェーデン、バルト三国などの軍事力を強化すること」です。
簡単に言えば「ロシアよりも強い軍事力によるロシアの抑え込み」です。
それしか方法はないでしょう。しかも今ロシアは経済も軍事力も大打撃を受けているので、このまま長期に渡ってロシアの経済力を復活させなければ、ロシアが第三次世界大戦の引き金を引く可能性は格段に小さくなるわけです。
となると残りは中国です。
これまた忘れてはいけないのは、21世紀に入ってからの中国の経済的軍事的な成長は「いずれ中国を中心に第三次世界大戦につながる恐れがある」とみなされてきた、ということです。
でもやっぱり火種はヨーロッパで起きました。2次大戦はドイツの戦争開始に呼応して三国同盟だった日本が太平洋側で戦争を始めたことが世界大戦になったわけですが、今の状態で中国が台湾進攻する可能性はむしろ減ったと言えます。
それは「ロシアの兵器又はロシア兵器のコピーばかりの中国軍」だと、西側諸国、特にアメリカの最新兵器に勝てないことがはっきりしたからです。
このまま、ロシアと同様に中国を経済的に軍事的に抑え込む動きが今後もっと活発になるでしょう。
それが第3次世界大戦を先に引き延ばす、最も有効な手段です。
※ただし、第三次世界大戦はいずれ起きます。それはアメリカの衰退が明白になって、世界各国の力関係が変化しているからです。その発端が中国じゃないかもしれませんが、今の世界秩序(力関係)が極端に崩れたとき、それを修正し新しい世界秩序を作るために必ず世界大戦は起きる、と思っておくほうがよいでしょう。
それが、10年後なのか50年後なのか100年先かは分かりませんが、まず確実に起きます。
No.7
- 回答日時:
>それが正しいという前提とします。
そもそもこの前提がおかしいですね。
そういう理屈が成り立つのは、両陣営がまともに、理性的に話し合える状態にある時に限るのであって、片側が理不尽な覇権主義、パワーポリティックを駆使して露骨な軍事的な行動に走る現在の様な場合にも適用するのは馬鹿げています。
周辺国は自国の安全保障政策を決めるに際してその国の主権や決定の自由権を曲げたり放棄してまで、覇権主義やパワーポリティックに屈しなければいけない理由など全くありません。
ましてや第3次世界大戦になるかも知れないからという理屈で、大国の横暴を許せば、そちらの方が第2次大戦前夜の欧州や東アジアで見られた様に、世界大戦に発展するリスクが大きくなると思いますよ。
その前提は正しいかも知れないし、
正しくないかもしれません。
ただ、私はそれについて専門知識は
無いので、専門家の意見が正しいとした仮定の話をしています。
科学は様々なシーンで
「ある仮定が正しかった場合」
で議論すると思います。
もちろん、その場合の結論は
「仮定が正しかった場合の話」
です。
その仮定に不満があることは、よく
わかりました。
ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
No.4 です。
>「とにかく権利・正義を主張するぞ、それで戦争になるのは仕方がない」
主題とはやや離れますが、個人的な考えでは、今の国内SNSの状況を見て思うのは、右翼或いは右傾の一般市民にとって、戦後日本の歴代のリーダーには全く要素が皆無な事で、渇望していた、ゼレンスキーと言うリーダーが現れた事で、増長し、ネオナチのような極右的言動すら増えているようにも見えます。
彼ら右翼は、本来なら天皇があれほど侮辱的扱いをされているのですから、ウクライナやゼレンスキーに反感を持つのが当然とは思いますが、それさえも乗り越え支持してる輩が多いよう?なので、かなり厄介な事になってなければとは思います。
No.5
- 回答日時:
NATOは自由には加入できません。
現在の加盟国すべての承認が必要です。今のところ、トルコが反対を表明していますね。このままトルコだけが反対し続ければフィンランドとスウェーデンはNATOに加盟できません。尤も、トルコの反対理由は第3次大戦(核戦争)とは全く関係ないようですが。
となると、選択肢①が無効という話になります。
それはさておき、選択肢を改変するとしたら、現加盟国の「フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請」に対する選択肢は次のようになります。
①必ず第3次大戦(核戦争)を招くので承認しない。
②承認しても第3次大戦(核戦争)は起きないので、これ以上のロシアの戦争犯罪を抑止するために承認する。
③例え、第3次大戦のリスクが高まっても、これ以上のロシアの戦争犯罪を抑止するために承認する。
④その他(例えばトルコのように自国内の少数民族独立過激派を支援しているから等)
現状のNATO加盟国は、残念ながら①の質問文にあった「第3次大戦を回避することが優先」的な立場をとる国はひとつも無さそうです。③は考える国もあって良さそうですが、米英の今までは非常に制度が高かったロシア国内の情報分析で説得されたせいでしょうか。リスクが高まるとしてもロシアが核戦争に踏み切るとは考えていないように思われます。
さて、米英を中心としたNATO諸国の観方が正しいのか。それともご質問者の云う高名な社会学者たちが正しいのか。どちらでしょう。
私個人としては「高名な社会学者」の云うことなんてあまり信用していません。
ノーベル経済学賞を受賞した経済学者の理論に基づいた金融商品は、最初の頃は大成功でしたが、やがてリーマンショックのような世界規模の金融大恐慌を引き起こしました。
原発は絶対安全と言い続けた学者なんて何人いたか分からないくらいです。
そもそも社会学は物理学とは違います。そこに「絶対」なんてものはありません。不安だから戦争を許すのか。戦争犯罪を許すのか。
ロシアからは「北海道はロシアのもの」という暴言も出てますね。ご質問の趣旨はわかりますが、その趣旨は、戦争を許し、戦争犯罪を許すことを内包しています。
例えば、ロシア軍が北海道に侵攻し、北海道が略奪されても、女性の多くが暴行を受けても、道民が拷問虐殺されても、米国には「核戦争に繋がりかねませんから安保条約に基づく参戦はしないでください」と言うのでしょうか。
「第3次大戦を回避することが優先」
これは当たり前のことです。
しかし、この思想は本当に絶対的なものなのでしょうか。ロシアの暴挙を止める効果がNATO拡大策だけとは思いませんが、今現実に動いている巨大な暴力に対して即効性のある抑止力がNATO加盟にあるならば、この策も十分検討に値すると思います。
単純にすべてが核戦争回避で動くのならば、非核保有国は、核保有国の奴隷になりかねません。だからと言ってすべての国が核保有国という状態も如何なものでしょうか。それこそ第3次大戦・核戦争の脅威が増大することになります。
No.4
- 回答日時:
第3次大戦を回避することが優先である事は明らかでしょう。
そもそもNATOの存在理由であったソ連は崩壊し既に存在せず、核軍縮も随分進んでいるのに、NATOの拡大が止まらない危機感が、1つの要素として、ロシアの侵攻が始まっています。
ロシアがそれほどにも脅威だと言うならば、なぜウクライナにも手こずるほど、攻め込む為の軍隊の訓練や武器の準備が十分に出来ていないのか。
逆に言えば、ウクライナの近代的ゲリラ戦(但し米国支援と米軍の訓練による)のほうが、それほど良好な関係とは言えない周辺国にとって脅威となる可能性さえあるでしょう。
ロシアにとってもEU諸国にとっても、NATOに変わる安全保障の新しい枠組みを作るのが望ましいかと。
因みに、フィンランドもスウェーデンのNATO加盟反対は、トルコだけでは無いと言う話も出てきているようです。
私もそう思うんですけどね。
少なくとも日本の雰囲気としては
「とにかく権利・正義を主張するぞ、それで戦争になるのは仕方がない」
っていう雰囲気を感じるんですよね・・・
自分としては、
「かなりの不利益を被ったとしても戦争よりはるかにマシ」
って気がするんですけどね。
なんとなく
「とにかく不合理に不利益をこうむるのは絶対に許せない。
その先がどんな未来だろうが、それは仕方がない。
とにかく目先の不合理は受け入れない」
っていう雰囲気を感じるんですよね・・・。
正直、日本としては、
「北方領土のために全面戦争」
なんて、バカらしいと思うんですけどね・・・
ですが
「不合理に北方領土を取られるのは絶対に受け入れない」
って言う立場の人が多い気がします。
No.3
- 回答日時:
NATOは勢力を東に進出させない、というのがNATOとロシア(当時はソ連)の約束事になっています。
ですが、各国が自分の意志でNATO入りをすることは、その国の人権問題なので、NATOが拒むわけにはいかないでしょう。
NATOはもともとロシアと集団で対決する組織なので、ウクライナ問題でロシアの脅威が現実になることを悟った国をNATOが受け入れるのは自然な流れです。
ロシアはこれに反発し、武力行使する可能性がゼロではありません。ですが、もとはと言えば、ロシアが撒いたタネですから、やむを得ません。
NATOの勢力がこれだけ拡大すると、ロシアはウクライナのように迂闊には手が出せないと思いますが。
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