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生涯危険率に関する事を教えてください。
ある書籍に書いてあったのですが、
ちなみにこの書籍です。
https://honto.jp/netstore/pd-book_01355396.html


(原文)「飲料水中のヒ素によるヒトの皮膚がん報告結果をもとにして、
一生涯危険率10のマイナス5乗(10万分の1)に相当する濃度を計算すると、
0.00017mg/リットルになる。」


説明足らずで、どのようなとこの数値をもとに計算したのかわかりません。
「皮膚がん報告結果」~この場合、どこの数値をもとに計算されたと思われる
でしょうか?

また生涯危険率について、中学生レベルでも解る程度で教えてください
よろしくお願いいたします。

質問者からの補足コメント

  • ご指摘ありがとうございます。
    yhr2さんのおっしゃる通りだと思います。

    この原文は、あくまで著者の個人的な見解です。
    すべてを鵜呑みにしているわけではありません。

    ただ素朴な疑問として、お詳しい方に「多分あの事を質問してるのかな」または「これだったらあのデータの数値があてはまるな」的にお持ちの知識の中でお答えしていただけるかもと期待をし、お聞きしているだけなんですね。
    逆にこちら(質問文)の説明たらずだったようで失礼いたしました。

      補足日時:2018/06/07 06:38

A 回答 (2件)

書籍の題に驚いて、「生涯危険率」をいろいろと調べてみましたが殆んど見つかり


ませんでした。

関連する用語として、実質安全量(Virtually safe dose)が見つかりました。しかし、
日英のWebを調べても詳細は判りません。Wikiの検索項目ガイドに一部にありました。
下記は日本語と英語のWikiの説明です(以下訳は拙訳)。

実質安全量(Virtually safe dose)の略。VSDは問題となる発癌物質を一生涯摂取し
続けたとしても危険度がある限られた率以下に留まる量である。生涯危険率として
10^(-6)~10^(-8)が提案されている。

Virtually safe dose(VSD、実質安全量)は閾値が有るとされない発癌性物質に付いて
定めることができる。VSDはその様な癌誘発剤に対し社会の受容レベルを超す癌発生が
予想されない曝露レベルを表すために規制当局により計算される。
<A virtually safe dose (VSD) may be determined for those carcinogens not
assumed to have a threshold. Virtually safe doses are calculated by regulatory
agencies to represent the level of exposure to such carcinogenic agents at
which an excess of cancers greater than that level accepted by society is not
expected.[1]>

その他の用語説明です。
生涯に渡る発癌性物質への人の曝露に於いて、ゼロから暴露された人の百万人中一人が
癌発症の様な極小癌発症事例を起こすかを、数学的モデルを使い、推測する。
<Human exposure over a lifetime to a carcinogen which has been estimated,
using mathematical modeling, to result in a very low incidence of cancer,
somewhere between zero and a specified incidence, e.g. one cancer in a
million exposed people.>
https://definedterm.com/virtually_safe_dose_vsd


次は学術論文の要旨で、
要旨
この論文の目的は、動物発がん性物質に付いて、最大耐性量(MTD)と実質安全量
(VSD)の抵投与量見積の間の相関を決定する事であった。・・・VSDの見積もりは
同一性のラットとマウス双方の同じ腫瘍部位での明らかな投与―応答関係が認められ
ている低投与部の直線外挿により得られた。VSDの推測値は、ラットとマウスに付いて
38の化学品により69の腫瘍箇所に付いてMTD値と比較された。MTD値は高から低毒性
(食品中で1ppbから4.4%)に渡っていた。MTD値のVSD値に対する比の全幾何学的
平均で10(-6乗)の最大推測リスクに相当する物は3.8x10(5乗)であった。138事例の、
3事例のみが平均比から10倍以上の係数であった。これが提案した事は、VDSの
迅速見積もりは、亜慢性試験により得られたMTD値を400,000で割れば得る事ができる。
更に人の曝露が10(-7乗)xMTD以下ならば、推測されるリスクは化学品が発癌性
物質であっても無視できるように見える。化学品が発癌性物質の様であっても、人の
曝露が極端に低い場合には、リスクを無視できる事を実証実演する為に習慣的な生物
学的検定を行うことは価値のある事とは思えない。

<Abstract
The purpose of this paper was to examine the correlation between the maximum
tolerated dose (MTD) and the low-dose estimate of the virtually safe dose (VSD)
for animal carcinogens. ・・・・・ Estimates of the VSD were obtained by linear
low-dose extrapolation for which an adequate dose-response relationship existed
at the same tumor site in the same sex for both rats and mice. Estimates of
the VSD were compared with the MTD for 69 tumor sites from 38 chemicals for
rats and mice. The MTDs ranged from high to low toxicity (1 ppb to 4.4% in the
diet). The overall geometric mean of the ratio of the MTD to the VSD correspond
-ing to a maximum estimated risk of 10(-6) was 3.8 x 10(5). Of the 138 cases,
only 3 cases were more than a factor of 10 from the mean ratio. This suggested
that a quick estimate of the VSD could be obtained by dividing the MTD, obtained
from a subchronic study, by 400,000. Further, if the human exposure is less than
10(-7) X MTD, the estimated risk is likely to be negligible even if the chemical is
a carcinogen. It may not be worthwhile to conduct a chronic bioassay for
the purpose of demonstrating a negligible risk, if the chemical is likely to be
carcinogenic, unless the human exposure is extremely low.>
https://www.osti.gov/biblio/6066655-preliminary- …

さてこれから推測してみます。
ある化学品に付いては、MTD値を求める為の投与量と癌発症率のデータがある。
それは、投与量が下がると発症率が下がる関係にあるので、投与量をゼロに外挿する。
その過程での、癌発症率が100万人に一人の時の投与量を求める。
その投与量を生涯与えるものとしてリスクを推測する。

引用された本はリスクを強調していて、引用した論文の結論
<化学品が発癌性物質の様であっても、人の曝露が極端に低い場合には、リスクを
無視できる事を実証実演する為に習慣的な生物学的検定を行うことは価値のある事
とは思えない。>とは相反しています。

説明が不明確なのは所謂「煽り」なのかも知れません。
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この回答へのお礼

いろいろ骨を折らせてしまいました。
ありがとうございます。
今時検索しても、これだってものがでないんで、ビックリしますね(;^_^A

お礼日時:2018/06/07 07:45

その本を読んでいないので、その数値の説明や根拠の説明はできません。



ただし、数字で説明されると論理的なものだと勘違いする人が多いので、気を付けた方がよいと思います。
特に、最近の日本人は「数字オンチ」「理科音痴、科学オンチ」が多いですから。
書籍にも、ネット上にもそんな「似非論理」「都合のよいデータだけ切り出した説明」が数多く出回っています。
最近は、政府や行政や大企業も平気でそういうことをしますので、だまされないように注意した方がよいと思います。

読書がお好きなら、その手の本がたくさんありますので、読んでみてはいかがでしょうか。

「統計でウソをつく方法」(ブルーバックス)
https://www.amazon.co.jp/%E7%B5%B1%E8%A8%88%E3%8 …

ウソを見破る統計学(ブルーバックス)
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統計の9割はウソ: 世界にはびこる「数字トリック」を見破る技術 (徳間書店)
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「社会調査」のウソ~リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)
https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E7%A4%BE%E4%B …

データはウソをつく―科学的な社会調査の方法 (ちくまプリマー新書)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%8 …
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