
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
どのような目的の実験で,寒天濃度も,添加する重金属の種類も濃度も記載されていないので明確な回答を述べることはできない。
しかし,本質問を読んだときに気づいた点を次に列挙する。参考にしてください。(1)重金属を生育用のトレースエレメントとして添加しているのであれば,寒天が固まらないということ自体おかしい。
(2)寒天濃度は? 通常は1-2%くらいで使用。
(3)寒天濃度を上げれば固まりやすくはなるはず。
(4)一般的に言えば,寒天濃度をあげても生物に対する害はない。しかし,生物の運動性やコロニー中での個体密度には影響するだろうから,2次的な影響は当然でるだろう。
(5)もちろん,寒天に不純物が混入していれば,濃度をあげるとその影響はでるかもしれない。
追伸:この程度の疑問なら実験してみるほうが早く回答が得られると思う。
この回答への補足
回答ありがとうございます。
今回の実験の目的は酵母にある遺伝子を導入することにより、酵母に重金属耐性が付与されるかどうか(酵母が生育することができるかどうか)確認をしたいのです。重金属は鉛で、硝酸鉛を使用しています。当然鉛ですので沈殿ができてしまっているのですが、出来れば10mM添加しても固まって欲しいのです。現在のところ3mMの鉛を加えた培地はできていますがそれ以上だと固まりません。僕の読んだ論文では50mMの鉛を添加した培地でも固めることができていて、どうすれば、それぐらい高濃度の鉛を添加した培地でもか固めることが出来るのか、疑問に思い(自分でやってもできなかったため)質問させていただきました。現在の寒天の濃度は2%です。以上補足させていただきました。わかりにくい文章ですがよろしくお願いします。
No.5
- 回答日時:
補足説明を読んで重金属耐性に関する実験であることがわかりました。
他の回答者が書いていないことで気づいたことを書きます。(1)酢酸鉛溶液(滅菌済)と滅菌した寒天培地(もちろん酢酸鉛なし)を固化直前で混合し,後は定法に従ってプレートを作製する。これでどうなるでしょうか?もちろん,最終pHは目的のpHになるように事前に調査しておきます。
(2)高濃度の重金属を添加するので,いっしょに適当なキレーターを添加して,より溶解した状態をつくる。
以上
回答ありがとうございます。
今までは滅菌前に重金属もすべて混合していました。何パターンも実験してみるしかなさそうですね。ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
hiroppi1さんがされている実験は「酵母用の培地を作成、PH調節して、その後濾過滅菌で重金属を入れる」という作業でいいですか?もしそうでしたら、最後に重金属塩を入れた時にpHが変わっている可能性はありませんか?もう確認されましたか(よくあります。。)?pHによっては寒天は固まらなくなるので、重金属を入れた時点でpHが通常の培地と一緒になるように設定する必要がありますね。だからといって最初にまえもって過度にpHを偏らせておく作戦をとろうとすると、反応して培地中に変な塩ができてしまう可能性もありますので注意です。そうなると単純に何も入れていない培地のコントロールとは比較することはできないかもしれません。。。がんばってください。
回答ありがとうございます。
pHの調整が一番の問題ですね。どのぐらい最初にかたよらせておくかどうかが難しいです。いろいろなパターンをためしてみるしかなさそうですね。
No.3
- 回答日時:
固まらない理由はわかりませんが。
もしかしたら、硝酸鉛の入っていない寒天培地を作って、あとから滅菌した酢酸鉛を塗布しているのかもしれませんね。で、水分を少し飛ばす。
だいたい直径9cmのプレートには25ml程度の培地を固めると思います。それにあわせて、10mMになるように濃度の高い酢酸鉛溶液を100とか200μlくらい塗ればいいんではないでしょうか?あぁ、でもそうすると少し厳密さにかけますかねぇ。
それでもよかったら、硝酸鉛は一応20℃で1.7Mくらいまでは水に溶けるみたいですので、適当に計算してください。
それから、鉛だからといって、純粋な硝酸鉛であれば数mMの濃度で沈殿はしないのではないかと思います。もしかしたら塩化物イオンとか入ってませんか?窒素源の塩化アンモニウムとか。
塩化鉛は沈殿しますので。
回答ありがとうございます。
その方法で大丈夫ならよいですが、やはり厳密には濃度が違ってくると思います。
酵母の生育する成分が培地中に入っているため、塩化物イオンなどは、入ってしまいます。今まで培地の濃度を低くするなどの対策をしてみても、やはり沈殿してしまってます。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 生物学 大腸菌とプラスミド 1 2022/07/04 01:40
- 生物学 ポルフィロモナス (グラム陰性桿菌) Porphyromonas gingivalis ポルフィロモ 1 2022/06/27 14:12
- 農学 作物の収穫を遅らせる方法ってあるのでしょうか? 1 2022/06/08 21:58
- お菓子・スイーツ 保育園のおやつで【かんてんぱぱ 牛乳寒天の素 100g】を使って、オレンジゼリーに挑戦しましたが、固 1 2022/07/07 23:06
- ガーデニング・家庭菜園 さつまいもの芽出しについて 1 2023/03/30 14:10
- 化学 濃度計算について 1 2023/06/01 13:57
- レシピ・食事 ただのお汁粉より、羊羹を溶かしたお汁粉風の方が体に良い? 6 2022/06/09 14:49
- 農学 次年も種が採取出来て栽培が続けられる野菜 5 2023/07/09 07:05
- 化学 ホウ酸の高濃度の水を作りたいのですが、何か方法はありますでしょうか。 1 2022/11/01 18:34
- ガーデニング・家庭菜園 ミニひまわりセット 1 2022/05/17 15:59
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
斜面培地について
-
微生物のコロニーについて
-
アンピシリンの失活温度について
-
振とう培養と静置培養の違い
-
共局在化とは
-
納豆菌を顕微鏡で見るには
-
嫌気培養におけるレサズリンの役割
-
遠心分離の条件について
-
酵母菌のグリセロールストック...
-
トランスフェクションでの培地...
-
DMSOで阻害剤を希釈する際の濃...
-
カナマイシンとx-galの入ったLB...
-
ミドリムシの発生と培養について
-
最小培地か最少培地か?
-
培地の作り方
-
前培養と本培養のバクテリアの...
-
細胞培養におけるカビのコンタ...
-
tween 80 solutionの作り方
-
大腸菌の回収から再度プレーテ...
-
世代時間の計算(微生物学)
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
トランスフェクションでの培地...
-
アンピシリンの失活温度について
-
食品細菌検査での希釈水につい...
-
酵母菌のグリセロールストック...
-
最小培地か最少培地か?
-
細胞培養におけるカビのコンタ...
-
振とう培養と静置培養の違い
-
寒天培地の写真の撮り方のコツ...
-
振とう機における回転振とうと...
-
嫌気培養におけるレサズリンの役割
-
微生物のコロニーについて
-
微生物培養に関する英語で
-
大腸菌群の基準について
-
シャーレを逆さにするのはなぜ?
-
共局在化とは
-
液体培地で培養すると大腸菌が...
-
微生物の特徴を教えて頂きたい...
-
96wellプレートかたの細胞のは...
-
黄色ブドウ球菌の培地
-
大腸菌の形質転換とアンピシリン
おすすめ情報