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石川啄木にとって故郷はどんな存在ですか?

A 回答 (2件)

石をもて追はるるごとく ふるさとを出でしかなしみ 消ゆる時なし



 かにかくに 渋民村は 恋しかり おもひでの山
 おもひでの川

 故郷の訛り懐かし停車場の人混みの中にそを聞きに行く
(この停車場とは東北人の乗降することの多い上野駅です)

 これらの歌から感じるのは、追われた故郷を何時までも懐かしく思いだしていたということです。

 啄木の一家が東京に出たのは、父の行跡が非難されたからですが、啄木の人間性にも問題があったと言われています。小学校代用教員をしていとき、校長排斥運動にかかわったと言うこともあったようです。そして、ここからは余談ですが、啄木は東京に出てからも良い職が見つからず、生活は苦しかったのですが、知人の金田一京助に金を借りに行ったのですが、その金を芸者遊びに使ってしまったといことです。
 金田一京助氏の息子、金田一春彦氏の懐旧談によると、父母の話を聞いて、子供心に「啄木はヤクザのような恐い人だ」と思ったということです。
 しかし、啄木の感傷的な叙情歌は人の心を強く動かしました。かくいう私も高校一年生の時の夏休みに、啄木の歌をほとんどノートに書き写しました。また、その後北海道への一人旅で、啄木の住んだ函館・釧路・札幌を訪ねたこともあります。古い古い回想です。
 余談の余談です。横溝正史の生み出した名探偵、金田一耕助は金田一京助からいただいたことはあまりのも有名ですが、その孫の「一(はじめ)少年」は、その名を啄木の本名からいただいたものです。(因みに、京助氏の孫は金田一秀穂氏)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
細かい説明でわかりやすいです

お礼日時:2018/07/04 20:38

ふるさとは、遠くの親戚みたいモノ。



かな?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

お礼日時:2018/07/03 07:31

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