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「初級を教える人のための日本語文法ハンドブック」という本によると、下記のような前提を持つ質問には「のだ」が必要です。
引用
「疑問文は機能的には、次の二つのタイプに分けられます。
A.その文が正しいかどうかを尋ねるために使われるもの
B.その文が正しいことを知った上でその文の一部の成分を特定するために使われるもの
●疑問文で「のだ」が使われるのはBタイプに限られます。ここで、話し手が正しいことを知っている部分をその文の前提と言います。」
例:田中さんはこの時計をあの店で買ったのですか。
田中さんは何を見たのですか。
いつごろから頭が痛いのですか。
では、なぜその本からも、下記の例があるのか誰かが理由を知っていれば、教えていただければとたすかります。
引用
「ここまで見たように、「のだ」はそれが前提を持つ疑問文であることを示すために使われますが、次の(14)のように、本来「のだ」が必要とされる文で「のだ」が使われないことがあります。この場合、「のだ」を使っても問題はないので、学習者は「「のだ」が不要になることがある」ということを知っていれば十分です。

(14)田中さんは昨日何をしましたか。」

他にも下記のような例がみられます。
彼女はどこで本を買いましたか。

彼女はどこで本を買ったんですか。
どのような違いがありますね。

A 回答 (2件)

「のだ」とは何かが理解できていない、混乱した誤った説明です。



ぎもんぶん【疑問文】
文の種類の一。疑問や反語の意を表す文。【大辞林】

で、疑問文の機能は疑問を表すことです。<「のだ」はそれが前提を持つ疑問文であることを示すために使われる>のではありません。

「のだ」は「今日は天気なのだ。」「明日は学校へ行くのだ!」「とても便利なのです。」というように、形式(抽象)名詞「の」+判断の助動詞「だ」「です」で、「今日は天気な」「明日は行く」「とても便利な」という内容を媒介的に抽象的な実体としてとらえ「の」と表現し、それを「だ」で肯定判断したものです。この判断の内容に疑問を抱くときに疑問の<終助詞>「か」を付加したのが疑問文です。

このように、形式(抽象)名詞「の」は、その前の内容を動かぬものとして折り目正しく実体として捉え直し話者の認識を強く押し出し、さらに判断辞「だ」を加えて話者の判断を強調したものです。疑問と直接の関係はありません。

この「のだ」の内容が理解できないため、後続の疑問表現と一纏めにし本来直接関係のない「のだ」を解説したための誤りによる混乱にすぎません。

特に、強調する必要がなければ「のだ」を使用しないだけで、質問の前提とは全く関係はありません。■
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> 田中さんは何を見たのですか。



「田中さんは何かを見た」
質問をする人も、そのことは知っている。
では何を見たのか?
知りたいのはそれだ。

自然な状況はこんな感じ。
A:田中さんが窓の方を向いた途端に、ぎゃっと叫びましてね。
B:ほう、田中さんは何を見たのですか。

あるいは
A:あなたは何を見たんですか。
B:いや、別に何も。
A:とぼけないでください。窓を見て、ぎゃっと叫んだじゃありませんか。


それに対して、
A:あなたは何を見ましたか。
B:いや、別に何も。
A1:そうですか。
A2:とぼけないでください。窓を見て、ぎゃっと叫んだじゃありませんか。
(A1とA2のどちらもOK)



> いつごろから頭が痛いのですか。

「あなたは頭痛がしている」
私もそれは知っている。
いつから頭痛がするのか、知りたいのはそれだ。

自然な状況はこんな感じ。
A:頭痛がひどくて。
B:いつごろから頭が痛いのですか。



> 彼女はどこで本を買ったんですか。

「彼女が本を買った」
私はそれは知っている。
知りたいのは、どこで買ったかだ。



> 彼女はどこで本を買いましたか。

過去形だと、「のだ」文との違いがはっきりしない。
「彼女が本を買った」という前提が強調されていないというだけ。


現在形だと、
A:あなたはどこで本を買いますか?
B:いや、本は滅多に買いませんけど。
A1:そうですか。
A2:とぼけないでください。いつも、かばんに本が何冊か入ってるじゃありませんか。
(A1とA2のどちらもOK)


A:あなたはどこで本を買うのですか?
B:いや、本は滅多に買いませんけど。
A1:そうですか。
A2:とぼけないでください。いつも、かばんに本が何冊か入ってるじゃありませんか。
(A1は本当に納得しているならおかしい。A2はOK)
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