
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
No.1です。
d²x/dt²=-x/r³、d²y/dt²=-y/r³、r=√(x²+y²)・・・①
xdy/dt-ydx/dt=h(一定)、・・・②
から軌道曲線が2次曲線であることを示します。
記述の簡略上、x座標、y座標、rについて
以降、時間の1回微分、2回微分をそれぞれ *、**で表わします。
たとえばx座標の1回時間微分はx*、2回微分はx**です。
まずr²=x²+y²・・・③ の両辺を時間微分すると
rr*=xx*+yy*・・・④ になります。そうするとx/rの時間微分は
(d/dt)(x/r)=(x*r-xr*)/r²=(x*r²-xrr*)/r³となり③④②から
=-hy/r³、さらに①から=hy**、したがって
y**=(1/h)(d/dt)(x/r)が出ます。同じようにして
y/rの時間微分から
x**=(-1/h)(d/dt)(y/r)が出ます。
この2式はそれぞれ時間で積分できてそれぞれ
x*=(-1/h)(y/r)+c₁、y*=(1/h)(x/r)+c₂のようになります。
ここでc₁、c₂は積分定数です。
このx*、y*の式を②に入れてrについて書くと
r=h²-h(c₂x-c₁y)、となりこの両辺2乗して③に注意すれば
出てくる式はx、yの2次曲線になります。
かけ足になりましたが、どうぞ精査してみてください。
アップしていただいてありがとうございます。
少し調べたんですがご回答にある二次元ベクトル(hc2,hc1)は
ルンゲ=レンツベクトルという保存量見たいです。wikipediaに詳しいです。
一方エネルギー保存の式はy'の二次式になってy'について解くと
どうしてもルートが出てきてしまいます。
計算もまとめてわかりやすく説明していただいて感謝しています。
この方法だと一発で二次曲線になるのがわかりますね。
No.10
- 回答日時:
No.1です。
エネルギー保存則がNo.9での話とどう絡むかしゃべります。
まずNo.9の①からエネルギーの式は
(1/2)(x*²+y*²)-(1/r)=E(一定) となります。
この式にNo.9で出したx*=(-1/h)(y/r)+c₁、y*=(1/h)(x/r)+c₂
を入れると、定数間だけの関係
c₁²+c₂²=(1+2Eh²)/h² が出てきます。
実はNo.9の2次曲線の式
r=h²-h(c₂x-c₁y)、を極座標で表わすと上の定数間の関係式から
√(1+2Eh²)がこの2次曲線の離心率eを表わすことが出てきます。
実際、E<0、=0、>0にともない、このeは<1、=1、>1
なのでそれぞれの場合、だ円、放物線、双曲線になるという
知られている結果が出ます。
ルンゲレンツベクトル云々についてはまったく知りませんでした。
どんなものか調べてみたいと思います。
ありがとうございます。ルンゲレンツベクトルがらみでは離心率はルンゲレンツベクトルの大きさにあたるようです。ご回答にありましたc₁²+c₂²=(1+2Eh²)/h²の両辺にh^2をかけると左辺がルンゲレンツベクトルの大きさの二乗になります。(No.9の回答のお礼の部分2次元ベクトルの部分は(hc2,-hc1)に訂正します。)
このベクトルについては英語のwikipediaのほうが説明が詳しいと思います。No.9のご回答にありました式x*=(-1/h)(y/r)+c₁、y*=(1/h)(x/r)+c₂は速度ベクトル(x*,y*)が円上にあることを示していると思いますがこれについてもwikipediaに記述があります。
https://en.wikipedia.org/wiki/Laplace%E2%80%93Ru …
No.8
- 回答日時:
No.1です。
そこでぼくのあげた書物のなかでは
最初の方程式
md^2x/dt^2=-x/(x^2+y^2)^(3/2),md^2y/dt^2=-y/(x^2+y^2)^(3/2)
から軌道曲線が2次曲線になるのを導くのには
角運動量保存則を使っています。つまり
xdy/dt-ydx/dt=h(一定)、これは
d/dt(xdy/dt-ydx/dt)=0 からすぐ出ます。
あと上の3式から軌道の方程式を導くのは明日になります。
なお実はぼくはこの書物は持っていなくて今述べたやり方の詳細は
忘れていたのですが、今なんとか思い出してノートにしたので
それを明日上げに来ます。
回答ありがとうございます。エネルギーの保存は使わないんですね。計算していただいてありがとうございます。特に急がないのでお時間の空いている時いつでも結構です。ありがとうございます。
No.5
- 回答日時:
それで、「バックワードで確認という手順」、これはよく考えると微妙ですね
※texのアップはまた後ほど
例として、y'=yという方程式を解くことを考えます。
解は、y=exp(x)であることが分かっているとすると、
(exp(x))'=exp(x)
exp(x)=exp(x)
これをバックワード、つまり、逆順に見ていくと、
exp(x)=exp(x)
(exp(x))'=exp(x)
y=exp(x)とおくと、
y'=y
ま、まぁ確かに成り立ちますが、全然解いているという気はしません。
解答から逆に辿っていってどこがクリティカルに効いているかを見るというのは
よくやると思いますが、この場合はうまくいかないようです。
ご回答ありがとうございます。了解しました。Texのアップはもしお時間があればということでお願いします。逆にたどるのが難しそうということ教えていただいただけでも満足です。ありがとうございました。
了解しました。ありがとうございます。お手数おかけしてすいません。自分のした計算は下のものです。
先にご回答いただいた一回微分:dx/dt=c√(1-x^2/a^2)/b c:定数
xに関する微分方程式:d^2x/dt^2=-x/(m(x^2+b^2(1-(x^2/a^2)))^(3/2)
これをd^2y/dt^2=-b(a^2(dx/dt)+x(a^2-x^2)(d^2x/dt^2))/(a^2(a^2-x^2)√(1-x^2/a^2))
の右辺に代入して計算すると
d^2y/dt^2=(b^2x^2-c^2m(x^2+b^2(1-(x^2/a^2)))^3/2)/(a^2bm√(1-x^2/a^2)(x^2+b^2(1-(x^2/a^2)))^3/2)
これとは別にもとのyに関する微分方程式
d^2y/dt^2=-y/(m(x^2+y^2)^(3/2))=-1/(m(x^2+b^2(1-(x^2/a^2)))^(1/2)
ここからどうしていいかわかりませんでした。
No.3
- 回答日時:
なるほど、ちょっと難しいですね・・・
あまり真面目に計算してないですが、以下のロードマップでいかがでしょう
1. dy/dx = yの時間微分/xの時間微分
d^2y/dx^2を計算し、これをy''と書く。
yの2階時間微分=・・・を求めておく・・・※
2. md^2y/dt^2=-y/(x^2+y^2)^(3/2)に※を代入
このままではxの時間微分が消せないので困る。
(というのが、お礼の指摘と同じ箇所のはず)
3. 【解決策】
md^2x/dt^2=-x/(x^2+y^2)^(3/2),md^2y/dt^2=-y/(x^2+y^2)^(3/2)
の式において、辺辺割り算すると、
xの2階時間微分/yの2階時間微分 = x/y
なので、
(xの2階時間微分)y−(yの2階時間微分)x = 0
したがって、
(xの1階時間微分)y−(yの1階時間微分)x = const.
両辺を(xの1階時間微分)で割ると、
y−y' x = const./(xの1階時間微分)
したがって、(xの1階時間微分)=なんとか、の式を得ることができて、
2.で得た式に代入すると、めでたく時間微分が消えた式が得られます。
あとは、先に説明した方法でバックワードで確認していけばいいのではないかと。
(ここから先は未確認)
ご回答ありがとうございます。計算をすこししてみたんですが途中から何をしてるかわからなくなりました。せっかくご回答いただきましたのに申し訳ありません。バックワードで確認という手順もよくわかりませんでした。すいません。
No.2
- 回答日時:
理論的にはできるはずです。
例えば、楕円軌道を前提として、解が
y=b√(1-(x/a)^2)
と書けたとすると、
md^2x/dt^2=-x/(x^2+y^2)^(3/2),md^2y/dt^2=-y/(x^2+y^2)^(3/2)
に代入して、等号が成り立つことを確認し、
バックワードにどのような変形がなされていったかを確認すればいいでしょう。
ただ、直交座標系を用いるとすると、
特殊な場合を除き、どうしても微分不可能な点(dy/dxが発散)が出現してしまうので
それを嫌っているというのはあると思います。
回答ありがとうございます。「md^2x/dt^2=-x/(x^2+y^2)^(3/2),md^2y/dt^2=-y/(x^2+y^2)^(3/2)に代入して、等号が成り立つことを確認し」というところがよくわかってないのですがy=b√(1-(x/a)^2)の両辺を2回、時間で微分してx、yそれぞれの時間微分のところを運動方程式の右辺を使って書き換えるということでしょうか?
y=b√(1-(x/a)^2)を微分するとd^2y/dt^2=-b(a^2(dx/dt)+x(a^2-x^2)(d^2x/dt^2))/(a^2(a^2-x^2)√(1-x^2/a^2))となりdx/dtがのこってしまい等号が確認できないように思えます。
何か誤解しているようでしたら、ご教示ください。
No.1
- 回答日時:
むかし講談社から出てた
ゾンマーフェルト、理論物理学講座、第1巻力学
にその基本方程式から出発する記述がありますが
ただ最終的には軌道の方程式が極座標で表わされています。
しかし、記述を追っていけば極座標を使うのが自然であると
納得できるかと思いますが.....。
ま、一度は見てみる価値あるかと、
ただ上掲書は絶版になっていると思うので図書館の蔵書を検索されては?
ありがとうございます。紹介していただいた本、図書館等でみてみます。
例えば上の式で1/(x^2+y^2)^(3/2)=1とした微分方程式
md^2x/dt^2=-x,md^2y/dt^2=-y
は、極座標を用いなくとも解けてしまいます。1/(x^2+y^2)^(3/2)があると
x又はyだけの微分方程式にできないということなのかなと
思ったりするのですがよくわかりません。
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他にも誤りがあるかもしれませんが、お礼の一番最後の式
d^2y/dt^2=-y/(m(x^2+y^2)^(3/2))=-1/(m(x^2+b^2(1-(x^2/a^2)))^(1/2)
->
d^2y/dt^2=-y/(m(x^2+y^2)^(3/2))=-b(√(1-(x^2/a^2)))/(m(x^2+b^2(1-(x^2/a^2)))^(1/2)
に訂正です。
エネルギー保存則をつかって安直にx^2+y^2を消去したりしてみたんですがうまくいきませんでした。ご回答にありました通りやはり解くのは難しそうです。
Tex文章アップしていただいてありがとうございました。読みやすく非常にわかりやすく説明していただきありがとうございました。感謝しております。
エネルギー保存則
1/2((dx/dt)^2+(dy/dt)^2)-1/(x^2+y^2)^(1/2)=E E:定数
からy'=(dy/dt)/(dx/dt),dx/dt=L/(y-xy')を用いてx,yの時間微分を消去すると
1/2((dx/dt)^2+(dy/dt)^2)=1/2(L/(y-xy'))^2(1+(y')^2)
となるのでエネルギー保存則の式は
L^2(x^2+y^2)^(1/2)(1+(y')^2)-2(1+E(x^2+y^2)^(1/2))(y-xy')^2=0
となります。解が二次曲線ax^2+bx+cxy+dy^2+ey+f=0(a~f:定数)で与えられるということはxで微分すると
y'=(x,yの一次式)/(x,yの一時式)になると思うのですが上で得られる式とどういう関係にあるかは
よくわかりませんでした。
ご回答にある最後の式r=h²-h(c₂x-c₁y)はルンゲレンツベクトルと位置ベクトルの内積をとっているのに対応しているようです。
syotao様、ibm_111様ありがとうございました。直交座標での軌道の微分方程式、具体的な解ともに大変参考になりました。BAは解の具体的な形を示していただいた方にしたいと思います。お二人の回答ともに有益でした。ありがとうございます。