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同じ心ならん人との口語訳教えて欲しいです!
互いに言はんほどのことをば、「げに」と聞くかひあるものから、いささかたがふ所もあらん人こそ、「われはさやは思ふ。」など争ひ憎み、「さるから、さぞ」ともうち語らはば、つれずれ慰まめと思へど、げには、少しかこつかたも、われと等しからざらん人は、おほかたのよしなしごと言はんほどこそあらめ、まめやかの心の友には、はるかに隔たるところのありぬべきぞ、わびしきや

A 回答 (1件)

同じ気持ちであるような人(気持ちが通じ合うような人)



(連体法に立って)断定を婉曲にし、仮定であること、直接経験でないことを表わす。…であるような。…といわれる。…らしい。  "む" 〔日本国語大辞典〕

「同じ心なら<ん>人」 「互いに言は<ん>ほどのことをば」「いささかたがふ所もあら<ん>人こそ」 「われと等しからざら<ん>人は」「おほかたのよしなしごと言は<ん>ほどこそあらめ」
この文章では、こんなに何度も繰り返し出てきます。同じ「徒然草」の文章でも、こんなに出てくるのは珍しいですね。一度使い出したら、止まらなくなってしまった?

同じ心であるような人としんみりと話をして、趣深いことも、世間の取るに足りないことも、心の隔てなく話して心が晴れるとしたらうれしいだろうが、そういう人はいるはずがないので、少しも逆らうまいと向かい合って座っているとしたら、一人でいるような気持ちがするであろう。
互いに言おうとするくらいのことは、「なるほど。」と聞く値打ちがあるものの、少し(意見が)違うところもあるような人は、「自分はそう思うか、いや、思わない。」などと論争し、「それだから、そうなのだ。」とでも語り合うならば、寂しさも和らぐだろうと思うけれども、実際には、少し不満をもらすようなことも、自分と同じ(心)でないような人は、普通のつまらないことを言うようなうちはよいだろうが、本当の意味の心の友よりは、はるかに隔たったところがあるに違いないのは、やり切れないことだなあ。
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