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近代文学に国家権力が介入して,文学傾向に影響を与えたと思われるのってどんなのですか?

A 回答 (5件)

ショスタコービッチ(マーラー以降のロシア最大の交響曲作曲家)は、交響曲第4番まで作曲したところでソヴィエト共産党機関紙「プラウダ」から批判(プラウダ批判と言われている)を受け、作風の転換を余儀なくされました。



その後に作曲した交響曲第5番からは、政府が自国の音楽に求めた社会主義リアリズム(形式において民族的、内容において社会主義的)に沿った作風の作品を発表し続け、傑作を多数残しています。これが以降の社会主義リアリズム的な作品に大きな影響を与えました。
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介入しなかったことなど一度もありませんが、もっぱら新聞の連載小説が新聞の興亡を支配するようになると、きわどい小説を売りにして本文では政府の施策をあること無いこと書いたので、


介入が強くなったと思われます。
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太平洋戦争中、軍部は言論に統制を加え、反戦傾向のものを取り締まり、戦争遂行に役立つものは奨励しました。



その中で『生きている兵隊』など一連の作品が生まれ、一つのジャンルを形成します。
もっとも『生きている兵隊』自体はその三分の一近くを伏字にしたにもかかわらず、
戦争の残虐な描写もたくさんあり戦意高揚としては不適との理由で、発売即日発禁処分となりました。
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京大俳句事件、広くは、新興俳句弾圧、などを調べてみて下さい。

昭和10年代の初めから、
戦争を前に、歌人、俳人に国家・国民意識高揚を促す作品を求めていた政府は、俳句なのに
季語を用いない、とか、厭戦や反戦の要素がこの語に含まれているなどの理由で、全国の俳句
同人誌の多くを廃刊に追い込みました。共産党員でもない、また、反戦の運動をしたわけでも
ない数十人の若い俳人が投獄されました。信じがたい弾圧です。
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「蟹工船」を書いた小林多喜二はプロレタリア文学の旗手として注目され、同時に特高警察からも要注意人物とチェックされるようになります。


 その後何度も逮捕され、結果として特高警察の拷問により殺されてしまいます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97 …
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