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ご存じと思いますが、「アルク」のサイトに、次のようなことが書いてありますが、
  https://www.alc.co.jp/jpn/article/faq/03/19.html

「は」と「が」の使い分けを教えてください。
 我々は日常特に意識することなく「は」と「が」の使い分けを行っています。しかしこの「は」と「が」の使い分けは、いざそのすべてを説明するとなると専門家の間でも議論となるような複雑な問題をはらんでいます。とはいえ、基本的な使い方はさほど難しいものではありません。ここでは細かい問題には言及せずに、「は」と「が」のもっとも基本的な違いを見ることにします。

 文には大きく分けて、名詞を述語とした「名詞文」、形容詞(イ形容詞)や形容動詞(ナ形容詞)を述語とした「形容詞文」および動詞を述語とした「動詞文」があります。具体的には次の通りです。

  佐藤さんは社長だ。(名詞文)
  佐藤さんはやさしい。(形容詞文)
  佐藤さんが来た。(動詞文)

 さて、これらの文ではいずれも主語が「佐藤さん」ですが、名詞文と形容詞文は主語が「は」で示されているのに対し、動詞文では主語が「が」で示されていることに気が付きます。このように、通常「は」は名詞文および形容詞文の主語を提示し、「が」は動詞文の主語を提示するという違いがあります。
  (以下の引用は省略します。詳しくは上記サイトをご覧ください。)

 質問の要点は、「名詞文」「形容詞文」は「主題文」であり、「動詞文」は「無題文」である、と考えていいのでしょうか。
 わたしは、こんなことを教えられると、かえって混乱の元になると思うのですが。お教えください。

A 回答 (9件)

「は」の問題はきちんと議論しようとすると大変なことになるので、結論だけかんたんに述べます。



「アルク」は比較的まともなことが書いてあることが多いのですが、これはダメですね。

    通常「は」は名詞文および形容詞文の主語を提示し、
   「が」は動詞文の主語を提示するという違いがあります。

これに近いこと(しかし決定的に違うこと)を言ったのは、私の知る限り、三上章が最初です。

    動詞文は無題有題半々であり、名詞文は原則として有題である。
                   『現代語法新説』(1955, p.249)

三上の「名詞文」は形容詞文を含めて言っています。
日本語教育をやって、毎日日本語の文を分析的に扱っているとわかることですが、名詞文・形容詞文は圧倒的に「有題文/主題文」です。動詞文は、おおざっぱに言って、「有題文/主題文」と「無題文」が半々と言っていいでしょう。どちらも非常に多い、ということです。

これと同趣旨のことを、佐久間鼎は三上より前に別の用語で述べています。
「品定め文」と「物語文」という、「は/が」の問題だけでなく、テンス/アスペクトなどにも大きく関わる、重要な用語があります。文の性質からの分類ですが、文の述語による分類である「名詞文/動詞文」に大きく重なります。
     
まあ、この辺のことを勉強すると、「は・が」と述語の品詞が関係することは明らかなのですが、勉強していない人にはわかりません。(アルクの人は、中途半端に勉強してしまった??)

勉強したい方は次の本をどうぞ。
https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%8 …

このすごい本が古本とは言え、1500円ぐらいで手にはいるなんて、びっくりです。
私は、出版当時に定価4800円で買いました。

saburoo
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この回答へのお礼

ご回答有り難うございました。三上章や佐久間鼎の考え方を聞き、大変参考になりました。「物語文」や「品定め文」、読んだことはあるのですが、たしか時間の流れに関する事でしたか。アルクは完全に間違いではないが、判断が簡単過ぎると言えましょうか。

お礼日時:2019/06/19 21:50

「名詞文」「形容詞文」は述語による文の分類で、助詞「は」「が」とは直接関係せず、藪睨みの誤った説明です。



格助詞「が」は個別性の認識を表し、副助詞「は」特殊性の認識を表します。

私《が》校長である。
おれ《が》父親である。
これが《貯水池》です。

この場合、話し手は特定の学校の校長や特定の子供の父親や特定の貯水池という個別の対象を指しています。個別的な校長や父親や貯水池が捉えられています。ところが、

私《は》校長である。
おれ《は》父親だ。
あれは《貯水池》です。

と表現する場合には、二通りの内容があります。一つは、単なる教員ではないとか、単身者ではないとか、自然の沼ではないとか、【特殊的】な存在として他と区別する場合です。いま一つは、校長という地位にある人間の一人として、父親という家族関係にある人間の一人として、貯水池という水のあり方の一つとして、その個別的な存在を【普遍的】な存在の一つに位置付けた場合です。
 
 校長についての表現を、他の語を補ってみるならば、

 私《が》(この××小学校の)校長である。
 私《は》(平教員でなく)校長である。
 私《は》は校長(の職にあるもの)である。

となります。このように、名詞文でも「が」と「は」のどちらも使用され、述語のあり方とは直接の関係はありません。助詞「が」と「は」の本質が理解できないため、無理やり文の形式と誤って結び付けたものです。

格助詞「が」は個別性の認識を表し、副助詞「は」は特殊性の認識を表し、係助詞「は」は普遍性の認識を表すというのが「は」と「が」の本質です。■
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この回答へのお礼

お話が難しすぎて私如きものには通じません。ただ一つ分かったことについて質問があります。『副助詞「は」は特殊性の認識を表し、係助詞「は」は普遍性の認識を表すという』の部分で、「は」には「副助詞」と「係助詞」と二種類あるようですが、どのような「は」が「副助詞」で、どのような「は」が「係助詞」なのか、例を挙げて教えてくださいませんか。

お礼日時:2019/06/19 19:19

今、私の手元にあるのは、「日本語文法」の書籍はエバレット・ブレイラーの"Basic Japanese Grammar" という本しか持っていませんが、その内容を紹介したいと思いました。

「は」と「が」の違いについては、この本で書かれた内容を疑うこともなく、もう何十年と以下のような解釈をしています。

-------------------
'wa' indicates that the material which it immediately follows is to be set apart from the grammatical basis of the Japanese sentence.
('は' は、その直後に続く内容を示し、それは日本語の文章の文法的原則から離れて設定されていることである。)
  今日は海が大変きれいです。
直訳:today as-for sea very beautiful is

と、ラフや翻訳として、"as-for" で現しています。 (as-for: に関しては)
  あなたは英語ができますか?
  [you as-for English-language able?]

 'ga' usually indicates the grammatical subject of the sentence or clause in which it appears.
('が'は、常に文章やそれが表示されている句の文法的な主語を示すものである)
 We specify grammatical subject because the Japanese grammatical subject is very often not the logical subject in the English translation.
 (なお、特筆すべきことは、日本語の文法上の主語は、英語の訳にすると、論理上の主語ではないことがかなり多い。)

 例:
  雨が晴れて、日が照っています。
  [rain ceasing, sun shining is.]
   -中略-
  'が'を使うべきか'は'を使うべか、日本人にはささいな問題でも、外国人が習得するのはかなり難問です。

We an say, however, that 'wa' on the whole is best translated by placing emphasis on the predicate of the sentence, and 'ga' by placing emphasis on the subject.
(全体的に、'は'は、センテンスの叙述部分の強調を置き、'が'は、主語を強調している。)
  例:
   彼は飛行機で来ます。 (飛行機で来ることを強調している)
   [he as-for airplane by comes]
   彼が飛行機で来ます。 (彼を強調している)
   [he airplane by comes]
------------
すでに、説明されている方もいますが、外国人のための「日本語文法」の説明としては、ブレイラーはわかりやすいと思っています。まあ、私の和訳については、あまり自信もっているわけではありませんが。
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この回答へのお礼

ただでさえ難しい話に、英語が絡んでくるとさらに難解です。
「全体的に、'は'は、センテンスの叙述部分の強調を置き、'が'は、主語を強調している。」この部分なら、何となく理解できます。ただこれが、
 佐藤さんは社長だ。(名詞文)
 佐藤さんはやさしい。(形容詞文)
 佐藤さんが来た。(動詞文)
              アルクのサイトより
のような、使い分けの説明に、何か役立つものでしょうか。

お礼日時:2019/06/19 19:35

混乱させるかも知れませんが、例文を少し弄りました。

こうなると主述関係は落ち着かない気がします。
  佐藤さんは役職が社長だ。(名詞文)
  佐藤さんは心根がやさしい。(形容詞文)
  佐藤さんが( ? )来た。(動詞文)
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この回答へのお礼

名詞文、形容詞文では、「象は鼻が長い(形容詞)」のような「は、が文」の形にすることで、何か分かるものがあるのですか。

お礼日時:2019/06/19 17:44

#2です。



本質を一言で言うなら、
「〇〇は△△」⇒〇〇という主語について、△△だと語っている文。
「〇〇が△△」⇒△△という述部について、その主格が〇〇であることを語っている文。
のようになるかと。

  佐藤さんは社長だ。
佐藤さんという人物について、(彼は)社長だ、と言っている。

  佐藤さんが社長だ。
社長であるのは、佐藤さんだと言っている。

  佐藤さんはやさしい。
佐藤さんという人物について、(彼は)優しい、と言っている。

  佐藤さんがやさしい。
優しいのは、佐藤さんだと言っている。

  佐藤さんは来た。
佐藤さんという人物について、(彼は)来た、と言っている。

  佐藤さんが来た。
来たのは、佐藤さんだと言っている。
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この回答へのお礼

「が」と「は」の違いについては、少なくともある程度は分かっているつもりです。それを、名詞文や形容詞文では「は」を、動詞文では「が」を使えばいい。言ってるような文章について、聞いているのです。

お礼日時:2019/06/19 17:40

とくに「日本語文法に詳しい」わけではありませんが、コメントしてもよろしいでしょうか。



 アルク社は語学関連で定評のある会社のはずです。
 同社のサイトも基本的には信頼できるのですが、ところどころ疑問が残る箇所もあります。
 詳しくは下記をご参照ください。
● アルク関連 ※20170505更新
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12208185032.html

 この「ハ」と「ガ」に関してもちょっとひどいですね。
 どこがヒドいって……全面的にホにゃホニャラララです。

 ちなみに「ハ」と「ガ」の話に関してネットで閲覧できるものなら、下記が簡潔でオススメです。
【排他の「が」】
https://yousei.arc-academy.net/manbow/index.php/ …

 これはこのサイトがすばらしいわけではなく、元になっている野田尚史氏の名著がすばらしいだけです。ほぼ全面的に孫引きですから〈野田尚史が五つに分類してまとめている〉と断わっても著作権的にはアウトでしょう。

 あとは、庭三郎氏の『日本文法概説』もオススメです。少し前に下記に引っ越したようです。
https://niwasaburoo.amebaownd.com/posts/5998087

 うーん。該当項目にうまくたどりつけません(泣)。
 当方は過去に引越し前のサイトをこの質問板でも紹介したことがありますが、常連回答者にボロボロにこき下ろされてしまい、びっくりしました。上から目線であそこまで書けるのは、すごい識者なのでしょう。
 詳しくは下記をご参照ください。
 当方は「ハ」と「ガ」全般について語ろうなんて恐ろしいことは考えていませんが、部分的にいくつかのポイント(本当にごく一部だけ)について考えています。
【チャレンジ日記──「は」と「が」 毒抜き編 〈1〉〜〈7〉】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-592.h …
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No.1です


お礼にコメントします。

> 花が咲く、花は美しい、花は植物だ、でなぜ「が」と「は」に変わるのかという疑問です。

並べるなら、
 「 花は咲く、花は美しい、花は植物だ」
 「 花が咲く、花が美しい、花が植物だ」
ですよね。
なぜ違うものを混ぜるのかが疑問ですよね。。。
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> 質問の要点は、「名詞文」「形容詞文」は「主題文」であり、「動詞文」は「無題文」である、と考えていいのでしょうか。



そう言っていることになりますが、あり得ないでしょう。
「通常」と言えばクリアできる場面じゃない。
何をやってる会社かは知りませんが、間違いも甚だしいかと。
結論↓もひどい。

>  1)通常は、名詞文・形容詞文の主語は「は」、動詞文の主語は「が」で示す。

そもそも、何をもって「通常」と言っているのか?
まったく無意味な前提でしょう。
  佐藤さんが社長だ。(名詞文)
  佐藤さんがやさしい。(形容詞文)
  佐藤さんは来た。(動詞文)
は「通常」の日本語ではないのか?

>  2)名詞文・形容詞文の主語を「が」、動詞文の主語を「は」で示すと、他を排除して該当者を特定するような解釈となる。

  佐藤さんは社長だ。(名詞文)
  佐藤さんはやさしい。(形容詞文)
  佐藤さんが来た。(動詞文)

は『他を排除して該当者を特定するような解釈』になり得ないのか?
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この回答へのお礼

そうですね。その辺を説明してほしいですね。アルク社と言えば日本語の学習者に情報の提供もしているところなので、ちょっと気になります。別のサイトでもでも、これを引用して「が」と「は」の違いを説明している人があります。

お礼日時:2019/06/17 18:57

質問者は難しく考えすぎて混乱していますね。


「は」と「が」は主語と述語の関係を変えるもので、
述語の種類を規定するものではありません。

 「俺がガンダムだ」
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。私が質問しているのは、花が咲く、花は美しい、花は植物だ、でなぜ「が」と「は」に変わるのかという疑問です。

お礼日時:2019/06/17 18:36

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