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江東小なりと雖も、地は方千里。(江東地方は狭いとはいっても。千里四方の土地はある。)という漢文についてです。
私は、この文を書き下し文にするときに、小なりでなく、小さしとしました。解説には狭い意味であろうから小さしと読むのはおかしいとありました。私には小なりと小さいの違いがわかりません。わかりやすく教えて下さい!!

A 回答 (2件)

0.


結論から言いますが

今回、
江東雖小の「小」は
「小なり」なんだなあ、と
学ぶことでいいでしょう

書き下し文は
いわゆる古文なので
古語辞典を調べると
・ せう[小](名) ①小さいこと。短いこと。細いこと。少ないこと。狭いこと。劣っていること。また、それらのもの。

・ ちひさ・し[小さし](形・ク)
① 小さい。 ② 幼い。
と、ある
(面積体積が小さいようなとき。遠方に小さく見えるものも「小さし」を使ったりしている)

1.
「文字がなかった」日本に
「漢字」が伝来し
漢字だけの文を大昔の人は
渡来人から
手振り身振り絵を描きながら教えてもらい
意味をつかんでいったはず
そうして
なんとか長年かかりいつしか
「日本流の読み方」に変えた

その漢文を
昔の若者が学ぶときも
どない読むねんムズいわ
と、なるなかで
文字を置き換える記号「レ」「一、二」などや
補う記号として
漢字の一部から「カタカナ」を取り出し
ムズカシイ文を読むのに利用した

現代日本語で
江東地方は狭いとはいっても
を、意味する
江東雖小

昔の人は
江東小なりと雖も
小「なり」と補い読んだ

解説に小さしと読むのはおかしいとあったようですが
2.
学校のテストは
「小なり」か「小さし」かを白文から書かせることはあるでしょう
しかし
あまり気にしすぎずに
昔の人が
「小なり」と読んでたんだなあ
ぐらいで

入試において
過去出てないかは全問調べられないので
絶対とは言えませんが

入試で
設問部分として
「小」が入るのを2問見つけました
・ 「小ナリ」と送り仮名あり
・ 「小者」に送り仮名はないが、その少し前の本文に「小ナル者」とある

本文中の「小」で「小サキ」と送り仮名がある入試漢文も1題ありました

センター本試験は見落としもあるかもしれませんが
ここ二十回くらいは
「小」は見当たりませんでした

「小」の送り仮名をあまり気にしなくていいでしょう

書き下し文を
ひらがなで書けと問題にあったら
「小」を「せう」とすることに留意

* どちらにしても意味は現代日本語「小さい」で間違いではないし
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この回答へのお礼

とても詳しくわかりやすく教えて下さってありがとうございました!せうという読み方に注意します!本当にありがとうございました。

お礼日時:2019/08/28 21:02

補足。



ひらがなで書くような
問題では
「小」ナリは「せうなり」
「小サシ」は「ちひさし」
と、留意

「せう」しか書かなかった
ので
わかりにくかったです

また
入試漢文から
「小」を見たのは
神戸大、法政、早稲田の
過去問からでした

もし
「小」なりか「小さし」かを
聞くようなら
悪問と評価し
ほんまちっちゃい奴やなー
他に聞くことあらへんのか
と、余裕を見せてあげましょう?
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