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異種の浸入に対し、免疫応答が始まると思いますが
抗原認識って、自身のDNAからかけ離れていると起こるのでしょうか?抗原認識の仕組みを教えてください。

A 回答 (4件)

№1の回答の続き、その3で最後です。


アレルギー反応の中には、アナフィラキシーショックというのがあって、これは重篤な症状で処置が遅れると死に至ります。免疫反応の中で過剰反応と言われるものです。
比較的多いのが鉢毒やそば粉アレルギーで、幼児・児童の食物アレルギーもこの状態になる人の比率が高いようです。
アレルギー反応で多い症状は、くしゃみ、鼻水、涙目、皮膚の発疹で、これは免疫反応のエラーが局所的に生じた結果ですが、それが全身の臓器にまで及ぶとアナフィラキシーショックに至ります。

私はこれを免疫反応の暴走と捉えています。
白血球の免疫反応は、唯一脳の支配下になく独自に進化してきた巧妙な仕組みですが、アナフィラキシーショックだけではなく、免疫反応はまれに暴走してしまうことがあるようです。

白血球の暴走を抑えられるのはステロイドだけです。
O157の発症は、衛生管理が不適切な状態で処理された牛肉の生肉を食べた時が多いようですが、重篤化した患者に対してステロイドパルスを含む治療で危機を脱した事例が数多くあります。
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この回答へのお礼

ご丁重にありがとうございます。

お礼日時:2019/09/05 07:52

№1回答の続きです。


続いて、アレルギー反応です。
正常な免疫反応と同じメカニズムですが、抗原はアレルゲンと言われ、抗体の代表はIgE抗体で、過剰な免疫反応という記述が多いようです。

代表的なアレルギーとして、花粉症、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどがあり、患者数は年々増加傾向です。
現時点で分かっていることは、衛生的で清潔な環境になったことも一因で、幼児期の細菌との接触が極端に減ったこととも関係あるようです。また、花粉症はある程度の年齢に達してから発症している人もいることから、発症限界総量に個人差があるという考え方もあるようです。

ここからは個人的な考えです。
アレルギー反応は、正常な自己細胞を攻撃していることから、過剰な免疫反応というよりも免疫機能の誤作動(エラー)と考える方が正しいと思います。白血球が正常な自身の細胞を攻撃しないのは、胸腺による免疫寛容という独特のシステムがあるためで、幼児・児童期の免疫機能の訓練が不足していることもエラーの一員だと思います。
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この回答へのお礼

ご丁重な にありがとうございます。

お礼日時:2019/09/05 07:52

免疫システムは、サイトカインという物質を放出して他の免疫細胞を調節するT細胞や抗体を作るB細胞、ナチュラルキラー細胞などから構成されますが、これらの免疫細胞一つずつが一つの抗原に反応するようにできています。


これらの免疫細胞は1千億通りの抗原に対してそれぞれ対応しているので、この世に存在するほぼ全てのタンパク質に反応します。
ただそれでは、自己の細胞に対しても免疫反応が起こってしまうので、自己の抗原に対して免疫反応を起こす免疫細胞は成熟する前に、自己抗原の影響を受けて、アポトーシスが誘導され死滅してしまうと言われています。
T細胞は胸腺で、B細胞は骨髄で成熟するので、それぞれの場所でアポトーシスが誘導され、幼若な自己免疫細胞の死滅が起きるのです。
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この回答へのお礼

蛋白質もどんどん変化しますから、クラススイッチ変えてのいたちごっこですね。ありがとうございます。

お礼日時:2019/09/05 22:29

知識レベルです。


免疫反応が自身のDNAとかけ離れていると起こるのかどうかわかりませんが、関係ないのではないかと思っています。

体の中に入ってきた異種が抗原で、その特徴を覚えていち早く免疫反応を可能にするのが抗体です。

細菌やウィルスが初めて体内に入ってきた時、細胞が破壊されるためそれがマーカーとなって免疫反応が始まり炎症が起きます。これが白血球を集めるトリガーとなって細菌やウィルスを死滅させますが、細菌やウィルスの増殖が速い場合、免疫反応をより活性化するため発熱します。この後処理として免疫システムは抗原を作っておきます。

次に同じ細菌やウィルスが体内に侵入すると、抗体がとりついてそれがマーカーとなって、白血球がいち早く攻撃を開始し死滅させるため、病気になるまえに免疫反応は収束します。
ただし、抗体は特定の抗原以外には反応しないため、年とともに変異することがあるウィルスの場合、新種には全く効果ありません。

なお、細菌やウィルスと白血球の戦いは単純で、戦ったら双方とも死滅するため、数が多い方の勝ちになります。
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この回答へのお礼

>年とともに変異することがあるウィルスの場合、新種には全く効果ありません。
これがとても厄介なのですよね。。。。。。
創薬なんかもいたちごっこで、少々の変異に対応できる薬をどう作っていくか。多剤性細菌との戦いに勝てるかが要ですね。
何度も回答いただきありがとうございました。

お礼日時:2019/09/05 22:36

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