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No.1ベストアンサー
- 回答日時:
免疫プロトコールが不明なので、詳細は解りかねますが過剰に免疫すると返って免疫不応答状態となり抗体産生量が減少する可能性があります。
また、BSAに脂肪酸を結合されているようですが。通常抗原性の低いとおもわれる物質たとえばペプチドなどはKLHに結合させて免疫するのが定法と思います。脂肪酸はその構造と生体構成成分であることから抗原性は低いと考えられますのでBSAではなくKLHが第一選択となるのではないでしょうか?
この回答への補足
実験プロトコールは、抗原となる脂肪酸はEDCとN-hydroxysuccinimide
を用いて、BSAとの結合物を調製しています。調製した抗原結合物とフロイントアジュバントを等量ずつ混合し、エマルジョンを作成し、それの200 µl~300 µlをマウスの腹腔に注射しています。免疫する脂肪酸量
としては20 µgです。免疫は2週間間隔でおこない、抗体価が十分に上がったところで細胞融合をおこないます。
上記の方法で、先輩方は僕が用いている脂肪酸とは別の脂肪酸を用いてハイブリドーマ細胞の作成に成功しています。なので、BSAを用いても問題ないと思いますが、アドバイスしてもらったようにKLHをキャリアとして用いる方法も考慮したいと思います。
もう1つ質問なのですが、免疫するマウスによって免疫応答に差がでることはありますか?用いるマウスはすべて同じ親から生まれたものを選んでいます。
No.3
- 回答日時:
マウスの系統ですが、それは融合に使うミエローマのH-2に合わせていました。
先輩が成功されているのなら質問者さんもその可能性はありますね。
ただ、脂肪酸はハプテンとなりますので、キャリアータンパクへの結合のさせ方、とスペーサーの長さなど考慮する事項は多くあると思います。また、その免疫法ですとどこかでFCAからFIAに変更した記憶があります。
No.2
- 回答日時:
マウスのモノクロをとったことがあるので、感じたことだけ書きます。
ただの大学生なので、参考程度にしてください。まず、専門家の方も言われてますが、体内にある物質なので免疫はかかりにくいと思います。それから、四ヶ月は少し長過ぎじゃないでしょうか。同じマウスにこれからまた免疫しても、もう抗体価は上がらないと思います。同じマウスに免疫するなら、精々二ヶ月が限度じゃないかなと思います。
あと、エマルジョンはきちんとできているでしょうか。きちんと乳化させないと、すぐに腹腔内からなくなってしまいます。
それから、免疫応答の個体差はあると思います。
あまり専門的でなくてすみません。
確かに4ヶ月は長いと思います。あと、エマルジョンがしっかりできているかも再度確認してみようと思います。参考になりました。ありがとうございました。
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