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台風19号を切っ掛けに八ツ場ダムの防災有用性についてあれこれ言われていますが、賛同派、否定派の双方が根拠に乏しい感覚論で張り合っているように思われてなりません。
私たちが、それなりの結論を出すには数値化が一番で、それ以外にはないでしょう。
言われていることは 「台風19号通過後の水位は標高573・2メートルで、通過前と比べて約54メートル上昇。最大流入量は毎秒約2500トンで、13日までに約7500万トンをため、通過後には満水まで10メートルに迫った。(産経新聞要約)」 
なんでも来春の本格運用前に安全性を確認する「試験湛水」を今月1日から始めたばかりで、3~4カ月で満水になる予定だったとあります。
ここで問題なのは台風19号が来る直前の水位と予定貯水の水位であり、3~4カ月で満水になる予定ということからすれば直前の水位と貯水量は運用予定の水位や貯水量よりも随分低かった(少なかった)と思われます。
つまり、八ツ場ダムが通常の貯水状態であったとすれば、このたびの台風19号のような事態が再び起これば残り少ない10mをいとも簡単にオーバーして放水を余儀なくされたと推測されます。(残り10mでどのくらい貯水可能かは分かりませんが)
私たち素人でも分かることですが、豪雨でダムが満杯になると、あとはダムは無いのと同じ状態になり、下流の被害を防ぐことは不可能です。放水により予期せぬ被害を発生させる恐れすらあります。
要は、ダムの防災効果は、満杯になるまでに雨が止むか、止まない場合は避難のための時間稼ぎということになります。想定外の豪雨には殆ど役には立たないといってよいと思います。住民もダムに安心慢心していてはいけないということです。
傾斜を持たせた簡単な水路模型をつくり、水路の上端から水を注げば、ある量以上になると水路からたちまち水が溢れます。想定外の豪雨と同じ状態で、水路の頼りなさが実感できるでしょう。
このことから、無理を承知で言えば、豪雨による洪水を防ぐ一番の方法は洪水地帯の家屋を立ち退かせ、川を新たに堀り割ったり、川幅の大幅な拡幅をすることです。
また、洪水地帯は住宅の建築を許可しないようにしたり、これから家を建てたり借りようと思う人は、これまでの被災歴を調べ、そのような土地は選ばないようにすべきでしょう。
現実的対策は堤防の強化でしょうが、芯の部分は多量のコンクリートで固め景観や自然を極力守るため、その周りを土で被覆する方法がよかろうと思います。
ダムは一転非常に危険な存在ともなり得ます。どの程度の地震に耐え得るように設計されているかは門外漢なので分かりませんが、想定外の豪雨があれば想定外の地震も当然あり得ると覚悟せねばなりません。地盤のズレがダムに影響し、水圧による崩壊が生じれば夥しい量の水が一気に溢れ出て、住民の被害は想像したくもない状況になるでしょう。これまでにダムの崩壊はないとの反論もあるでしょうが、想定外の事態を否定する根拠にはなりません。
皆さんは想定外の豪雨に対するダムの防災効果についてどうお考えですか?忌憚の無いご回答をお待ちしています。

A 回答 (11件中11~11件)

想定外の豪雨ということで



ダムは天気予報で豪雨が予想される場合、予め放水を始めます
でなかったら直ぐに満杯になってしまう
今回はどこのダムでも事前放水したはず
でも私の所では予想より雨量が少なかったため、今現在貯水量はかなり少ないです
自然が相手ですから仕方ありません
逆に予想を上回った所は大変なことになった

多くのダムは、貯水されている水の権利が決まっています
貯水率ゼロでも水の量がゼロというわけではない
電力会社とか農業用水とか、水の所有者が決まっている部分がある
これを下回る事前放水は出来ないため、今回の如き信じられない豪雨があると危険水位を超え放水するしかなくなる

これだけではない
色々、あるらしいですよ
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この回答へのお礼

>これだけではない
>色々、あるらしいですよ
でしょうね。計画を含め建設時点からでしょうが利権のにおいがプンプン臭うのは私だけでしょうか?
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2019/10/17 14:07

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