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専制君主制国家や独裁国家の秘密警察・親衛隊と支配者の自身の権力への脅威について質問です。

以下の画像は、中世のロシアに存在した親衛隊あるいは秘密警察、「オプリーチニキ」の画像ですが、彼らの行動は過激すぎて、1572年にはツァーリから危険視され解散、その存在を抹消されたそうですが、ここで以下の質問です。

1.専制君主制国家や独裁国家の権力者や支配者自身の権力を守る為に、秘密警察や親衛隊といった権力を守る軍事組織を設ける。
当然ながら、敵対勢力から権力を守る事ができるが、その分、秘密警察や親衛隊の権限が拡大する分、組織も巨大化する。
その際、秘密警察や親衛隊の権限や組織が肥大化すればする程、権力者や支配者自身にとって、権力を脅かす脅威になるのは、必然なのでしょうか?

2.1の問いで、秘密警察や親衛隊が権力者や支配者が持つ権力を脅かす脅威になるなら、状況によっては、権力争い=専制君主制国家なら玉座を巡る争い、独裁国家なら派閥による争いの政争の道具になる可能性はあるのでしょうか?

「専制君主制国家や独裁国家の秘密警察・親衛」の質問画像

A 回答 (2件)

意外と国家権力者を守る直属の武装勢力は、始めのうちは忠誠心がありますが、組織が肥大化し力を持つと忠誠心を逆手に国家権力者に対し多大な要求を行ったり脅かしたりと、歴史上そういうパターンが繰り返しある様です。



ナチの突撃隊や親衛隊などが分かり易いパターンだと思いますが、突撃隊も初めは総統閣下に忠実でしたが、リーダーのレーム隊長が「第二革命を行い突撃隊を国防軍に代わる軍隊にすべき」だと主張し総統閣下を脅かしていました。

総統閣下は突撃隊みたいな粗暴な私兵では無く、見た目にスマートでかっこが良く忠実な私兵が必要だと思い親衛隊を設立しました。

突撃隊は総統閣下の命令を受けた親衛隊によって粛清され、新たに親衛隊が総統閣下の私兵として「総統は命令し我々は従う」と忠誠を誓いました。

その親衛隊も戦争末期になると負け戦が続いて前線から撤退すると総統閣下が「死ぬまで戦えと命令しただろが!忠誠心が無いのかクソどもが!」と武装親衛隊を罵った為「総統は我々を裏切った」と解釈され、軍服を捨てて投降する隊員が続出したそうです。

リーダーであるヒムラーも総統の意向を無視して単独で連合軍に交渉したりと、忠誠心なぞ糞食らえ状態、結局国家権力者の私兵の忠誠心が長続きしない典型となりました。

2、についても現権力者が自分達の方を見てくれていないと分かれば、新たなリーダーに忠誠を誓い、打倒を目論む事もあります、ルーマニアのチャウセスクが典型的な例でしょう。
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忠誠心の問題ですから、親玉の能力に依存する話です。


組織や機構による課題ではありません。

親玉(君主・独裁者・組織・イデオロギー)に対し
どれだけ忠誠で裏切ることなく奉仕できる人間を
うまく発掘し教育できるかによります。

基本的に若い人間ほど刷り込みやすい。
例えばヒトラーユーゲントなど。

1も2も可能性として普遍的にあるのが当然で
これは会社組織だって同じです。

人間心理を理解していないと
こういった部分の歴史は正しく読めないですよ。
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