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 中国語で、シャ行のピンインに「x」を用いるのは何故ですか?普通に考えたら「sh」を用いるのが妥当ではないかと思うのですが…。また、ピンインの「sh」がシャ行でなく中国語独特の別の発音を表すというのも何だかややこしい話です。
 私と同じような考えをお持ちの方は居ませんか?また、何故こういう表記法なのか御存知の方は具体的に教えて下さい。

A 回答 (12件中1~10件)

「シャ行」という言葉はないのですが、便宜上ご質問の表現に合わせることにします。



シャ行にshを当てる日本のローマ字表記は、英語発音に由来するものです。ご存じでしょうが、ローマ字でも訓令式ではsyがシャ行です。それはともかくとして、日本のローマ字(ヘボン式)では、chがチャ行、tsがツァ行です。すなわち英語流です。

yがヤ行も、もちろん英語流。ドイツ語流でしたら、jがヤ行です。ジャ行ではありません。仮にチェコ語流ですと、cがツァ行です(ceはツェ)。

ローマ字でxは使われません。中国のローマ字(すなわちピンイン)で、xがシャ行なのは「なぜ」と問われても、私には分かりませんが、中国独自でそのように決めたからでしょう。zがザ行でなくツァ行ですし、zhはチャ行です。もちろん、c、chもツァ行とチャ行です。これは日本の片仮名に置き換えた場合、cとz、chとzhが同じ発音(と言うより表記)になるのですが、これらが異質のものであることは、説明を要しないと思います。

日本のローマ字、すなわち英語基準で考えると、ご質問のようにシャ行はshが妥当ですが、shのシャ行とxのシャ行は別のものと考えればいいのではないでしょうか(また、そう考えるべきです)。もし、ピンインのxとshを同じものとみなすならば、rとl(エル)も同じとみなさなくてはなりません。もちろん、上述のcとzなども・・・。

ご存じかどうか知りませんが、ピンインが定められる前のウェード式と呼ばれる中国のローマ字表記は、次のようになっていました(今でも台湾ではこれが基準のようです)。左がウェード式、右がピンイン

hs→x、sh→sh、ch→zh、ch'→ch(「'」は向きが逆です)など。

中国語(その他の外国語)を日本の片仮名だけで表そうとすることが、そもそも不可能なことなのです。ロンドンの「ロ」とローマの「ロ」を同じ文字で表すことは、本当はおかしなことなのです。

この回答への補足

返信ありがとうございます。

 「シャ行」というのは便宜上そう書いただけです。
 『日本のローマ字、すなわち英語基準で考えると、ご質問のようにシャ行はshが妥当』なのに何故『中国独自でそのように決めた』のかを知りたかったのです。

補足日時:2004/12/28 00:27
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ピンインの「x」は 日本語のシャ行に近い音ですね。

そして、shは英語のshに近い音です。日本人には どちらも同じような音に聞こえますが、中国語では厳密に区別します。

この回答への補足

返信ありがとうございます。

 ですが、上の方の回答に「日本のローマ字のsh表記は英語の発音に由来するもの」とあります。どちらが正しいのでしょうか?

補足日時:2004/12/29 00:55
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「シャ行のピンインに「x」を用いる」ということの意味を確認したいと思います。



A) 日本語の、たとえば「島(しま)」を中国人がピンインで表記しようとして「shima」としないで「xima」とする。
B) 中国語の「西風」のピンインが「xifeng」となっている。(「西」の中国語の読みを片仮名で書けば「シ」となる。「シ」のローマ字表記は「shi」である。ピンインにも「shi」という綴りがあるのに、それを使わずに「xi」などとするのはなぜだろう。)

もしA) なら、
日本語の「シ」の音と類似の音を中国語の中で探すと、ピンインで「xi」と表記している音が一番近い、ピンインで「shi」と表記している音は適切でない。

もしB) なら、
ピンインの綴りを決めるとき、「詩」の音は英語の「shi」の音に近いので、「shi」と決めた。「西」の音に近い音は英語には存在しない。そこで「xi」という綴りをこしらえた[*]。この結果的に「xi」と綴られることになった音は日本語の「シ」にかなり近い音だった。

「なぜヘボン式は「シ」を「xi」としなかったのだ」とも言えますが、それは英語にはないもので、近似的には「shi」でも間に合ったからでしょう。中国語のように、それとは別にもっと「shi」によく似た音があるわけでもなかったので。
そもそも中国語をピンインで綴るに当たって、日本のローマ字の綴りは関係ないことだと思います。

[*]
(1)なるべく子音を1文字で表したい。(zh, ch, shはやむを得なかった。)
(2)アルファベット26文字以外の記号を使わない(声調符号は別として)。たとえば、「s」の上に v や鋭アクセントを加えるとかはしない。
(2)使われずに残っている子音字から選ぶ際に、他の言語で類似の使い方をされているものをさがし、ポルトガル語の「x」などを参考にした。(Xavier=シャヴィエル)
などが考えられるでしょう。

なお、「z」「c」を「dz」「ts」としなかったのもこの(1)によるでしょう。
また「zh」はロシヤ語のローマ字転写に倣ったもののようです。かつてソ連の影響下にあり、ロシヤ語を学ぶ人も多かったからでしょう。
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こんにちわ(/は)。

お急ぎの様子なので、簡単にご説明します。

>中国語で、シャ行のピンインに「x」を用いるのは何故ですか?
*まず、シャ行ではなく、「シ」の音と「便宜上」こう書きます。

日本人が耳で聴いた場合で、中国語のシで始まる音に分類される音はsh,xi,xu,の三つがあります。特にshとxiの音声はまったく異なります。二者ともに日本語の中には存在しません。ピンイン学習の始めの頃を思い出してください(汗)。

shは、巻舌音です。舌先を口蓋の奥のほうへ上側に巻き込まないと出てこない音ですね。"h"がそのことを代弁しています。
xは、歯舌音(ここでは便宜上こう呼称します)です。舌先を下歯の付け根のところに軽く接触させないと絶対に出てこない音です。

以上のように、中国人にとってはシで始まる音声が二種類あります。そこで20世紀中ごろに中国語ピンイン方案を策定した際にshとxに代表してもらって巻舌音と歯舌音を区別しました。両者は中国人民にとってはまったく異なる音声ですと私は繰り返し強調して言います。そして当然ながらsh,xで始まる字句の意味も全く異なるのはご存知と思います。(厳密に言うと中国南方方面では北方方面ほど巻舌音は表面に出てこないですが・・・)。

日本語には存在しないsh,xの音を聴いた日本人が書き文字で表すと取りあえず「シ」で表現するしか方法がありません。「シャ」「シ」「シュ」「シェ」「ショ」などです。つまり中国人にとっては全くの異なる音声が同じ文字で表現されているということです。だから、中国語のピンインをカタカナ表記して学習されても全く効果が有りません、暴挙だと言われる所以(ゆえん)なのです。

歯舌音のシに相当するABC文字は、ラテン系の国々の人民だったら"x"がありますよね。したがって彼らが中国語を勉強する際に、日本人と同じ疑問が出たかどうかは定かではありません。

蛇足で、巻舌音のr(アール)と歯舌音l(エル)も、日本語になると全て「ロ」に成ってしまいます。意味も全く異なるのはご存知かと思います。

私は、このサイトで回答するときにはなるべくピンインで書くようにしております。二年前にこのサイトでやむなく生来初めて片仮名で表現したときは非常に違和感が有って片仮名で表記することが不可能でした。今は慣れてきましたが。
shとxの区別のKeypoint は巻舌音かそうではないかの違いです(^^♪。

この回答への補足

返信ありがとうございます。

 申し訳御座いませんが、私の質問はピンインのshとxの発音の違いではなく、表記法についてです。xiaを「シャ」と発音するのにまたは「シャ」をxiaとピンイン表記するのに違和感があったものですから…。素直にshaと綴った方がしっくり来ませんか?巻舌音の方は例えばsrとでもするべきでは?と思ったりしたのです。

補足日時:2004/12/28 12:51
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#3さんもおっしゃていることですが、なるべく一文字で表そうとしたということがあると思います。

zh,ch,shについても1958年に制定された「漢語ピン音方案」には、z^,c^,s^というように省略してよいとされています。自国の発音を簡略に系統だって表記するために知恵を絞ったということでしょう。
日本語のローマ字表記でもヘボン式では「ta,chi,tsu,te,to」とばらばらに表記されるタ行ですが、日本式では五十音図の系統に従って「ta,ti,tu,te,to」と表記されます。この方が実用性は高くなります。

j,q,xについて、国際慣習の引申音域に従ったと読んだことがあります。どこの国か知りませんが、どこかの国でxを「シャ」のような音で使う例があるのでしょう(ポルトガルですか?)

なお「漢語ピン音方案」の元になった瞿秋白の「ラテン化新文字」はソビエトでロシア人中国学者らと協力して作ったもので、英語を特に意識したものではないです。
ちなみにラテン化新文字で「x」はロシア語をもとに、現在のピンインの「h」に当てられています。

参考URL:http://www.geocities.com/Tokyo/2799/linguist03.h …
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#1です。

「補足」拝見しました。

依然として、『なぜ』xをシャ行に決めたか、の回答はできません(#3のご回答にある推測も一応納得できますが、いわゆる「正解」というものではないでしょう)し、恐らく、それに『正しい』回答のできる人はいないと思いますが、追記させていただきます。

xをシャ行に決めた、と考えるよりは、中国における現代ローマ字表記(ピンイン)では、xはシャシシュシェショと読む(日本語と中国語は言語構造が異なるので、実際にはxaは存在しませんが・・・。shaはあります)、と考えたほうが分かり易いのではありませんか?

xiとshiは別の発音なのです(#2、#3のご回答でも言っておられますし、それ以前にご質問者もその認識は持っておられることと思います)が、これを日本語の片仮名で表記すると「シ」以外にはありません。

英語の、silk、shift、thinkの最初の部分は全く別の発音ですがすべて表記は「シ」です。これと同じように考えて、「シ」をxiに決めた、のではなく、xiは「シ」と発音する(繰り返しますが、shiとは別の発音です)と認識してはいかがでしょうか?

当初のご質問にある『普通に考えたら「sh」を用いるのが妥当ではないかと思う』というのは、大きな間違いです。別の発音を一つに統一してしまう、というのは、無謀です。日本語に当てはめれば、f行は外来語(あるいは外国の固有名詞の片仮名表記)のみに存在するものです。だから、ハ行に統一するのが妥当でしょうか? フィルム、フォームは、ヒルム、ホームにしてしまえ、ということです。フィとヒが異なるように、xiとshiは異なるのです。

なお、前の回答に書いたウェード式ローマ字では、x、c、q、zなどは使われていませんでした(chはありました)。このあたり日本のローマ字と同じで、西洋人(と言うより、英語使用国人)の発想でしょう。中国で独自のローマ字表記を制定するに当たって、制定委員会のようなものが、hs(すなわち、shとは別のシャ行)は好ましくない(と考えた)ので、それに代わるものとしてxにしたのかもしれません。このとき仮に、qとでもすれば、ピンインのシャ行は、shとqということになっていたとも考えられます。

余談ですが、ピンインのciは、ウェード式ではts'u(「'」は逆向き、uの上には付加記号)でした。日本のローマ字的発想では、ウェード式のほうが、実際の発音に近いように感じられます。上と同じことを言いますが、「ツー」を『なぜ』ciに決めたか、ではなく、現代の中国のローマ字表記では、『ciは「ツー」と読むのだ』と考えてください。

jaは英語では(日本のローマ字でも)ジャ、ドイツ語ではヤ、スペイン語ではハです。『なぜ』ハ行にjを当てたかを考えるのは無意味でしょう。そもそもスペイン語ではjがハ行なのです。同様に、現代中国ではxがシャ行なのです。
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>xiaを「シャ」と発音するのに~



日本語の「シャ」と
中国語の「xia」は
全く別の音です。
*下記参考URLの発音記号参考して下さい。

あえて日本語のカタカナで無理して書けば
「シャ」ではなく「シア」の方がより近いような
気がします。

参考URL:http://oracle03.cool.ne.jp/uragen/zatu/nzhatu.html

この回答への補足

返信ありがとうございます。

 「西安」の発音は英語では「∫i:an」ではないでしょうか?このことから、ピンインの「x」は英語の「sh」、日本語の「シャ、シ、シュ、シェ、ショ」に対応していると言えると思います。それを言いたかったのです。あくまでも「シャ」は例に出したつもりでした。誤解があったようで申し訳ございません。

補足日時:2004/12/29 00:23
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#3です。


#7さんのおっしゃるとおりで、私は「大家(dajia)」を仮名書きしなければならないとき、「ターチャ」でなく「ターチア」とするようにしています。
先の回答は、たとえばポルトガル語などをいきなり持ち出して、乱暴なこじつけだと思われたかも知れません。いくらなんでも、ヘボン式はなぜ「シ」を「xi」にしなかったのか、なんて無茶苦茶だと言われるでしょう。
もちろんピンインを決めるに当たって、確かにポルトガル語を参考にした、とは言えません。「たとえばポルトガル語など何かの外国語」のつもりでしたが、舌足らずでした。
日本語の「シ」と「xi」について、参考資料を記します。天草本の『平家物語』と『イソポ物語』の扉の部分です。(事典類に写真が出ています。)

NIFON NO           日本の
COTOBA TO           言葉と
Historia uo narai xiran to     ヒストリアを知らんと
FOSSVRV FITO NO TAME-     欲する人のため
NI XEVA NI YAVA RAGUETA-   に 世話に和らげた
RV FEIQE NO MONOGATARI    る 平家の物語

ESOPONO            エソポの
FABVLAS            ファブラス
Latinuo vaxite Nippon no   ラテンを和して日本の
cuchito nasu mono nari    口となすものなり

前者の「知らん(xiran)」「世話(XEVA)」、後者の「和して(vaxite)」に「x」が用いられており、当時の日本語を写すのに
サsa ソso スsu セxe シxi
としていたらしいことの一端が窺われます。(当時の「セ」は方言などに残る「シェンシェイ(先生)」の「シェ」)

もし、キリシタンの禁令、鎖国といったことがなく、ポルトガルとの交流が続いていたら、「シャ行」を表すのに「x」を用いていたかも知れませんね。
実際の歴史はそうはならず、ペリーの黒船による開国以来、英米の宣教師たちの伝道や学術研究が盛んに行われる中で、子音を英語から、母音をラテン語から採った「ヘボン式」ローマ字綴りが誕生し、定着したのですね。

長話をしてしまい、すみません。
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#7です。


> 「西安」の発音は英語では「∫i:an」ではないでしょうか?~

西安は陝西省にありますが
「陝西」は中国語のピンインは陝西(shan xi)で(sh)と(x)は違う音を表します。

英語ではどうなのか私も知りたいところです。

この回答への補足

返信ありがとうございます。

 失礼ながら、貴方は私の質問の意図を御理解頂けていないようです。私はshとxの発音の違いを論じたいのではありません。

補足日時:2004/12/29 21:54
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#9です。


最初に申し上げます。私は専門家ではありません。
(ですから一般人で回答は自信なしです。)
もし舌足らずな点がありご質問者様の意を害されたのなら陳謝します。
(ピンインの専門家がいたらそれこそ御登場願いたいところですが。)
私も出来るだけ努力して回答したいと思います。
他の回答者様の皆様も様々回答なさって私も色々と勉強になります。

話はピンインに戻りますが。実に難しい問題ですね。
以下は個人的な意見なのでもし意にそぐわなければ無視して下さい。

(以下)
~ピンインは何故「シ」を「xi」と表記するのか、「shi」でもいいのではないか?~

正直、究極な問題です。これだけで本が一冊書けそうです。
(*実際書いてる人がいまして「中国の文字改革」というタイトルで「さねとう けいしゅう」著もその一人です。)

例えば誰もが知ってる中国語なら「ありがとう」は「謝謝」「シェーシェ」ですね。
ではピンインはどう書くのか?→「xie xie」です。
え?何故「xie xie」なの?別に「she she(←私の自己創作ピンインです)」でもいいじゃないと思いますが。
確かに日本語のローマ字では「シェーシェ」は「she she」ですが。
中国語の実際の発音では日本語の「シェーシェ」ではなく「シ・エ・シ・エ」に近いのです。
もっと厳密に言えば「スィー・エ・スィー・エ」ローマ字なら「si・e・ si・e」でしょうか?(←多少、誇張気味ですが)
もしくは「謝謝」を日本語で「シェイ・シェイ」「shei shei」と発音すると「誰?誰?」(だれ?だれ?)になって
しまうかもしれません。

(余談ですが中国語を習い始めるとネイティブに嫌というほど発音を矯正されます。)

話は戻りますが、実際問題、中国が既に「漢語ピンイン方案」で決めてしまったので
こればっかりは仕方ないとしか言えません。
うろ覚えですが国民からどの様にピンインを決めたらいいか募集したところ
一万近い方案が提出されたそうです。
その中にはご質問者様のような案もあったのかもしれません。
そもそもピンインは毛沢東が提案した中国文字の改革(ラテン化運動)が発端のようですが。
実際に中国で試行錯誤の時代を経て現在のピンインの方案を決定したようです。
(詳細は専門家にお任せします。)

(1)例えば「下雨」「xia yu」(雨が降る)ですが
「sha yu」としたら「沙魚」(魚のサメ)になります。
(2)「我是日本人」「wo shi ri ben ren」(私は日本人です。)と言うつもりが「shi」を「xi」にしたら
「我洗日本人」「wo xi ri ben ren」(私は日本人を洗う?)になるかもしれません。
(↑上記の2例文とも漢字の声調の違いはありますが。)

あくまでも私個人の意見ですので参考までにお願いします。

ご質問者様の疑問が早く解決しますように。
以上、乱文ながら失礼致します。

この回答への補足

返信ありがとうございます。

>中国語の実際の発音では日本語の「シェーシェ」ではなく「シ・エ・シ・エ」に近い

私が疑問に感じているのは母音でなく子音の部分ですので誤解無きよう宜しく御願いします。

補足日時:2005/01/04 08:33
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