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 「花咲く旅路」という歌の歌詞についてお伺いします。
http://www.d3.dion.ne.jp/~kili/2002_05/2002_0517 …

●吹く風に夏を知る
「に」は「から」の意味なんでしょうか。

●何処へと鳥は鳴き夢出ずる国をゆく
「何処へと」の読み方と意味は何でしょうか。「夢出ずる」の読み方は何でしょうか。「夢が出る」と同じ意味なんでしょうか。

●なぜこんなに急いてと流れてく
「急いてと」の読み方と意味は何でしょうか。

●いつしか垂れコウベ
「垂れコウベ」は「垂れ神戸」のことなんでしょうか。どういう意味なんでしょうか。

 この歌詞の中で、作詞者のどんな気持ちが含まれているのでしょうか。

 日本語を何年間も勉強していますが、まだまだ文章がうまく書けません。質問文の中で不自然な表現がありましたら、それも併せて指摘していただければ助かります。宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

●吹く風に夏を知る


 「吹く風によって夏が来たことを知る」という意味です。夏になると風向きが変わり、また匂いも変わります。そんなようすをあらわしています。
ただ、ここで言う「夏」とは7月~8月の「盛夏」(せいか)ではなく、5月~6月ごろの「初夏」(しょか)の頃だと思います。田植えも終わり、暑くも寒くもなく1年中で最もさわやかな季節ですね。

●何処へと鳥は鳴き夢出ずる国をゆく
 「何処へと」は「いずこへと」です。「どこかへ」という意味で使われます。
 「夢出ずる」は「ゆめいずる」です。この場合「夢見る」という意味かな?

●なぜこんなに急いてと流れてく
 「急いてと」は「せいてと」です。「急いで」と同じですね。

●いつしか垂れコウベ
 「垂れ頭」(たれこうべ)は「頭を垂れる」という意味で「頭を下げる」という意味です。稲が実り、だんだん重くなってくると自然と穂が下を向いてくるようすをあらわす言葉ですが、人間が頭を下げるようすをあらわす時にも使われます。
 
「花咲く旅路」は今の日本で使われなくなっていく美しい言葉が多く使われています。私の好きな曲の一つですね。
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この回答へのお礼

 いつもお世話になっております。
 ご丁寧に教えていただきありがとうございました。大変いい勉強になりました。私もこの歌詞の雰囲気はとても素敵だと思います。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/01/13 01:59

勉強熱心な方ですね、頭が下がります。


好きな歌です。

1.意味:だいたいそうです。
2.いずこへと(意味:どこへゆくと同じ)
  ゆめいずる(意味:だいたいそうです)
3.せいてと(意味:いそいで+「と」は韻)
4.たれこうべ(意味:前の歌詞、稲穂が垂れ頭と
  いうことです。稲穂が実って先が垂れている様)

耳障りの良さと韻を大事にした歌詞です。
少し昔の日本の夏の終わり又は初秋を
感じさせる歌です。

頑張ってくださいね。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございました。
 私もこの歌が好きです。とてもリズムが感じて、ゆったりした歌詞です。曲も素敵ですね。
 応援してくださって、心より感謝いたします。頑張ります!

お礼日時:2005/01/13 02:05

こんにちは^^


私なりに少しばかり・・・・。ご質問の回答は既に出揃っているようですので、口語訳風に読み下してみました。

●吹く風に夏を知る
吹いてくる風を感じ、夏が来たのだと思う。

●何処へと鳥は鳴き夢出ずる国をゆく
(1)鳥は鳴いて、(この)夢の国からどこへいくのでしょう。
(2)どこを目指して鳥は鳴き、(この)夢のような国を飛んでいるのでしょう。
(どちらにも訳せるような気がします)

●なぜこんなに急いてと流れてく
どうして(時の流れは)こんなに急ぐのか。(他はゆったりとしているように見えるのに)

●いつしか垂れコウベ
やがて(稲穂も)頭を下げることだろう。
(※私見ですが、「垂れコウベ」と「しゃれこうべ」を掛けているようにも思います。稲穂を擬人化しているようにも捉えることができそうです。)

美しい歌詞ですよね。
言葉の音を揃えるために、省かれた「行間の妙」というのがこれら楽曲の詞にはよく見られ、巧妙に創られたものほど、奥深いと思います。
作詞者は、日本古来の「七五調」を大切にしている人です。その中に、(憶測ですが)鎌倉あたりのゆったりとした風景の良さを読み込んだものと思われます。

(※推測が多く含まれる文章で申し訳ございません)
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この回答へのお礼

 口語風に訳してくださって、心より感謝いたします。大変いい勉強になりました。
 とても素敵な歌ですね。中国語の歌詞もあり、中国人の歌手に中国語で歌われています。メロディは良く知っていますが、最初の日本語の歌詞はどうしても見たくて、ネットで探し始めたのです。
 リズムが感じて、とても歌いやすい日本語ですね。これが日本古来の「七五調」なんでしょうか。恥かしいことに、私は古典の知識は少しもありません。これからも少しずつ勉強してみたいと考えます。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/01/13 02:24

 「吹く風に夏を知る」ですが、No.1さんがおっしゃるように「吹く風の(風向きや匂い、強さなど)によって夏(になったの)を知る」と初夏と解するのがよいと思います。

夏の盛りになってしまえば、改めて「夏を知る」可能性は少ないでしょう。旅を続けていくうちに初夏から季節は移ろい、いつしか秋になったと考えるべきでしょう。
 それから確かにリズム感あふれたいい詩だと思いますが、そのことを「耳障(ざわ)りが良い」というのは、最近多くなった言い方ですが、本来の日本語の言い方ではないので、ご注意申し上げておきたいと思います。
 また、この詩は口語(現代語)と文語(古語)が(おそらく意識的に)混ぜて使われています。それが独特の雰囲気を醸(かも)し出しているのですが、作詞者の桑田さんの文語は文法的に多少あやしいところがある場合もありますので、これもご注意申し上げておきます。(文法よりもリズムや雰囲気を優先させているのでしょうが。)
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この回答へのお礼

 貴重なアドバイスありがとうございました。おっしゃった点に気をつけます。

お礼日時:2005/01/13 02:27

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