
日本板硝子を題材に、下記内容について質問させてください。
[前提]
日本板硝子は2006年に、約6,000億円投じてイギリスのピルキントン社を買収した。
[質問]
1.この6000億は、すでに一括で支払っていて、会計上は費用を毎年計上(原価償却?)していってるのでしょうか?それとも、実際に分割で支払っているのでしょうか?
2.
2020年3月期決算短信を見ると、「のれん」は約911億円となっています。
https://www.nsg.co.jp/-/media/nsg-jp/ir/financia …
この911億円は、ピルキントン買収にかかった費用として、今期支払ったお金という位置づけの金額でしょうか?(質問1に書いた「一括で支払って、会計上は費用を毎年計上」している金額のこと?)
3.
もし、質問2の答えがイエスだった場合。
のれんの償却は20年間毎年計上すると知ったのですが、2007年から決算書に記載されている「のれん」を合計すると、6,000億円をすでに超えています。これについては、どのように考えればいいのでしょうか?
4.20年間の計上が済んだら、決算上は「のれん」の費用がなくなるので、翌年の決算書では一気に利益が増えるのでしょうか?
質問は以上です。
要は、買収にかかった費用はあとどれくらい残っていて、その支払いが終わったなら、決算書上は利益が一気に大きくなるのかが知りたいです。
会計に疎い素人でも分かるように、ご説明いただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
買収の方法により違います
買収により得た資産負債の差額と、支払った額とに差があり、『支払額>(資産ー負債)』の場合、その差額が営業権となります
これは有価証券の売買でも理屈は同じ
正味資産よりも支払額の方が多いのですから、何らかの超過収益能力を認めている証拠
これはいったん繰延資産として計上し、毎年均等額以上を償却していきます
1・売買が成立していれば、実際に支払っていても分割払いの最中であっても関係ありません、売買は成立しています
2・浅学が当該買収により発生した営業権かどうかは分かりません、別の物もあるかも、上の理由により今期支払ったとかそういう支払いの有無とは別の話です
3・決算書に計上されている営業権残高を足し算しても無意味です、そういうものではありません
4・営業権の償却が完了すればその分は固定費が減少しますが、経常利益はそれだけで決まる訳ではありません、どうなるかは分かりません、分かる筈もない
No.4
- 回答日時:
買収総額は3600億円ほどです。
社債の発行、銀行からの借入、ピルキントンの資金で調達しました。のれんは残高です。前連結会計年度末1073億円ですから償却されたのは161憶5千万円です。はじめてのれんが計上された2007年3月期ののれんは2049億円で83億円が償却されました。
No.3
- 回答日時:
1.現金6000億円は既に支払っていて、これに見合う有価証券(ピルキントン社の株式)を取得している。
2.日本板硝子は買収にあたって6000億円支払ったが、株式の市場価格は5089億円で差額の911億円は「看板代=のれん」として支払ったもの。逆にいえば、本来5000億円程度の純資産の会社だが6000億円でないと株を売らないといわれたからそうなったということ。
3.質問の意味が不明。のれんは本来の価値より高く買った差額だから、何年かかけて損切り(償却)していく。
4.毎年償却していた費用がなくなるというだけのこと。
No.1
- 回答日時:
> 1.この6000億は、すでに一括で支払っていて、会計上は費用を毎年計上(原価償却?)していってるのでしょうか?それとも、実際に分割で支払っているのでしょうか?
ピルキントンは上場企業ですから、旭硝子がピルキントン株式を取得した時点で、支払い期日が定められます。
分割払いなんて、あり得ません。
ただし旭硝子が買収費用を銀行から借り入れている場合に、債務に計上されて分割返済します。
> この911億円は、ピルキントン買収にかかった費用として、今期支払ったお金という位置づけの金額でしょうか?
全く違います。
ピルキントン買収に要した金額と、ピルキントンの資産価値との差額です。
> 4.20年間の計上が済んだら、決算上は「のれん」の費用がなくなるので、翌年の決算書では一気に利益が増えるのでしょうか?
何をもって『一気に』と『感じる』かは人それぞれ違うでしょう。
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