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天台宗は何を目指している宗派ですか?
例えば真言宗でしたら即身成仏だとかありますが

天台宗の教義や他の宗派の違いを教えて頂きたいです!

A 回答 (3件)

天台宗(日本の天台宗)は、宗祖伝教が唐の天台宗から譲り受けた教義に、


第二代、第三代の世に真言宗の教義を[混ぜて]しまい、それ以来、真の仏教では
なくなってしまった。

したがって、どんなに一生懸命修行を積もうが、どんなに真面目に修学をしようが
全く功徳を得られない。

日本天台宗の長き歴史の中でこの点に疑問を感じて、間違っていると言った天台宗
僧侶を見た事も聞いた事も無い。
要するに、間違ったしきたりを、疑いもせずそうだと信じ込んで今日まできている
出来そこないが集まっている寺に過ぎない。
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> 天台宗は何を目指している宗派ですか?
> 例えば真言宗でしたら即身成仏だとかありますが

真言宗は即身成仏を目指しているなどということはないです。

真言宗は、弘法大師の広い視野と深い智慧をたよりに、できるだけ大きな光を求めて生きることをすすめる。あらゆるものに真実の道を見出そうとつとめ、しかも安易な妥協は認めない。世上に、視野の狭い、まるで落とし穴に落とされるような宗教が喧伝されているが、真の宗教は、文化の香りの高い、すがすがしい、しかも私たちに生きる力と勇気を与えてくれる光でなくてはならない。その意味で、理性と感性の両面から宗教的満足を与えてくれることをめざす真言密教は、幸せな人生への最短の道を示している、と思う。  : 加藤精一 大正大学教授


天台の教義は広汎にわたるが、その特徴を示せば、不偏性・統一融合・主体性ということかと思う。ここでは天台思想の基本となる中国の天台大師の主な教説を紹介する。 なお天台宗ではこの天台大師智顎を高祖と称し、日本天台を開いた伝教大師最澄を宗祖と呼ぶ。
法華経には種々の思想、信仰が見られるが、その根底には、一切の存在を絶対的に肯定する精神があり、すべての人々が等しく悟ることができ仏に成れるという法の普遍性が説かれ、この法を説く仏は常に誰に対しても存在しているのであるという仏の永遠性も説かれている。
この法華経の精神に照らしてみると、法華経以外の経典は仮の教え、すなわち方便の教説であったことが明らかになるが、方便が方便であることを知れば、実は方便はそのまま真実であり、方便を離れて真実はないという方便と真実の統一融合が主張される。
このことを人間にあてはめると、小乗的な声聞・縁覚といった者も大乗修行者である菩薩も、同じように成仏できるとされる。つまり、もともと目指すところは同じである。 山の頂上に達するのに、急な坂道を登るのも、回り道をしてゆっくり登るのも違いがないのと同様である。 このようなところを開会、開顕といって、天台大師は法華経を仏教の結論と位置づけてはいるが、他の経典を捨て去るのではなく、仏の真意が明かされることにより、すべての教えがそのまま真実であることを説く。
〔円教〕法華経には諸法実相ということが説かれているところから、天台大師も実相論を展開している。諸法実相とは一切のものごとがあるがままにすべて真実である、というように一応の説明はできる。 
天台宗の思想を見るとき、他宗派との対立的な相違はないのである。もちろん現在は一宗として独立している以上、天台宗なりのスローガンをかかげ社会に対して独自の働きかけはしている。しかし天台の教学においてはこれらのことはあまり問題ではない。むしろ先に述べた不偏性・統一融合・主体性という立場から、一宗派や一信仰にこり固まったり、他律的なことを無批判に受け入れることの方がいましめられる。空に偏執することを悪趣空といい、法に拘泥することを法愛と呼ぶ。そのことがひとつの真実であっても、その真実の承を絶対視して動きがとれなくなることを最も恐れるのである。一切を融通無磯に見つつ、より高い仏の絶対的境地を常に希求する。これが天台仏教である。
ひとりの人間にあっても朝日に向かう時、生きる力を感じて現実や未来を考え、夕日に向かい自身の非力さを反省し、西方浄土に思いをはせるのではなかろうか。人生の折々においても法華経の生命観に感応することもあろうし、浄土の安らぎを求めたくなるときもあろう。仏にすべてをまかせたいという人もいるだろうし、自力で修行したい人もあろう。天台宗の教えはこれらを全てつつ承こんでいるのである。
伝教大師は真俗一貫と称している。仏道において出家も在家も根本的には同等であると考えたのである。    : 塩入法道  大正大学講師・信濃国分寺住職
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比叡山は多くの現代仏教の揺籃になっています。

浄土宗(法然)、浄土真宗(親鸞)、臨済宗(栄西)、曹洞宗(道元)、日蓮宗(日蓮)、時宗(一遍)の創始者は比叡山で修業をして、新しい仏教思想を発想しました。
真言密はそのまま伝承され、天台密はダイナミックに新しいものを産み出したのです。
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