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中学理科、四季の星座の問題についての質問です。
よろしくお願いします。

四季の星座の問題では、
(1)おとめ座、いて座、うお座、ふたご座
を一つのグループとして出題する問題と、
(2)しし座、さそり座、ペガスス座、オリオン座
を一つのグループとして出題する問題の2つが見受けられるのですが、これはそれぞれで何か出題の意図があるのでしょうか?

四季の星座の見え方の知識を問う問題であれば、どちらか一つのグループだけで事足りるような気がするのですが、、単に数を増やして安易な暗記では問題に対応できないようにしているだけなのでしょうか?
問題を解いている上で少し疑問に思ったので質問をさせていただきました。

もしも心当たりの方がおられれば、よろしくお願いします☆

A 回答 (3件)

もと出題者(中学・高校の理科・地学の教員)です。


結論から申し上げますと,あまり深い意図はありません。
4つの星座のグループとして,

(1)おとめ座、いて座、うお座、ふたご座
(2)しし座、さそり座、ペガスス座、オリオン座

を挙げられましたが,これは「問題集のいろいろな問題を解いていたら,必ずこの(1)か(2)のどれかだった」ということでしょうか?
もしそうだったとしたら,それは偶然か,あるいは,出題者の好みだと思います。
出題の意図としては,「約90°ずつ(東西方向に)位置がずれている4つ星座」の組み合わせだったら何でも良いのです。
といっても,材料は黄道12星座と,その近所にある有名な星座に限られるでしょうが,12星座だけで作るとしたら,(1)の他にも
(3) おうし,しし,さそり,みずがめ
(4) おひつじ,かに,てんびん,やぎ
のパターンがあります。
ただ,強いていうならば,(1)は他の二つと異なり,No.2の回答でもおっしゃっているとおり二分二至点(春分・夏至・秋分・冬至の各点)がありますので,これにからめて,天球上の太陽の位置や,公転軌道上の地球の位置を問う問題が作りやすいというのがメリットということもできるでしょう。

一方,(2)はいずれも,そこそこ明るい星があり,ある程度なじみがある星座という共通点があります。
うお座やおひつじ座,てんびん座などは,空のきれいなところに行かないと見えないこともあり,なかなか「実際に探してみよう」とはなりません。
こういった親しみやすい星座を中心にして作るとすると
(5) アンドロメダ,ふたご,うしかい,わし
などの組み合わせもできます。

ただ,今回この回答を書きながら考えていて,自分では初めて意識したのですが,こんなふうに色々な組み合わせで出題するということは,結果的に
>数を増やして安易な暗記では問題に対応できないようにしている
という側面はあるかもしれません。(「単に~だけ」という言い方をされると,ちょっと違うんだけど,と言いたくなりますが)
逆に,指導する立場としては,「○○座は何月の何時頃南中する」なんてことを丸暗記しても意味のないことで,それよりも理屈が押さえられていれば,どんなに初耳の星座が出てきても解けるはずだよ,という点を強調して教えられるとよいと思います。

No.1で言われた,中学生は夜更かしするなという意図は,まずありません(よほど偏屈な先生でない限り)。
実際の観察を指導するときは,もちろん宵のうちの時間に見るように言いますが,問題を解くときは,単純に星の見え方を問う問題と割り切って作問するのが普通でしょう。
午前3時に南中する問題も出すし,実際には見えないけれど正午に南中する,という問題も作ります。

No.2でいわれた,時間の但し書きも,解く上で必要ならば必ず書きます。
たいてい,まず最初に,4つの星座が約90°ずつ離れて天球上に位置している図が描いてあります。
さらに,「○○座は1月15日の午後8時頃南中した」といった条件も必要に応じて示します。
なんの条件もなしにいきなり「4つの星座の中で,夏至の頃見やすいのはどれか」なんていうアバウトな出し方をするのは,あまり天文を理解されていない先生でしょう。
(そもそも,「見やすい」などという曖昧な言い方は避けるのが普通で,「南中する」を使うことが多いです。)

まあ,ふたご座・オリオン座は冬の星座で,近くに夏至点があること,さそり座・いて座は夏の星座で,近くに冬至点があることぐらいは,星を学んだ者であれば一般常識としておいていいでしょうが,あとは覚えてなくても解けるよ,と私なら教えます。
星の好きな子なら,そんなことをいちいち言わなくても自分でどんどん覚えていきますが。

長くなってすみません。また何かありましたら質問して下さい。
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この回答へのお礼

詳細なご回答、本当にありがとうございました!

非常に説得力のあるご意見でした。90度ずつずれているんだろう、ということはなんとなくわかっていたのですが、特に参考書を見ていても載っていないのであまり自信がありませんでした。

>ふたご座・オリオン座は冬の星座で,近くに夏至点があること,さそり座・いて座は夏の星座で,近くに冬至点があることぐらいは,星を学んだ者であれば一般常識としておいていいでしょう
この説明も非常に参考になりました。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/01/23 10:45

出題者じゃないので、出題の意図までは自信ありませんが、以下の通りだと考えます。



>(1)おとめ座、いて座、うお座、ふたご座

これらの星座は、いわゆる黄道十二星座(占星術に出
てくる12の星座)であり、それぞれの星座の中に
順に秋分点(太陽が春分の日に来る位置)・冬至点・
春分点・夏至点があります。
これらの星座がよく見えるのは、反対の季節ですか
ら、順に春・夏・秋・冬となるのですが、天球上で
太陽と反対ということからも分かるように、これら
の星座は、春分・夏至・秋分・冬至の日の午前0時頃
に南中します。

それに対し、
>(2)しし座、さそり座、ペガスス座、オリオン座
の各星座が南中するのは、春分・夏至・秋分・冬至の日の午後22時頃ですので、こちらの方がそれぞれの
季節に見やすい星座となります。

いずれにせよ、その問題には、午前0時に見やすいの
か、午後22時頃見やすいのかのただし書きが必要だ
と思います。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます!

黄道12星座か、見やすい星座か、というのがポイントのようですね。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/01/23 10:38

ちょっと自信がないので参考として聞いてください。


(1)おとめ座、いて座、うお座、ふたご座
は,各四季の星座として8時頃?に南中する星座だったと思います。

(2)しし座、さそり座、ペガスス座、オリオン座
は,午前0時に南中する星座です。

つまり,中学生が午前0時まで起きて星座を観察するというのはよくないという考えから,起きている時間であろう8時~9時頃に南中する星座を観察して学習しなさい,という意図があると思いますよ。

一応,時間を追って,どのくらい角度が変化するのかを確認してみてくださいね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

南中する時刻が違う星座だったんですね~。非常に参考になりました!

お礼日時:2005/01/23 10:28

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