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形容詞の丁寧形についてお聞きします。

例えば「ありがたい」の丁寧形は「ありがたくあります」で、
もっと丁寧に言うと、「ありがたくございます」/「ありがとうございます」であり、
「ありがたいです」は日本語としては間違い。

という認識でよろしいのでしょうか。

A 回答 (2件)

文法的にはおっしゃるとおりなのです。


もともと形容詞には助動詞がつけにくいので、「~くあり」→「~かり」のカリ活用が生まれました。
「よからむ」(口語「よかろう」)、「よからず」(口語では「よくない」が代用)、「よかりき」(口語「よかった」)
ですから、口語が成立するときに「よかろう」「よかった」の「~かろ~」「~かっ~(音便形)」のほかに、「~かり~」という本来の連用形ができればよかったのですが、そうはならなかったのです。
「です」は「だ」を丁寧にしたもので、形容動詞の語幹にもついて、「きれいだ」→「きれいです」のようにも使いますが、要するに体言相当のものにつくので、「美しいです」は「美しいだ」と言えない以上、本来は、正しくありません。
ただ、「美しかろう」の代わりに「美しいだろう」が常用されるようになったので、同様に「美しいでしょう」も市民権を得ました。
「美しいでした」「美しかったです」はいずれも文法的には正しくないのですが、どうしようもないとも言えます。(私は「美しく~ました」や「美しい~でした」のようにして、極力避けますが。)
かえすがえすも、「美しかります」の形が出来ていたらよかったのに、と思われてなりません。
「美しくあります」は文法上は正しいのですが、古風ないし方言的に聞こえます。
「気高くあることの尊さ」「少年よ、雄々しくあれ」「いつまでも若々しくありたい」などに化石的に残っています。
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございます。

お礼日時:2005/01/26 08:04

私も「形容詞+です」には違和感があり、自分でも使いませんし、人が使っているのを見たり聞いたりするたびに気になります。

何かの本で、「です」は「だ」の丁寧形だから、「ありがたいだ」と言わないように、「ありがたいです」とも言わないのだ、という説を読んだことがあります。
ただ、現実には広く使われていますし、辞書でも認められていますから、現代の日本語として間違いとはいえない気もします。
また、「ありがとうございます」は文法的には正しいとしても、現代の日本ではこんな誤解を受けそうではありませんか?
(AさんとBさんとの会話で)
A「今年の冬は暖かいですね。ありがとうございます」
B「???」(私にお礼を言われても…)
「形容詞の丁寧形」ではないかもしれませんが、「ありがたいことです」などと言い換えてみたらいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

お礼日時:2005/01/26 08:03

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