勝利はどちらの手に？ 死後に高く評価された芸術家と生前評価されども忘れられた芸術家

フィンセント・ファン・ゴッホという画家をご存知の方は非常に多いと思います、オランダ人画家でひまわりの絵が有名で現代では天才画家として評価も高く、オランダアムステルダムではゴッホ美術館すらたてられているほどに歴史に名を残せた画家です。
https://www.artpedia.asia/vincent-van-gogh/

ゴッホの絵画は、ピカソに次ぐ高い買値がつけられ１００億円前後の価格で取引されるそうです……！
https://www.news-postseven.com/archives/20150921 …

ですが、彼は生前には全く評価されずに、一度か二度絵が売れたのも現在の貨幣価値にして１０００円程度にしかならなかったそうです。
娼婦に入れ込んだりしながら、貧乏生活の中で絵を描き続け、挙句の果てに友人ゴーギャンともめて心理不安定になり耳を切り落とし、最後にはピストル自殺……。
しかしながら、彼の死後急速にその人気を高めていった訳です、ですが、彼は生きている間にその成功を味わうことも知ることもできませんでした。


それに対して「フェルナン・コルモン」というフランス人画家をご存知でしょうか？
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7 …

彼は生前彼の絵画は高く評され、ナポレオンが制定したという大変な名誉である「レジオンドヌール勲章」が授与され、当時彼の絵画はブームとなり富と名声を集めました。さらに彼が開いたアトリエには前述したゴッホも塾生になり学んだ時期があったのです。
フェルナンはフランス芸術家協会会長に就任までしました。

ですが、フェルナン・コルモンは死後急速に名を忘れられます。彼の作品は当時でこそ人気を博しましたが、時代と価値観の変化には徐々に取り残されていったようですね。
今では美術史の片隅に名を残すのみです。 もし彼の塾生にゴッホがいなかったなら知名度はより低かったことでしょう？


そこで常々感じていたのですが、ゴッホの様に生前は全く評価されずに貧しい生活を送り死後になってから、素晴らしい評価を受ける芸術家たちと。
（文学ならば『銀河鉄道の夜』で有名な宮沢賢治、『蟹工船』の小林多喜二。音楽の世界ではシューベルトなども含めます。）

生前にこそ富と名声を集めたが、死後は急速に忘れられ歴史に埋没してしまった数多の芸術家たち…。

果たしてどちらが真に『勝利』したのでしょうね？ 　私には未だ明確な答えを出せないでいますが、個人的には若干ゴッホかと…？

美術に関心のある方、回答待っております。

No.2 ベストアンサー 回答者： りお406 回答日時： 2020/10/27 07:25

近所に昔住んでたホームレスの詩人は死んだら今町おこしに使われてます。

キリストは悲惨な亡くなり方をしましたが死後の影響力は計り知れず。豊かな現世での暮らしや周りからの賞賛を勝利とするならヒルズ族なんかが現代では勝者なのかな。芸術、文学、信仰においては後世に渡り長く、広く、自分の言葉やメッセージや思いを残せた人が圧倒的勝者でしょうね。凄い社長で語録なんか出した人も勝者かも。敗者は普遍的な人気が無いって尺度です。前述の詩人もゴッホもそうですが、生きている時はかなり性格や生活に難あり、で周辺の人からは嫌われていて正当な評価を妨げる力が働いたのだと思います。アイツまだあそこに住んでるよ、仕事もしないで！みたいな評価を祖父はしていました。山頭火に。

この回答へのお礼

なんと、ホームレスだった詩人の詩が、町おこしに使われているのですね！

ゴッホが勝利者という考えもあるようです、回答ありがとです。

お礼日時：2020/11/03 08:31

No.1 回答者： satoumasaru 回答日時： 2020/10/27 07:10

＞果たしてどちらが真に『勝利』したのでしょうね？ 　私には未だ明確な

＞答えを出せないでいますが、個人的には若干ゴッホかと…？

何をもって『勝利』したといえるかでしょう。
現世で富と名誉を得るということか、死後に名声を得るという事か

うーん、芸術家だったら「死後の名声」でしょうね。
でも才能の無い私だったら死後よりも現世です。

この回答へのお礼

芸術家なら「死後の名声」を望む人が多そうですね。
でも、才能が足りない方は「現世の富と名誉」と。　回答ありがとです。

お礼日時：2020/11/03 08:32